『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:父の日のプレゼント

ネットのクラフト販売サイトから、銀のサザエグラス
注文が入りました。

こちらにサイトは、なぜかしら?宅急便の送料が、
自動で108円引きになって計上されます。

持ち込み割引があるはず。

という前提での設定らしい、、、。

うちは、引き取りで持ってってもらうんだけど、、、( ̄(工) ̄)



父の日の贈り物に、、、

と、お客様。

だから、無理を承知でラッピングして欲しい。

と。

108円マイナスなのになー

そう思ったけど、"父の日"っていう気持ちがね?




だから、ラッピングしてお送りしました。


あげたくても、私には父はもういません。

生きてるうちに、父に贈り物なんて、いくつできたかな?

イタリア行ったときくらいか?
ベルトや帽子買ってきたけど、サイズがヨーロッパサイズでわからず、
適当だったもんだから、全然合わなくて使ってもらえなかった。

あとは、修学旅行のお土産くらいしか、思い出せない、、、

あ、そうそう。
亡くなる前に、泊りに来たとき、臭いそうなキチャナイ帽子
忘れて行ったから洗ってあげたら、ボロボロになっちゃって!(@_@)
モンベルで、紫外線を反射する帽子買って贈ったんだ。

棺を覗いたら、顔のそばに置かれてて、それ見て泣いたっけな。
私からのものだと知らずに、母が入れてくれたんだっけ。


サザエグラスが届いたお父様。
喜んでくださったそう。

「とっても綺麗だから、もったいなくて使えない。」

って。


それだけじゃない。
娘さんからの気持ちが、勿体無いほど有難く、
嬉しいんだと思うな。



お母さんと、一緒に吹きガラス体験に来た
6歳の男の子

礼儀正しく、賢そうな彼はちょっと緊張しながら、
一生懸命グラスを作っていました。




帰りぎわ、お母さんとの会話で、彼は

父の日にプレゼントするためにグラスを作っていた

のだと知りました。



彼のいじらしさにぐっと来て、

グラスの底にメッセージを彫ってあげるよ。と言ったら、


また一生懸命言葉を考えていました。

『おとうさん、いつもありがとう、、、って書いてください。』

と言いました。



あ、お母さんも、ご主人へのプレゼントですか?

『いえ!
これは私が使います、、、』


あ、これは失礼。(笑)





メッセージと、彼の名前と年号を彫って送りました。

お父さんの喜ぶ顔が目に浮かびます。(^-^)

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