2025/9/28
磐田市新造形創造館 @iwatashi.shinzoukeisouzoukan さんで開催していた 「五木田淳子ーDreamscape Journeysー」終了致しました。
開催前には想像もしていなかった数のお客様がお越しになり、お買い上げくださったようで、搬入時の箱が半分になっていました。
メッセージを残された方のお名前やメッセージから、作品への感想を拝読したり、思いがけない知り合いが来ていたとわかったり。
初日にお会いした中学時代の美術の千佳子先生が紹介してくださって、英語の鷲見先生まで来てくださったのには驚きました。
浜名湖アートクラフトフェアで、毎年見るのを楽しみにしていたけど、最近出店されてなくて、、、とお越しくださったお客様。
(↑↑↑すみません、1人ではキツくて数年前から出店しなくなりました)
10:30に来たのですが、お昼過ぎまでは暇で、靴下編めるくらいお客様が見えなかったので、最終日はこんなものかなと思っていたら、最後までお客様が途切れませんでした。

非売品のソックスブローチを10個つけたディスプレイ用の額を何度も見ていたお客様が
「これ、もし売るとしたらおいくら?
家の殺風景な壁に飾ったら、どんなに素敵だろう!と想像しているの」
と。
恐れ入ります、こちらのブローチが1個3000円なので、それが10個付いているとなると、単純に10倍で、、、
そんな値段では誰も買わないだろうと思って、展示品にしてあるんですよ。
と説明すると、
「そ、そうよね!
普通に計算したらそうなるわよね!
あぁ、もう頭の中で飾った光景を夢見ちゃって、、、」
ととても残念そうにお帰りに。
高くて申し訳なかったなと、、、
一方、ガラスがお好きなようで、写真をいっぱい撮っっている方がいらっしゃったので、泡の入れ方やブリキ色の作り方、光と影のお話をいっぱいしました。
説明を求められたら、それが販売に繋がる繋がらないは関係なくべらべらと喋る人間なので(笑)、この時何も考えていなかったのですが、お客様は不意にブリキ色の花器やボトルを3つもお買い上げくださり、とても驚き嬉しく思いました。
インスタにも写真を上げてくださり、
「3つ買って良かった。
このうちのひとつでも辞めていたら、後で後悔していたはず」
と、喜びのDMをくださいました。
生後3ヶ月の赤ちゃんを抱いたお客様も、ガラスがお好きなのかなー〜?と眺めていたら、突然、これとこれと、、、と、日映りの大皿と、DMに載せたひこうき雲のプレートとブリキ色のグラスを購入されて、本当に驚きました。
「飛行機が好きなんです」
と仰っていました。(˶ᐢωᐢ˶)
いつも思うけど、どなたが購入されるかは最後まで分かりませんね。
気に入っていたのに残っていたひこうき雲のプレートが、飛行機好きな方の元へ行ったのはとても嬉しかったです。
何度も来てくれた友達が、黄色の灯台のブローチを買ってくれたり、結婚のお祝いにと、ヨーヨー風鈴を買ってくれたり。

彼女たちは更に手土産持参で、毎回本当に申し訳なく有難く思います。
本当にありがとう。
接客をしていたら、横目で見ながらにっこり微笑む女性が。
よーく顔を覗くと、あ!富佐予ちゃん?
「そう!分かった?」
彼女とは小学校から高校まで一緒で、40年振りの再会です。
わかって良かった〜( ̄▽ ̄;)
成績優秀、スポーツ万能、スタイルがよく美人という彼女は、全てにおいて平凡な私には憧れの人でした。
子どもの頃、
「あんたが生まれた時、おじいちゃん(父方)が名前を"ふさよ"にしろって言ったけど、やだったもんで淳子にした」
と母に聞いた時、
(ふさよだったら、私も彼女のようになれただろうか?)
と考えたことがあったのを思い出しました(笑)
以前、FAROのことをテレビで観て、行ってみたいとずっと思っててくれたそう。
ふーちゃんは、宵のグラスを買ってくれました。
きっと元気で、今度はガラスを吹きに来てねと別れました。
去って行く彼女が、最後の最後で一瞬こちらを見た時、私がまだ見送っていて良かったです。
上の弟が再びやってきて、また買ってくれたり。
いつも心配してくれてありがとう。
工房で、吹きガラス体験を終えたばかりのお客様が、
「ここ!この一輪挿しの口元、こういう形に作るの本当は大変なんだって、さっき体験してよく分かりましたー!」
と、ブリキ色のボトルをお買い上げくださったり、豊田市でガラス講座を受けている男性に聞かれ、作り方を色々教えたり、とにかく最後の最後まで盛り沢山な最終日でした。

すっかり元通りの何も無いギャラリーに戻し、スタッフの皆様がお見送りしてくださいました。
ではまた次回、25年後に呼んでください。(˶ᐢωᐢ˶)
と挨拶すると、
「いやいやー
もっと早いうちにまたぜひ!」
と仰って頂けました(笑)
本当に素晴らしい体験をいっぱいできた展覧会でした。
ありがとうございました。

家に着くと、寂しかったのでしょう、コッペがニャーニャー言って私から離れませんでした。
お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

























