『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:長野県富士見町



昨日、サンドキャストした赤ちゃんたちの手形、足形です。

小さな手や足が、プニプニして、ガラスなのに柔らかい
不思議な感覚に襲われます。

これらをまたフォトプレートや台座に接着します。
それはまたあとで、、、


さて、今日は午後、西伊豆町の姉妹町の長野県富士見町
女性会の皆さんが、FAROへお越しくださいました。

夏に制作した、「すずらん風鈴」がご縁で、工房へ
見学に見えたのです。

溶けているガラスや、珪石の山と砂をご覧いただきながら
あれこれ説明をさせていただきました。

たまたま任されたお仕事でしたが、気に入っていただけて
こんな風に広がりを見せてくれて嬉しく思います。


皆さんがご覧になっている時に、窯の中から残ったガラスを
かい出して、ドロドロのガラスを鉄板に流して、、、という場面を
ご覧いただきました。

離れた場所まで届く熱いガラスの熱にびっくりして、
声もあげていらっしゃいました。

少しの時間ですが、喜んでいただけて良かったです。




この夏は7月14日に仕事を始めてから3か月。

ず~~~~っと突っ走ってきました。
ものすごい量の仕事をこなしたような気がします。

これから冬に向けて、仕事がなくなります。
そしたら、また下向き記事が多くなるかもしれませんが、
みなさん、私がネガティブ発言を始めたら、チクッ
突っ込み入れて目を覚まさせてくださいね!笑


というわけで、12月まで休業いたします

その間、吹きガラス体験とオーダーメイドの製作ができません。
ショップはご連絡いただければ、いつでもオープンです。


ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。



西伊豆町は、長野県の富士見町と姉妹都市です。

昨年、富士見町からお越しになった議員さんや行政側から
富士見町にちなんだガラス作品を作れないだろうか
提案があったそうです。

先日急にその案件が具体的になり、すずらんを模した風鈴を作って
西伊豆町から贈りたいので、作れないかと打診があり、
たまたま私が承ることになりました。

納期が短く、デザインや制作する方法などを考える
時間がないのが頭を悩ませました。

すずらんの画像をネットで調べまくり、花弁が6つに割れていることや
黄色の花芯があることなど、特徴を知りました。

すずらん風鈴は、もしかしたら富士見町オリジナル商品となるかも
しれません。

そのあたりを考慮して、
販売しにくいような高価なものにならないよう
制作方法を単純化する必要もありました。


6つにわかれた花びらをどうやって簡単にするか?

ふっくらと盛り上がったフォルムをどうするか?

花芯を、単純化して短冊を通すことができる形でかつ、
広がり気味の風鈴が鳴りやすいようにするには
どんな形が妥当か?



様々なことを、本当に短期間に考え、まとめて制作にかかりました。




いかがですか?




すずらんに見えます??


風鈴は5個くらい注文されていました。

ただ5個作ればいいと思っていたのですが、その風鈴は
東京の長野県のアンテナショップに飾られるらしいと伺い、ならば
すぐにディスプレーできるようにして贈った方がいいと
勝手に考えました。

主人に、『風鈴を吊る鉄のハンガーを作って!』と頼んだら

『設計図があれば作ってやる』

と言うので、カレンダーの裏に、原寸大でデザインを描いてみせたら、
1日かけて溶接して作ってくれました。




そのハンガーに、ペンキを塗りました。







やっぱり、こんな風に並んでいる方が

”らしい”

ですよね??




出来上がりに、大満足していた私ですが、いざ富士見町に
送るために梱包を始めて、後悔しました。

ハンガーが細長過ぎて、1メートルもの長さの箱を作る羽目に
なったのでした、、、



その箱を作って梱包するだけで、
2時間近くかかりました、、、



それっきり、何にも連絡がなく、富士見町の方は気に入って
くださったのかどうかも分からずにいましたら、今日、
役場の方からメールが届きました。

富士見町から、ディスプレーされた様子の画像を
送ってきてくれたそうです。




ちゃんと、ハンガーも使ってくださっています!
嬉しい!!



6~7月の間、東京有楽町の
長野県東京観光情報センター
飾られているそうです。

お近くへお出かけになる際には、ぜひご覧くださいね!

このページのトップヘ