『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:赤ちゃんの手形足型

赤ちゃんのガラスの手形を依頼されに、茅ヶ崎から若いパパとママと、ニコニコずっと笑っている可愛い女の子が来てくれました。

粘土で採るのですが、赤ちゃんはとってもワクワクしているようすで、かなり乗り気でした。(笑)


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素直に採らせてくれました。(^-^) すぐに石膏型に。

ガラスが溶けたら、ガラスにおこします。



昨日は、西伊豆町のお誕生記念品である、ガラスの
手形
を作るための手形取りの日でした。

http://izu-np.co.jp/shimoda/news/20160204iz1000000013000c.html

生後半年くらいまでの赤ちゃんが対象です。

今年度の後期ということなのですが、全部で7名位かな?
ああ、少ないな〜って感じました。

パパママの前で、GGGさん、光箱さん、そしてFAROが
それぞれの手形作品の紹介をした後、お好みの
工房のコーナーで、手形を取ってもらえます。

今回、私のところへ来てくださったのは一人だけでした。




すぐに持ち帰って、石膏を流しました。

これで型が完成〜ではありません。

最近、観光地同じようなガラスの「手形製作体験」があることを知りました。
とても安価ですが、多分きっと砂場に直接手形を押して、
そのますぐにガラスを流しているから、安くできる
のだろうな〜って
思ったのでした。

一度にたくさんできて、お客様も製作工程を見ることができて
楽しいですよね^_^


一方でFAROの手形は、お値段高めです。
なぜかというと、石膏型を作るからです。

コストがかかるから費用が高くなるのが難点ですが、
美しい手形にできるという利点があります。




なぜ、美しくできるか?

それは、型を更に加工していくからです

赤ちゃんの指はか細くて、いくら粘土でも押すのがかわいそうです。
また、半年ぐらいの赤ちゃんは、握るのが楽しくて、指が
変形したりしてしまいがちで、はっきりとした鮮明な
手形が押せない時が少なくありません。

石膏型にすれば、不明瞭だったり、不自然な部分を
可能な限り修復できるのです。

砂場では、これができないでしょうから、何度も
やり直す必要があるでしょう。

カッターで、周りの部分を低くし、手形の輪郭を
深く切り出していきます。

仕上げはペーパーのヤスリで。

そんな風に出来上がった型なら、くっきりはっきりの
可愛い手形がいつでも、何度でも作ることが可能です。

と、私は勝手に思っていますが、安く作って欲しい
お客様は、そちらを選べば良いと思います。

色々選択肢があるということは、良いことです。




さて、実はずっと休業していたので、昨秋取った
前期の赤ちゃんたちの手形を、1月に火入れして
すぐに製作し納品したばかりです、、、




ずいぶんお待たせしてしまいましたが、ガラスのフォトフレームに
接着して、お名前やデータを彫り、町役場へ持って行きました。

すでに、町の木「椿」の苗木と共に贈られていることでしょう。




一方、暮れに静岡からいらしたご家族。
赤ちゃんの手形と足型を作って欲しいと来房されました。

ちょっと大きかったけど、頑張ってガラスを流し込みました。




こちらは、フォトフレーム無しだったので、裏側にデータを彫って
さしあげました。

5000円です。

なんでも、広島だったか岡山だったか?のご出身のパパも、
赤ちゃんの時にガラスの手形を作ってもらっていたそうで、
自分の子どもにも作ってあげたいと探してくださったそうです。

「その作ってくれた工房で2代に渡って作ってもらったら、
工房の方喜んだでしょうね〜」


って、つい自分の都合で言ってしまいましたが、もう作る
ことができない事情があったかなと後で発言を後悔しました。

いつかお子さんが増えたら、全員の手形を集めて
一つの作品を考えても面白いですね!

ってお話したら、「それ良いですね!」って喜んで
お帰りになりました。

こちらも、すでに発送済みです。

喜んでいただけたでしょうか?


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