『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:受験のお守り

バレンタインデー用に、ポロポロと石文の注文がありました。

毎日ネットから注文が入ると、ありがとうございますのメッセージから始まって
画像をお送りしたり、すり合わせしたり、ご希望のメッセージを彫ったり、
これでどうですか?と何度もやり取りして、やっと発送です。

レターパックプラスや、定型外になると郵便局まで持っていかなくてはなりません。

んで、発送しましたのメッセージ、取引完了後には評価とメッセージ、、、

ネット販売は、お会いできない分、失礼が無いように気を使います、、、

それでも、ここで開店休業中でいるよりは、作品が動いて、新たに
作ることができるのですから、それはそれでいいんですよね?
間違ってないですよね???

今日も5つの荷物を送りましたが、、、
その中のひとつもやはり、石文でした。

バレンタインではなく、受験を控えた姪御さんへ、、、




『大丈夫、自分を信じて』

すごく心にきますね。この言葉。

私も高校受験の日のこと思い出しました。

地元では、お嬢様学校と言われた県立女子高を受験したくなった私。
もう一つ下のランクの高校を受けるようにと、先生には言われていました。

だけど、『お前の内申点じゃ、ここの学校だな。』って
勝手に私の進路を決められてたまるか!って反抗したくなって。

3者面談で先生に『合格の確率はゼロですよ。』と言われましたが
『この子が決めたことですから、それで良いです。』
と母は言い、帰りの車の中で、

『あんたが決めたんだから、落ちてもあんたの責任だでね。
ママは知らないから、、、』

って言ったのでした。

塾にも行ってなかったし、勉強のやり方もわからなかったけど
必死に勉強して受験に臨みました。

送ってくれた母の車の中は、クールファイブのテープがエンドレスで
かかるので、私の頭の中は、東京砂漠でしたが、、、

午前中の試験が終わったのですが、とにかく難しくて
(やっぱだめか、、、)って、一人で凹みながら体育館で
母が持たせてくれたお弁当箱を開けると、、、

そこには、ご飯の上に海苔で書かれた

『ガンバレ』

どうでもいいって思われてると思ってた。
だからすごくグッときました。

午後は面接でした。
もう駄目なら当たって砕けろだ!って、積極的に発言し、
やりきって高校を後にしました。

見事合格しましたよ。

だから、言葉の力を信じています。




ラッピングのシールに、Good Luckを選びました。




近所の宇久須神社の椿寒桜は、ほぼ8割咲いてます。




弾けるように咲く花なんですよ。
ピンクでかわいいです。




お客様にも、サクラサクの連絡があるといいですね~





ネットショップから、ミニ石文の御注文が2件。

今回は、どちらの方も、メッセージを彫って欲しいとのことでした。




遠く離れて一人暮らす娘さんへ、お母様からのメッセージ。

お母様曰く、

「自分らしさを大切にする色」のピンクには「弱い時こそ私は強い」という言葉を、
「ゆったりと流れる水を表す色」のブルーには「リフレッシュ&リスタート」

という意味を込められたそうです。

もしかしたらお嬢さんは、困難な状況からひとり立ちあがろうとしているのかなぁ、、、
そんな風に感じたメッセージでした。




もうひとつは、私の「だいじょうぶ」の石文の裏に、
息子さんの名前を彫って欲しいとのことでした。

中学受験に挑戦する息子さんに贈るのだそうです。

子どものことを心配している二人のお母さん。

親は、子どものことを、ただ見守るしかできないんですよね。
でも、何かしてあげたい、、、

そんなお二人の想いを形にした気がしました。

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