『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:介護予防

先週の日曜日。

主人のバイト先でもある、老人ホーム
に依頼されて、フュージング教室を開きました。

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利用者さんではなく、地域のお年寄りを対象にした介護予防教室の一貫です。

一昨年も開催したのですが、お年寄りに作ってもらうという経験がなく、実際色々な問題が現場で起こって、かなり手こずってしまい、猛省したのでした。

http://faroglass.blog.jp/archives/1466605.html

それを踏まえ、今回は周到に準備をして行きました。

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結果、大成功!

シンプルに、しかも綺麗にできたので、皆さん超高速で仕上げました。(笑)

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一昨年作ったキーホルダーをわざわざ持ってきてくださった方や、

「前に作ったブローチは、グランドゴルフで被る帽子に着けて愛用してるわよ。」

と教えてくださった方もあり、私にとっては失敗だった前回が、楽しんでいただけていたと知り嬉しかったです。

戻って、すぐに電気炉で焼きました。

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それぞれご希望の金具をつけて、納品です。
喜んでもらえるかなー

11月6日、主人のバイト先である、近所の特養ホームで
フュージング体験教室を開催しました。

ホームでは、利用者ではない地域の方々を募って、月に1~2回、
介護予防のためのセミナーを開催しているそうで、
その中の1コマで、皆さんにガラスでアクセサリーを
作る体験をさせたいと。

まだホームを利用する前の段階の方々だと伺ったので、
私はいつもどおりの支度で向かいました。


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まだはつらつとした方もあれば、説明をするのにもマイクがいるほど
耳が遠い方や、理解がなかなかできない方、手先が震えてしまう方
などなどの19名で、実際お会いしないとわからないことがいっぱいで、
私も戸惑いながらもなんとか進めました。

ガラスを切ってもらうのはさすがに無理なので、私が替わりに切るのですが
それでお待たせすることになり、ちょっとテンション下がってしまう方も
ありましたし、アクセサリーって言っても何が作りたいのか思い浮かばずに
悩んでしまう方も少なくありませんでした。

私も、その大きさでは肩が凝りますよとか、この重さのブローチでは、
セーターにつけたらうな垂れてしまいますよとか、ダメですと言っている
つもりではないのですが、余計に混乱させてしまったかもと、あとで
反省しました。


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凹んでしまった方には、そんなことないです!良くできてますよ!と
励ましたり、「全然思いつかない!」と、とにかく有るガラスに、何でも載せて
しまえ!とばかりに巨大なものを作ろうとしていて、慌てて止めたり、、、

私がもっとやりやすいように、シンプルにしてくれば良かったな~と
ほんと、反省ばかりでした。

とはいえ、大体の方は自分で何とか仕上げ、出来ない方へ手を差し伸べて
くださったり、アドバイスしてくださったりしていて、とても助かりました。
職員さんまで、ガラスを切ってくれていたりして、申し訳なかったです。

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私もみなさんも、奮闘して何とか仕上げて、ばたばたで終了。

帰りがけ、逆に凹んでいる私に、

『とっても楽しかったわ、ありがとう。
昨日からどんなものを作ろうかって、眠れないほど楽しみだったの!』

と、おっしゃってくださる方もいて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

後で主人に聞いたら、帰るバスでみなさん楽しかったって言っていたと
職員さんが話してくれたそうで、とてもホッとしました。

主人に、もっと簡単にできるようにすればよかったって話したら、

『介護予防なんだから、ちょっと細かくて頭をとても使う難しいものを
やってもらったほうがトレーニングになって良いんじゃないの?』

と言われて、そういう考え方もあるか、、、と。笑


もう焼いて、ご希望の金具を付けるまでになっています。

楽しみにしていらっしゃるでしょうから、早めに仕上げたいと思います。

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