今年もあと1日です。
早いですね( ☉д⊙)
駆け抜けたこの1年。
国連が定めた「国際ガラス年」でもありました。
西伊豆町在住のガラス作家達とクリスタルパークさんと町の団体「西伊豆硝子舎」では、ガラス年の為に町からの委託金を使い
「ガラスのお医者さん」
「風鈴神社」
「グラスナイトガーデン」
を開催し、皆さんに西伊豆町ならではのガラスを楽しんでいただきました。
さて、そんな今年の初めに、私はずっと欲しかった本を手に入れることができました。

「キンダーブック がらす」
幼稚園で大好きだったキンダーブックとワンダーブック。
数年前に別の場所で手に取る機会があり、
こんな昔からあったんだ!ガラスだなんて、むちゃ欲しい、、、
と思ったのですがそれは昭和29年発行の古本。
きっと高いだろうし到底手に入らないと思っていました。
それが偶然オークションで見かけ、落札できたのもさることながら安すぎてびっくり。

表紙は私の大好きな武井武雄さん。

身近なガラスについて、美しい絵で小さい子に分かりやすく紹介されています。
圧巻はラストの見開き。

ガラス工場の様子です。
その熱気が伝わるようです。
表紙のグラスウエアの絵からして、各務クリスタルさんとかに見学に行かれたのだと思います。

ちょっといい加減な描写もありますが、一番惹かれたのは、女性がベンチに座っているところ。
ここは商品を最後に仕上げる熟練者が座る場所だと思っています。
流れ作業で過酷な現場ですが、それでも重要なポストに68年前の女性が働いていたことが感慨深いです。

そうして背表紙でキンダーブック顧問の倉橋さんが、ガラスが日々どれだけ私たちの役に立っているか?
無かったらどんなに暗い世界だったかと説いたあと最後の言葉。

「この号をご覧になったお子さまの中の一人が(略)人類の生活をより明るく美しく創り出して下さることと思います」
後に生まれた私はもちろんこの号を読んではいないけど、その想いを受け継ぐ大人に
「はい!私なっています!」
と心が震えた文章でした。
今日も一生懸命ガラスを吹きました。
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