『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:坩堝

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溶解炉のドームを上げ、使い終わった坩堝と新しい坩堝を入れ替え、主人は今日火入れしました。

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半年間頑張ってくれた坩堝の内側は、ケンシロウにめちゃくちゃに打たれたような惨状。(笑)

ガラスが坩堝を溶かしてしまうのです。

これが進むと穿孔し、ガラスが流れ落ちて大変なことになるので、普通は3〜4ヶ月程しか持たないのに、この坩堝は頑張ってくれました。

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新しい坩堝を割らぬよう、ゆっくり熱上げしていきます。

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御神酒に、私が名古屋でお土産に買ってきた金鯱を置いてありました。(笑)

盛り塩は、湿気ですでに溶けました。(@_@)

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昨日で関東5店舗で展開されたTIARAさんでの企画展も終了し、怒涛の展示会ラッシュが一段落。

この後、22日から三島、9月に神戸という予定です。

休業も早2ヶ月近く。
いい加減溶解炉を動かすべく坩堝を注文。

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坩堝、コッペの後ろに写ってるのが前回使ったもの。
あの壺のようなものの中に、ガラスの原料を投入し、1400度で煮あげてガラスにします。

ガラスを溶かすためには、どれだけ燃料費を支払い続けられるかが問題ですが、ここへ来て灯油価格上昇中(T_T)

先日、町の支援金の申請をしました。
一昨年と今年の春の売上の比較で計算すると、基準の最低の金額でしたが数万円振り込まれました。

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それでも本当に有難いです。
役場担当者の方々に助けて頂いて書類書けました。
ありがとうございました。

そのままおろして、全く足らないけど町からの借入金の返済にあてました。

先行きが全く見えませんが、体力が続く限り頑張りたいなと思います。

※吹きガラス体験は、今後も自粛を継続致しますのでご了承くださいませ。


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坩堝の交換。

欧米のバケツ型のものと違って、壺のようにすぼまっています。
クローズドと言ったり、ジャパン壺と言ったりします。

右が新品。
左が夏からずっと使ってきたもの。
焼きしまって少し縮んでます。

(あ、欲しい方、取りに来てください。差し上げます。)

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なぜ交換するのか?
口元見ていただくと分かりますが、ガラスが坩堝をどんどん侵食して、いつか穴があいて溶解炉に垂れ流しになってしまうから

そうなる前に火を消して交換します。
大体、3ヶ月ほどと言われますが、FAROではギリギリ半年近く使ったことも。( ´;゚;ё;゚;) 逆に、交換後1週間で割れてしまって泣くことも。゚( ゚இωஇ゚)゚。

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底には、最後に溶かしていたブリキ色ガラスが残ってます。
水晶みたいで綺麗なんですよ。(´ω`❤)

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運転免許の更新講習、確定申告 、中学、高校のPTA役員決め会議、町の保健委員の事業報告会、町の赤ちゃんのお誕生記念手形取り、日本百貨店さんへの視察、、、

とにかく忙しく過ごしていたら、あっという間に3週間。(@_@;)

主人が坩堝を交換し、昨日火入れしました。

今度は割れないように願うばかりですが何と!今回初めてのことですが、坩堝屋さんが、S急便を使って、梱包材もヘロヘロで、しかも坩堝を横にたおして、普通にダンボールで送ってきたことには驚いた驚いた!(@_@;)

その荷姿をみて、冷や汗かきながら、慌てて開封しました。
割れてなかったけど、マジでこういう送り方やめて欲しい。
ヒビいってるかもって、不安いっぱいでの熱上げになるから、、、

で、前回割れているだろう、、、と、思っていた坩堝。

覗いたら、、、

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うわー(@_@;)

でも、溶解炉から取り出して、外側から見たら

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アリ?(。・_・?)

割れてない、、、

んでも、亀裂部分から激しい泡が発生していたのは確か。
交換しないとどうしようもなかった。


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今度は無駄な事はさせないで、ちゃんとお仕事させてください。


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今日は、通販の注文8件分を、削って磨いて箱詰めして荷造りして、、、と頑張りました。

ガラス原料、色ガラス代、保険、税金、電気代、ボイラーも壊れて新調した、、、そんな諸々の請求書が貯まる一方です。
今すぐ現金が欲しいところですが、通販サイトから我々に振り込まれるのは来月末です。

この厳しい冬をなんとか乗り切りたいです。


11月の始業当初から、坩堝にヒビが入ったまま溶解炉を稼働し続けていました。

http://fglass.i-ra.jp/e998097.html

原料を入れても何となく減るような気がしていましたが、気のせいかもと思ったり、いや、やっぱりガラスが漏れ出てるのかもしてないと思ったり、訝しみながらも確かめることをせず、気づかないふりをして3ヶ月。

いよいよおかしい。

ガラスの状態がとても不安定で、溶けたり溶けなかったり。
泡も、どんどん底から湧いてくる感じでひどい有様。
作っても作っても製品にならない。(╥_╥)

ああ、もうだめだ。(;へ;)

そう思って、主人とガラス溜りを開けてみることに。


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坩堝が割れた時、溶けたガラスを受けるスペースです。
見ると、少しガラスが溜まってました。
やっぱり漏れてた。(╥_╥)

これ以上吹いてもA品が取れず、無駄ばかりだ。

時間をかけて熱上げしたのに、すぐに割れたから消すって、ものすごいショックなんです。
だから、決断に3カ月かけてしまいましたが、意を決してガラスを溶かすのを諦めました。

でもすごいです。
3カ月、仕事を続けさせてくれました。

私が坩堝に残ったガラスを掻い出し、主人がガラス溜りからガラスを掻い出す。


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そして、灯油を止めました。

いつも炎の爆音でうるさいのに、火が消えるとシーンと
して、とても寂しい。

溶解炉の温度が下がったら、坩堝を交換して、周りを修復してまた火入れです。

大きい注文を受けたままなので、2月中には再開していると思います。

それまで、吹きガラスの体験と、オーダーメイドは承ることができません。

ショップはいつでも開けますので、ご連絡ください。

0558ー55ー1582

よろしくお願い致します。

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