『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

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2025.9.6

組み立てが間に合わなかったヨーヨー風鈴をホテルで組み立てて、ホームセンターで提げるためのS字フック買っていざ会場へ。

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朝から思った以上にお客様が見えて、私の方が驚いた。(°○°...)

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高いから売れないだろうと思っていたひこうき雲グラスからどんどんと売れていき、次に高い夏色のグラスも売れていき、、、

あぁもっと持ってくれば良かった

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「いつもSNS見てます。
他県に住んでいるけど、実家がこちらなので帰省ついでに来ました」

とお買い上げくださった方や、

「あなたがつけているそのブローチが可愛い」

と、ガムボールマシンのブローチをお買い上げくださった方。

ご主人の誕生日にとグラスをお買い上げくださった方。

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「ヨーヨーが大好きで、ほらこのペンダントもヨーヨーで」

と見せてくださったお客様は、大興奮でヨーヨーグラスを選び、

「たまたま浜名湖に泊まってここへ来て、大好きなヨーヨーグッズを買えて本当に感激です!」

と大喜び。

文字彫刻をする機械を持っていったので、その場でご希望の日付や文字を彫るサービスをして、皆さんとても喜んでくださいました。

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今回、市内のお好み焼き屋 多幸亭さんの女将 薫ちゃん @okamino_nichijyo が、中学の同級生のグループラインで紹介してくれていました。

実は中学、高校と情緒不安定で、はっきり言って学校生活も同級生もほとんど思い出せない私。

だから友達と呼べる人も数少ないし、来てくれるとは思ってなかった。

ところが、元男子(笑)K君がLINE読んで来てくれて色々お話できました。

それから薫ちゃんのお嬢さんやお母さんが来てくださって、グラスをお求めくださいました。

薫ちゃんの紹介で来てくれたもう1人の同級生 野沢君 @ankh_nozawa も。

今でも交流のある薫ちゃんは、地元でどんどん宣伝してくれていて本当にありがたいです。

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すると帽子を深々とかぶり、なんとなく見覚えのある歩き方の小さな女性が。

「もしかして、美術の千佳子先生?」

にっこりと顔を上げたのはまさに千佳子先生。

たまたま花を買いに行った花屋が、私の同級生のお店で、今日行ってみたら?と教えてくれたそう。

先生の美術の授業はかなり本格的で、

・新体操部の友達にブリッジなど様々動いてもらって数分でクロッキーを何枚も描く

・銅版に線を彫って、腐食させて黒い線画にする

・予め教材用に作られた木箱を彫刻刀で彫り、ととの粉で磨いてニスを塗り飾り箱に。

などなど、次々思い出して(←思い出せた!)それらの経験が今の仕事につながっていると思うと、直接先生に伝えることができました。

特にレタリングの授業が濃厚で、私もどハマりして、定規とガラス棒使って熱心にポスター描いたものでした。

きっと先生は私のことを思い出してなかっただろうけど、経歴や作品を見て、

「あれから頑張ったんだね」

と言って青い小鳥を買ってくださったのがとても嬉しかった。

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他にもお惣菜屋を営む中学の同級生 @souzai_ideno 石ちゃんが、さっきまでお店に立っていたのでしょう、揚げ物の香りをまとって差し入れ持って駆けつけてくれて、ガラスの小鳥を買ってくれました。

駅ビルで働いていた時の友達2人もプレゼント持って来てくれたのですが、ひとりは

「スーパーの仕事休めなくて、朝の5時から仕込みをしてきたー」

と(⊙д⊙)

贈り物くれて更にガラス買ってくれて本当に有難く嬉しかった。

昔PTAの全校大会で知り合った方も来てくれたのですが、前日の竜巻で会社の屋根が落ちたし、喫煙所ごと飛ばされた同僚は足骨折したと、惨事の様子を教えてくれました。

私無事に納品できて本当にラッキーだった。

それから、創造館さんの吹きガラス講座の講座生の男性に技法についての質問を受けたので、1時間近くお答えしていたら、

「あぁ、なんだか酷く喉乾いたなぁ」

気づいたら、私会場入りしてから飲まず食わずで立ちっぱなしだった!

17時にそのまま退館しました。( ̄▽ ̄;)

実家出てから35年、帰省することも少なかったので、地元のことを省みることがなかったけど、こうして駆けつけ、応援してくれる人がこんなににいたんだと気づかされる1日でした。

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これは翌日知ったのですが、何年も前に浜名湖クラフトフェアで

「中学の時同級だった」

という女性に話しかけられたのですが、私は全然思い出せず、彼女はものすごくガッカリして帰っていき、とても悪い事をしたと思ったのですが、今回そのYさんの紹介で知り合いの方々が何点か購入されたと、購入者アンケートで知りました。

覚えていなかった私を、今でもこうして応援してくれているなんて、本当に申し訳なく、ありがとうと心からお礼を言いたいと思いました。

夜は、私が絵を学ぶきっかけを作ってくれた高校の時のクラスメイトのKちゃんとココスへ行きました。

学校生活に馴染めなかった私が、彼女から通っている美術教室を教えて貰ってやっと本当の自分に出会えたし、ガラスの学校があることを知ったのでした。

手作りのジャム頂き、お互いの近況を話し合って楽しいゆうげとなりました。


2025.7.1

限られた時間の中、駐車場と群言堂さんの間だけ石見銀山の街並みを散歩。
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みっこ @mikikobo  がツーショット撮ってくれた。
主人は写真嫌いなので、渋々写る時も本気で嫌そうな顔をするのだけど、この時はだいぶ普段の顔に近い。(笑)

みっこパワーだね。
ありがとう。(˶ᐢωᐢ˶)
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世界遺産の一部である古い街並みを、住民の方々がとても綺麗に保たれている。
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暑い日だったけど、さらさらと流れる小川や、圧倒的な緑の量や、アースカラーの街並みで気持ちは涼しい。

あとでみっこと写真交換したら、同じような写真撮ってて笑った。

18歳。
美大藝大受験に失敗して、心許した画塾の仲間達が東京の予備校へ行くため旅立った。

みっこと二人、浜松に残った。

翌年の受験も失敗。
みっこが「私も東京へ行く」と言ったあの夕方、赤い夕陽がぼんやり差し込む、黒く汚れた雑多なアトリエに、私は1人置いていかれた気持ちだった

そもそも、お金のない家に生まれた私が進学することは不可能だった。
自分の人生が生まれのせいで決まることに抗っていた。


学校に隠れてバイトをしたお金で画塾に通い、裕福で持ち物も話題もお金の使い方も、私とは正反対の子達に上手く紛れれば、自分もそういう未来が待っていると錯覚していた。

結局、美大の門も開かれなかった。

1人になった私はようやくその現実を受けいれ、絵を捨てて働き出した。

次の夢に向かって学費を貯め、家を出てガラスを学んだ。
そこで主人と出会った。
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あれから35年以上経って、1度捨てた絵をまた描き始めたら、思いがけず再びみっことこうして同じ時間を過ごしてる。

お互い歳はとったけど、ベースはあの時と全く変わらないふたり。

出会いと別れは、その人の必要な時に訪れるのだと感じる。

今、私にはみっこが必要なのだと。
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みっこは、安来の師匠の家に寄ってから再び深夜バスで帰ると言って駅に向かった。

はるばる来てくれて、本当に本当にありがとう。

これからみっこと起こす化学反応がとても楽しみです。

#石見銀山
#石見銀山街並み地区 
#友達

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昨日は、ガラス学校の同級生、飯塚亜裕子さん  @ayukoiizuka  が私がよく通っている伊豆長岡のギャラリーへ来るというので、会いに行ってきました。

ギャラリーnoir/NOKTAさん @noirnokta 

お友達の陶芸作家である 廣川智子 @djnhw360  さんが二人展を開催中で、仲良し2人で温泉旅行を兼ねて新潟から車で!来たのでした。

彼女の新潟ナンバーの車と、偶然同着でギャラリーに着いて

「わー!たんたん、久しぶりー!」

「あゆねぇ新潟から車で来たのー!!!!」

とわちゃわちゃ挨拶。

私たちはガラス学校でのあだ名で呼び合います。

35年前、年齢も経歴もバラバラな同級生が60人もいたので、あだ名で読んだ方が覚えやすいと1人に子があだ名をつけ始めたのが始まり。

私はベリーショートだったので、tintinから"たんたん"。
自分をそう呼ぶのは、古くからのガラス関係者と地域ブログを書いていたときのブロガーさんだった人だけなので、今はほとんど呼ばれることはないから嬉しい。♥️

ちなみに主人は「ゴッキー」

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廣川さんの作品は、去年東京であゆねぇと二人展されていた時伺って、動物の作品を拝見していましたが、今回は人物像ばかりで驚きました。

とっても素敵!!!!!←私の美術品に対する語彙力が足らない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
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どれもこれも、そこにちゃんと人物が「居る」のが素晴らしかったです。
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メガネの女性は、GGGの明ちゃんを彷彿とさせて、ぜひ本人に見てもらいたいなぁと(笑)

廣川さんも気さくで素敵な方で、3人でワーキャー言いながらオーナーさんにカフェを見せて頂いたりしながらあっという間に3時間経っていました。

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おふたりは顔出しNGっぽいので、引きで1枚(笑)

あゆねぇはギターを習い始めたそうです。
楽器が弾けるって私も憧れます。

残る人生は、頑張りすぎないで、好きなことやりながら制作頑張りたいねって3人で話しました。

ほんとにほんとに身体だけは大事にして、元気で過ごしてね!言い合いながら見送りました。

あゆねぇが私を撮ってくれました。(˶ᐢωᐢ˶)
古い友達に会って話す時間は良いですね。

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素敵な作品展はあと2日です。
ぜひご覧下さい。

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「うつくしい人」

廣川智子 陶
西岡悠妃 絵

表情やしぐさ、雰囲気、髪や指先、私が感じた 「うつくしい」をもとに人物像を制作しました。 たくさんの人にみていただけたら嬉しいです。 廣川

@djnhw360 
@yuhi_nishioka

同時開催

「プランタール」

ギャラリーnoir/NOKTA 
伊豆の国市中750-1

※展示期間中のカフェ営業は終了しました。


土曜日に次男がご飯食べながらポツリポツリと。

「友達が急に月曜日に転校しちゃうんだって。
最初は1月って聞いてたのに、急に来週だって。

入学したばっかの頃、浮いてたオレに話しかけてくれて、最初に友達になった奴だけど。

すごく大人しい奴。
だからどうして?って聞かなかったんだ。

それで、、、何かあげたいんだけど」

何かって言っても、田舎では贈り物買うのもままならないなぁと思っていたら、自分でガラスを吹いて贈りたいのだと。

ということで、昨日急遽次男が制作することに。

主人のグラスのように、ゴツイ感じで樽型がいいと言うので指導は主人。
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さすがに小さい時から何度か吹いているので、数年ぶりでもこちらが驚くほど棹回しが上手い!(⊙ω⊙)
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「ここのエッジに角度を付けておかないと、、、」

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「ハシはこの角度でここに当てる」

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と、主人が伝えるだけで理屈が分かるらしくスムーズに仕上がりました。

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今朝急いで窯出しして、裏に今日の日付を彫って持たせました。

今日の午前中で早退して東京へ行ってしまうそうです。

「2年の終わりに、突然知らないここより何倍も生徒が居る都会の学校なんて、どんな気持ちだろう。
せめて修学旅行一緒に行きたかった。」

と、彼を心配している次男。

過疎地に生まれ、出会う子どもがそもそも少ない。

大切な友達との初めての別れを切なく思う私達です。

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