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3月11日。

下の弟の誕生日です。

日本中が悲しむ辛い日ですが、彼がこの世に生を受けた輝かしい晴れの日でもあります。

今日がお誕生日の世界中の皆さん、
お誕生日おめでとうございます。(^-^)

どうか健康で、笑顔あふれる1年でありますよう。

14:46。

家族4人で黙祷しました。
終戦記念日は、その1分前に予めアナウンスが入って準備できるのに、3.11は唐突にサイレンが鳴ります。

だから、2時半頃からソワソワ。
45分ごろ慌てて仕事を中断し、自宅へ走りました。
3人は立ち上がり、どこが東か?と相談していて、次男は方位磁石を持ち出してクルクルやっているので

『いつも、月が出てくる方だよ。』

と言うと、

『あ、あっちか!』

と、向いたところでサイレン。

ウーーーーという音を聞いて目を瞑り、こうして4人揃って楽しく過ごしているこの瞬間は奇跡なんだと噛み締めていたのですが、ふと、

(なぜ、この音?)

と疑問が湧きました。
人を悼むのに、なぜこの不快な音なのか。

昨日、生まれ故郷の浜松の特集番組を見ていました。

その中で、ヤマハのミュージックサイレンのことに触れていました

浜松は、今でも不発弾が見つかるほど、空襲や艦砲射撃の被害が大きかった土地です。

戦後、ヤマハの始業、お昼、終業時間にはサイレンが鳴っていたそうです。

けれど、3代目の社長が、そのサイレンを聞く地域の方々が、空襲警報を思い出して辛いだろうから、サイレンで音楽が奏でられないだろうか?と提案し、実現したのが、ミュージックサイレンだと。

https://youtu.be/cGWgJLsg0BM

今でも鳴っているけど、もう修理は難しいようで、いつ消えてもおかしくない古い機械だそうですが、こんな風に聞く人のことを想う気持ちって、本当に素晴らしいなと感動したのです。

だから、黙祷がサイレンだなんて、悲しいなって。

ニュースで観たけど、被災地でもサイレンでしたね。
けどこれって、津波の時も鳴っていた音ですよね。
残された方々は、2度と聞きたくないと思う。

何かこう、もっとふさわしい音があるんじゃないかって。
そう思った3.11でした。