『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

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この間の虹色の小鳥のうちの一羽。

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文字彫刻をオプションで。

そもそも彫る場所があまりないので文字数を制限しているのですが、暗号のような5文字のひらがながご希望でした。

「今まで飼ってきたインコ達5羽の名前の頭文字です」

と、全員のお名前を書いてありました。
お位牌の代わりのつもりだと。

(´-ω-`)フム、、、

文字数大きく超えるので無理やり入れることになるけど、小さく全員のフルネームを彫って内緒でお送りしました。

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勝手にやってしまったのでお叱り受けるかもとヒヤヒヤしましたが、

「みんなの名前を見た時は、とても嬉しかった」

と感想を頂き、祭壇に飾ってあるお写真を送ってくださいました。

良かったです。

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今頃みんなで虹の中を飛び回っていることでしょう。

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連休中、電話に出たら

「以前そちらでステンドグラスの作品を買った者です。
お伺いしたいのですが、、、」

と仰るので、うちは吹きガラス工房だから、何かの間違いでは?とお返事した。

「あの、犬の手形を作っていただいた、、、」

、、、ああ!HANNAちゃんの!(⊙ω⊙)

と、私も頓狂な声を出してしまった、、、

5年前、虹の橋を渡る前にわんちゃんの足型を残しておきたいとの連絡があり、展示会の当番で留守にする私に代わって対応した主人に、強引に虹色のフレームが良いと頼んでいかれてしまい、とても苦労して作り上げた。

http://faroglass.blog.jp/archives/1466693.html


昨年、大往生で旅立ったこと。
計画していた通り、亡くなってから写真を入れたことをメールでお伝えくださっていた。

西湘バイパスが大渋滞で予定の時間を大幅に過ぎ、初めてお会いするお二人の手にはあのステンドグラス。

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とにかく、一度お礼を言いに来たかったと、はなちゃんの顔が正面を向くよう、終始手に持ってお話してくださった。

お供えのグラスを探しに来たので、お揃いで虹色の何かはないかとおっしゃる。

それならちょうどいいものが(^-^)
お見せした虹色のぐい呑みを、「ピッタリ!」と喜んでくださった。

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はなちゃんのお写真良いですか?と聞いたら、おふたりの顔もOKだと仰って頂けたので、掲載させていただきます。

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今朝は、妊娠36週の誕生死であった赤ちゃんのお位牌の仕上げから。

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底部を平らに磨き、命日、戒名、俗名を彫刻した。

今週末、一周忌だそう。

ずっと先延ばしにしていたけど、私のお位牌のサイトを見て、(このお位牌なら!)とご依頼下さった。

私のお位牌で、悲しむパパやママのこれからを、そっと後押しができればいいなといつも思ってる。

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高さ15cmのラグビーボールとトンネルの通った山のお位牌。

宗教にこだわりがなく、大きな葬儀も必要ないと生前から仰っていたお父様が急逝され、その通り葬儀を済ませ、お位牌をどうするというところでFAROのお位牌のページを見つけてくださいました。

生前、トンネル掘削のお仕事に従事し、趣味でラグビーを愛されていたお父様を表現したお位牌にしたいと、デザイン画を送ってくださいました。

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1番の難関は、トンネルが通った山。

ガラスを掘って削るのは至難の業。
押して凹ませると、山の形状も歪む可能性があり、それだけで随分悩みました。

何度も頭でシュミレーションしてトライしたけど失敗。
2度目でなんとかできました。

次はラグビーボール。

色の指示があったので、どうやってLラインを入れるか?
どう形づくるか?

こちらも随分頭を悩ませました。

苦労してやっとできて、山に乗せてみたら、、、DSC_0291-01

(*'ω'*)......ん?
なんだか、接続部分が格好悪い。

目立たないようにと、玉を小さくしたのと、接着しやすいようにと山の方にも突起をつけたのが宜しくない。

山を削り、ラグビーボールをもう一度作り直し。
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山の頂点、ラグビーボールの玉の底部の水平を出し、歪まぬように慎重に磨き上げます。

そしてやっと接着。
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お名前などは、小さく入っていればいいということだったので、山の脇に小さく彫刻しました。

フォントは選んでいただきました。


こうして実に4ヶ月かけて、やっと出来上がりました。

喜んでくださるかなと思ったのですが、お送りしてからご連絡がありません。

遅すぎて、ご気分害されたでしょうか 、、、
気に入って頂けてるといいんですが。


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赤ちゃんのお誕生祝にガラスの手形を納品した翌日。
生まれて1ヶ月で亡くなってしまった赤ちゃんのお位牌を作っていました。

休業中に、パパママ、小さなお姉ちゃんとご相談に見えました。

ママは小さなバスケットに入った熊のぬいぐるみを大事そうに抱えていました。 「娘と同じ身長と体重で作ってあるんです」

小さく生まれたけど元気だったのに、突然内臓の機能が悪くなり、あっと言う間に逝ってしまったと。

保育器でのお写真。
亡くなった時のお写真も見せて下さいました。
退院の時に着せようと準備してあった可愛いドレスが、天使ちゃんたちにとっては最後の晴れ着になってしまいます。

1個目のお位牌は、制作中には見えない金属性の汚れが紛れていてボツに。

昨日、もう一度挑戦。

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私が作るお位牌は、ご家族の想いを映すもの。
純粋に美しくなくてはいけないと思っています。

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