『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:富士山グッズ

「223ぐい飲みの在庫はありますでしょうか?」

というお問い合わせ。

はい、ございますよ!と、在庫の画像を送って、選んでいただいたら、
1客ではなくペアでと、、、



富士山が大好きな同僚が、間も無く退社して、
富士山の見える静岡へIターンすることになりました。

これを機会に、事実婚している彼と2月23日に入籍
するらしいので、何かそれにちなんだものをと
ずっと探していたところ、223ぐい飲みを
みつけた次第です。」


と、、、



富士山を、そんなにも愛する人がいるんだと、びっくりしたのですが、
そんな方にもらっていただけたら、このぐい飲みも、本当に
大切にしてもらえるだろうな〜って、ワクワクしました。




きっと、たくさんの富士山グッズの中から探してくださったでしょう。

大切な贈り物に選んでくださって、ありがとうございました。



火を消しても、何かと忙しい、、、

今日は、かも風鈴を組み立てました。

この間、テレビで鶴瓶さんが唸った"サザエ"

"海の中から見た花火""夕顔の涙"
"ヨーヨー"
そして、"富士山"

サザエ、花火、ヨーヨーは、各5個づつしか注文がなかったので、
売り切り御免です。
もう火が消えていますから、この夏最後の納品となります。

さて、クリスタルパークさんへ納品に、、、

と思ったら、貴重なヨーヨー風鈴を
落としてしまいましたー!!(つД`)ノ




バカ、、、T^T

ということで、ヨーヨーは4個に減りました、、、

持って行ったら、スタッフの方に「待ってました〜(≧∇≦)」
喜ばれました。

花火が欲しいという問い合わせが多かったそうです。

富士山はたくさん納品しますが、他の風鈴の購入を迷っていらした方は、
お早めにどうぞ〜!



2月23日は、静岡県で「富士山の日」と定められ、学校はお休みなんです。



ということで、富士山の日制定にちなんで制作した

「223ぐいのみ」

今まで数える程度しか売れてないんですが、、、
時々、ものすごく気に行った!と買っていかれる方があって、
こちらが驚くことがあります。笑

23日も近づいたので、ネットショップにアップしました。




表面は、サンドブラストで仕上げたので、雪のあたりがパフパフした
柔らかい表情になっています。

綺麗な空色と、コバルトブルーの2色展開です。

ぐいのみとしてだけでなく、ちょっとした酒の肴なんか入れていただくと、
楽しい膳になるのではないかな~と思っています。



ここ1カ月ほど、やり直して、やり直して、、、

とうとう形になった「富士山」


初めは、卸業者さんが「富士山で何か作れませんかね?」
おっしゃって、窯が壊れた今は
箸置き程度しか作れないかな~
と返事して。

材料を探したら、奇跡的にというか、
(え?この日が来ること予知してた???)
と、不思議に思うくらいのドンピシシャな板ガラスを吹いてあったのを
発掘し、それをまず山形にカットして、、、

で、雪を彫刻して、やーできたできた!そこまでは良いとして。

で???って思ってしまった。

はしおき、、、って簡単そうでいて、実は、箸を留める仕組みが必要で、
更にくぼみなり歪みなりを加工しなければならない。

そんな加工をしていたら、箸置きの値段はどんどん高くなってしまう。
高価な箸置き、皆さん使わないですよね?

それからはもうグルグル悩んでばかり。

ブローチが初めに浮かんで、それからネクタイピンと思ったけど、
ただ富士山だけでは芸がないなとまた悩み、、、

顔を描いてみたり、金彩で「223」とか「3776」とか
「√5」とか描いてみて焼いてみたけど、幼すぎるなと。

エナメル絵付けで、雪を描いたら、表面がコバルト発色になっているので、
化学変化をおこしてすごく変な色になってしまうし、もうめちゃくちゃ。

電気炉で5回くらい描いては焼き、またと、、、試作しました。




結局、雲流模様と、ハートマークで落ち着いちゃった。
子どもなら、顔とかでも可愛いけど、自分がそのブローチ、
付けてみたいかな
って考えたら、嫌だなと思ったのです。




金具、付けてみました。

まだまだ改良の余地ありだけど、最初の試作からすれば、
かなり良い感触です。
これからまた、どんどん成長できるかもしれません。

手始めに、週末のフェルケール博物館さんでのキャンドルナイトで
販売予定です。



223ぐいのみ

数年前に作ってから、なぜか?数えるほどしか売れませんでした。
個人的には気に入っていたのですが、反応薄くて、、、笑


2週間前、「このぐい飲みを売ってもらえますか?」とメールがありました。

前から気になっていたけど、ご主人が亡くなって家計が苦しく、
購入を躊躇されていたそうです。

私は、あんまり売れないので、ここ数年作っていないことと、
現在窯が壊れて制作できないことをお伝えしました。

在庫を探してあったらお譲りできますとお返事して、在庫を
探してみました。

そしたら、まだ彫刻していない原型があったので、急ぎ仕上げ、
お客様に画像を送って選んでいただきました。

週末、選んでいただいたぐい飲みをお送りしたのですが、
「とってもかわいい!」とメールをいただきました。

続けて、富士山への思いを書き綴ってありました。


昔、ご主人の借金が原因の生活苦で、死に場所を求めて
大好きな富士山へ向かったことがあったそうです。

「でも、雪の冠を被った富士山を一周してみて、
こんなにも見る場所によって形が違う事をを知り、
私の心は震えました。
そこで見ていると、あまりの偉大な富士山の前で、
まるで時間が止まったかのように、
音もほとんどなく、「無」があるのです。
心から愛してしまいました。

今では毎回一周して、それぞれの雪の形に惚れ、
写真に撮り眺めて幸せを感じています。

でもそれに気づく事がなかったら・・・。

その主人が亡くなってからは、気力がなくなり、
残念な事に行く事が出来ません。」


ああ、
行くことができない代わりに、手元に富士山を置いておきたかったのだなと。


すでに、三保ノ松原はたくさんの観光客でごった返しているのを
ニュースで見ました。

ぐい飲みをお求めくださったお客様の他にもたくさんの方が、
富士山を様々な想いで大切に思っていらっしゃるでしょう。

昔は、禊をしてからでないと入山できなかったと、昨日ラジオでも
言っていました。

霊峯富士、、、

今回の世界文化遺産登録で、踏み荒らされることがないように、
今まで以上に大切に敬われるように、私も切に願います。


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