『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:西伊豆体験



ハエトリソウ、、、みたいですが、工場長です、、、( ̄◇ ̄;)

昨日は吹きガラス作業はやめておきました。
朝から、工房内が異常に暑かったのです。

主人は、清水のあたりまで、バイクで一人旅してきて、
リフレッシュできたよう。^_^

また今日から、頑張ります。

昨日は、体験された方への作品を荷造りしていました。

一昨日は若いカップルが体験に来ました。

彼女は、夏限定カラーのブルーミックスのグラス。
彼の方は、一人で2つ吹きたい、、、と。

還暦を迎える両親に贈りたいとのこと。

ナカスーーーーー!T^T

一つ目は通常通りの流れで、2つ目はかなり
本人に任せて作ってもらいました。

丁寧な仕事をする方で、とても上手にできてました。




コップの底に、文字を彫ってあげました。




来月の帰省の際に渡すそうです。

ご両親が還暦ということは、かれもまだ若いと
思うのですが、思いやりのある優しい息子さんを
育てられたんだなぁ、、、って、温かい気持ちで
彫刻しました。










庭のソメイヨシノも、だいぶ咲いてきました。




暖かくなってきて、ヤギーズも嬉しそうに
笑っていることが多いです。(≧∇≦)

一昨日は、あるご家族が、吹きガラス体験をされました。

高校生ぐらいのお子さんたち、そのお母さん、
そのまたお母さんであるおばあちゃま。

足がお悪いようで、歩行補助のカートに身体を預けて
入っていらっしゃいました。

先に娘さん、お孫さん達が吹くのを見ていましたが、
一人で棹を回して、グラスを作らなければならないと
知って、怖がっていました。

とうとう順番が来て、

「私はやっぱりいい、、、(@_@)」

と、逃げ腰でしたが、娘さんが

「やんなさい!
絶対自分で作った方が思い出になるし、良いって!」


と、ビシビシおっしゃって、渋々支度を始めました。

ところが、作業ベンチに座ったとたん、

「じゃあ、しっかりやりましょうかね?(^_^)」

と、凛とした表情でおっしゃいました。

横から更に口を出そうとする娘さんを、時々
牽制しながら(笑)本当にしっかりとした
様子で上手にグラスを吹かれました。



昔の女性はさすがだな!

と、感心しました。

完成したグラスを見て

「まあ!素敵な紫色だわね?」

と、とっても喜んで、皆さんも嬉しそうでした。



最後に、皆さんで記念写真を撮って差し上げました。

84歳。
まだまだ元気で、素敵な女性で有り続けて欲しいです。

昨日は、隣町の幼稚園の園児が吹きガラス体験に来てくれました。

卒園記念を作らせてほしい、、、と依頼がありました。

以前は息子たちが通っていた保育園でも、毎年
来てくれていましたが、数年前から無くなりました。

来てくれた年長さん、全員で、、、

隣町はこのあたりでは一番大きな町なので、もっと子どもは
多いかと思っていましたが、全園児で10名だけなんだそうです、、、
それも、合併してこの人数だと、、、

もうひとつ幼稚園があり、そこはもう少し多い。
後は、うちの子たちが通った保育園。
新1 年生は、町内で30名位の予定だそうです。

そっか、、、
どこも少子化が問題だな~


さて、子どもたち。
可愛い男の子3人組。

やけにベラベラしゃべって、ちょっかい出しあって、これは
きっと緊張してるんだな~って思って、緊張してる?って
聞いたら、先生が

「もう楽しみで楽しみで、夜は寝られなかった
朝もすごく早く起きてきたってお母さんが、、、」


って笑って教えてくれました。

そっか~がんばって作ろうね!

『オレ、緑!』

『オレは青!青!』

最後の子は、何か言いかけて、う~~~ん、、、って。

同じ色を選んでも、全然違うものになるから、マネっこにならないよ!
って言ってあげたら、安心したように

『オレも緑!』

とニッコリ。


作業ベンチに座ると、急に借りてきた猫のようにおとなしくなって
終わったら、伸び伸び。笑


大喜びで、帰って行きました。




今朝、窯から出てきた彼らのグラス。

良い感じです~




裏側に、サービスで園の名前と、彼らの名前、そして
このグラスをもらう卒園式の日付を彫っておきました。

楽しい小学校生活を送れますように!




昨日夜に実家から帰宅して、今日も疲れていましたが、
頼まれていた西伊豆町田子公民館へ、
フュージングの出張体験に行ってきました。

田子女性会の皆さん、37名が集まってくださいました。

私が吹いた、カラフルな色板ガラスを切って
構成していただき、アクセサリー作ります。


初めての体験なのに、皆さん飲み込みが早く、
その上色使いが美しいのに驚かされました。


後は工房の電気炉で750度で熔着させ、
バリを削り、金具をつけます。


ご自分が作ったガラスが、どんなペンダントやピアスや
キーホルダーになるのか、皆さんワクワクして帰られました。


私もとても嬉しくなりました。


『みんなの作品を持ち寄って、展覧会をやろうよ!』

なんてアイデアが飛んでいました。

ガラスの町にふさわしい企画だと思いました。

昨日は小学1年生の次男のクラスが、
『秋を探そう』というテーマで学校の近くを探検しました。

実は、春に「ガラスの仕事を見せてやってほしい」
先生に頼まれていたのですが、天気が悪くて
子どもたちは来ることができませんでした。

先日、リベンジで伺わせてほしいと、再度お願いされました。

毎年、学校のいずれかの学年が訪ねてくることは
あったのですが、いつもただ作業を見せたり説明を
するだけでした。

今回は”何か心に残る授業にしたいね”
「はしおき」を作らせてあげようということになりました。


ざっと『なぜ宇久須でガラスなのか?』ということや、
『ガラスはどうやって溶かされるのか』など、
1年生に分るようにお話しました。




そして、箸置きづくり




1年生は19人です。

順番にステンレスの棒を持って、待っていてもらいます。

溶けたガラスが近づくと、みんな緊張したり、
『熱い』って叫んだり、ワクワクした顔になったり、、、




軟らかいうちに一瞬で作業をしてね。

と、頼んだので、失敗は許されない、、、
子どもたちは緊張していました。

ごめんね~




棒で、グッと押すだけの体験ですが、それでも
子どもたちはとっても喜んで帰って行きました。




一つ一つ袋に入れて、息子に持たせました。

先生が『お給食の時間に使って持ち帰らせました』
お礼のお電話下さいました。

『金メダルみたいだ!』

と喜んだお友達もいたそうです。



『先生が

“世界に一つだけの箸置きだね!”

って言ってた。』


と、息子が教えてくれました。


今晩は、みんなお家に持ち帰ってまた使ってくれて
いるだろうな~と思うと嬉しいです。

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