『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

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ゴミ当番で立っていると、ここ数年ご近所さんが終活のために、食器類を大量に捨てに来る。
家で冠婚葬祭をやるくらいだったからその量たるや!
今は、お葬式しかないものね、、、(T ^ T)

保存瓶を大量に持ってこられたおばあちゃんに頼んでもらってきた。

梅干し、果実酒などの保存瓶は、良く捨てられるアイテム。
1人暮らしじゃ、こんな大瓶漬けるほど食べないもんね。

蓋がないから、吹いてみた。

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瓶自体に傷や汚れがあるので、全体的にサンドブラストかけて、綺麗にしようと思ってる。

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先週の日曜日。

主人のバイト先でもある、老人ホーム
に依頼されて、フュージング教室を開きました。

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利用者さんではなく、地域のお年寄りを対象にした介護予防教室の一貫です。

一昨年も開催したのですが、お年寄りに作ってもらうという経験がなく、実際色々な問題が現場で起こって、かなり手こずってしまい、猛省したのでした。

http://faroglass.blog.jp/archives/1466605.html

それを踏まえ、今回は周到に準備をして行きました。

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結果、大成功!

シンプルに、しかも綺麗にできたので、皆さん超高速で仕上げました。(笑)

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一昨年作ったキーホルダーをわざわざ持ってきてくださった方や、

「前に作ったブローチは、グランドゴルフで被る帽子に着けて愛用してるわよ。」

と教えてくださった方もあり、私にとっては失敗だった前回が、楽しんでいただけていたと知り嬉しかったです。

戻って、すぐに電気炉で焼きました。

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それぞれご希望の金具をつけて、納品です。
喜んでもらえるかなー

この間、町内の知人が来た。

もうすぐ烏骨鶏が来るんですよ〜(≧∇≦)
と、ヤギを見ている彼女に言ったら

「ねえ、淳子さん!
私今年定年なのよー。
何かやりたいの!
このままじゃ、西伊豆町終わりよ!」

県下ナンバー1の高齢化率。
そして限界集落。

うちの次男は、この地区の最後の小学生。
あと数年は小学生が居ない。

働く場所がなく、若者はみな都会に出たままここへは戻らない。
彼女の子供たちもそうだ。

「何かしないと、ダメだって思うの。
このままじゃ町はダメよ!
だけど、何やって良いかわからないの、、、
何やったら良い?」

ウッと言葉に詰まった。
一方で、町がダメになるって、具体的にどういうことかなと
ちょっと悩んだ。

それで、秋に行った能登島のこと思い出した。



ガラス美術館さんで、パンフレットコーナー見てたら、
地元の手作り新聞のようなものを見つけた。

中身は、能登島の小さな小さなトピックスや豆知識など。

野生動物の紹介がトップ記事で、開くと個人的な
サークル活動なども紹介されてた。

誰々さんの編み物教室、とか、そういうの。

編み物教室!
近所にあったら行きたいな〜(≧∇≦)

弓道の先輩に裁縫も編み物もなんでもできる方がいるけど、
若い頃の通勤の途中に毛糸屋さんがあり、そこでは
ただで編み物を教えてくれるので、会社帰りに立ち寄って
そこで習いながら毛糸も買って、、、と覚えたと聞いた時、

(良いな〜)

って思ったを思い出した。

町づくりを、個人がやるのは不可能だ。
でも、こっちに来て驚いたのは、おじいちゃんおばあちゃんたちの
田舎暮らしの知恵や経験からくるスキルの高さだ。

本人は大したことないって思っても、それぞれの技術力半端ない。

おばあちゃんたちだったら、編み物できる人、お漬物上手な人、
お寿司や味噌作れる人、着付け、裁縫も。
みんな上手で、私はいつも唸る。

普通に主婦してきただけだって皆さんおっしゃるけど、
それはそれは長い時間経験を積んで会得した技術だと思う。

他にもいっぱいいろんなことできる人がいるはず。

そういう人たちにスポットが当たるような町づくりを
すれば、魅力が押し出せる気がしたのだ。

それを能登島で気付いたんだよって彼女に話してみた。

「ふーん、、、」

って、答えが期待外れだったような顔をした。


「どうしたら良い?」

って聞くってことは、私に何か期待していたのだろうか?と、
そのガッカリした顔を見て思った。

ガラスで何かして欲しいってことかな?
例えば、ここでクラフトフェアとかのイベントやってほしいとか?

そういうことも個人でやれるよね。
あちこちで、庭先でやれば楽しいと思う。
アメリカ人みたいなガレージセール。(≧∇≦)

住民が、

こんな毎日が送りたい!

って願う通りに生きていれば、町が輝きだすと思う。

お金がなければ自給自足だ。
肉が食べたければ、山に鹿、いっぱい居る。
米も野菜も作ればいい。

大量消費が好きな人は、ここに住む必要はない。
西伊豆の豊かな自然が好きな人が集まれば良い。

まあ、買い物なんて、私はネットで世界中のもの買ってるし、
逆に外国の方にも売ってるけどね!

誰かが何かしてくれるっていう、受け身な期待は
もう時代遅れだと思う。

ましてや、他所から来た私に過剰な期待をされても困る。

私はもう、ここでやれること、20年で全部やり尽くした。
町へ約束したことも全て。

赤ちゃんの手形。
吹きガラスの教室。 ←誰も来なくなって終了
ガラス体験。
かも風鈴の開発も手伝ったし、ボランティアでの
キャンドルナイトも行っている。

子どもも2人産んで、住民増やした。
ネットや制作活動で、町のこといっぱい紹介してる。
女性会の活動もしたし、今は町の保健委員やってる。

これだけやれば、十分だと思ってる。

誰かにヘルプを頼まれれば、喜んで手伝う。
でも、丸投げはもう勘弁してほしい。

昨日も、オーダーメイドの依頼があり、何かいいアイデアは?
とか、どうしたらいいんでしょうね?ってすぐにおっしゃるので

「お客様が、どうしたいのかを固めてからお問い合わせください。」

とお伝えした。

そう。

どうしたら良い?

ではなく、あなたはどう生きたいか?
それが全ての問いであり答えだ。

町がダメになるのは、住民が毎日をつまらなく過ごした結果じゃないか?

そうなる前に、まず自らの日常を過ごしやすく、楽しくするべきだ。

って彼女には言えなかったけど、そう思うのだ。

誰かのせいにしないで、自分の人生に責任持って
みんなが進めば、周りが変わっても怖いことはないと思う

なーーんて書いたら、またどこからか問題視されるかな?
この記事、、、



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