『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:フュージング体験

今日は、隣町のデイサービスにアクセサリー作りの講師に行きました。

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17名の皆さんに、私が吹いた色とりどりのガラスをコラージュしてもらいます。

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ペンダントやループタイ、キーホルダーやネクタイピン、ブローチなど、皆さん思い思いに作っていらっしゃいました。 

「重くて使いづらいですよ」と言っても、どーしても巨大なペンダントやブローチを作りたがる方が、必ず1人はいらっしゃいます。(笑)

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あと、今日面白いというか感心したのは、おばあちゃま同士の会話。 

「これ、色合いどう?」
「あんた、これ色ガラス4枚じゃ縁起悪いから、5枚載せた方が良いよ」

なーーー!
縁起担ぐのかー(⊙ω⊙) って。
今後、御年寄の体験では気にしていこうと思いました。

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6月の方々は、かなりてこずっていましたが、今回の皆さんはめちゃくちゃ仕上げが早かったです。

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持ち帰って、早速焼成しました。

10日後にお渡しです。

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11月6日、主人のバイト先である、近所の特養ホームで
フュージング体験教室を開催しました。

ホームでは、利用者ではない地域の方々を募って、月に1~2回、
介護予防のためのセミナーを開催しているそうで、
その中の1コマで、皆さんにガラスでアクセサリーを
作る体験をさせたいと。

まだホームを利用する前の段階の方々だと伺ったので、
私はいつもどおりの支度で向かいました。


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まだはつらつとした方もあれば、説明をするのにもマイクがいるほど
耳が遠い方や、理解がなかなかできない方、手先が震えてしまう方
などなどの19名で、実際お会いしないとわからないことがいっぱいで、
私も戸惑いながらもなんとか進めました。

ガラスを切ってもらうのはさすがに無理なので、私が替わりに切るのですが
それでお待たせすることになり、ちょっとテンション下がってしまう方も
ありましたし、アクセサリーって言っても何が作りたいのか思い浮かばずに
悩んでしまう方も少なくありませんでした。

私も、その大きさでは肩が凝りますよとか、この重さのブローチでは、
セーターにつけたらうな垂れてしまいますよとか、ダメですと言っている
つもりではないのですが、余計に混乱させてしまったかもと、あとで
反省しました。


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凹んでしまった方には、そんなことないです!良くできてますよ!と
励ましたり、「全然思いつかない!」と、とにかく有るガラスに、何でも載せて
しまえ!とばかりに巨大なものを作ろうとしていて、慌てて止めたり、、、

私がもっとやりやすいように、シンプルにしてくれば良かったな~と
ほんと、反省ばかりでした。

とはいえ、大体の方は自分で何とか仕上げ、出来ない方へ手を差し伸べて
くださったり、アドバイスしてくださったりしていて、とても助かりました。
職員さんまで、ガラスを切ってくれていたりして、申し訳なかったです。

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私もみなさんも、奮闘して何とか仕上げて、ばたばたで終了。

帰りがけ、逆に凹んでいる私に、

『とっても楽しかったわ、ありがとう。
昨日からどんなものを作ろうかって、眠れないほど楽しみだったの!』

と、おっしゃってくださる方もいて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

後で主人に聞いたら、帰るバスでみなさん楽しかったって言っていたと
職員さんが話してくれたそうで、とてもホッとしました。

主人に、もっと簡単にできるようにすればよかったって話したら、

『介護予防なんだから、ちょっと細かくて頭をとても使う難しいものを
やってもらったほうがトレーニングになって良いんじゃないの?』

と言われて、そういう考え方もあるか、、、と。笑


もう焼いて、ご希望の金具を付けるまでになっています。

楽しみにしていらっしゃるでしょうから、早めに仕上げたいと思います。

おととい、テレビ番組の撮影をしましたが、今日再び、
私達の作品だけ別撮りで、撮影隊がお越しになりました。

焼けているガラスを撮りたいということだったので、
いらっしゃる時間に合わせて、電気炉を動かして待っていました。

工房のあちこちに置いたガラスを、時間をかけて撮影してくださいました。




オファーがあったのは1カ月前でした。
伊豆をめぐるロケを考えていらっしゃるとのことでした。

ゲストは、教育評論家の尾木直樹先生でした。
先生の主催する研究所は『虹』と言う名前。
それで、虹と言うイメージで、何気なく見たファロのホームページで
私の作品にピン!と来たと、1週間後にロケハンで来られた
ディレクターの女性が話してくれました。

伊豆は他にどこを取材されるんですか?と尋ねたら

「それが、、、
どこへ行っても、ファロさんのこと、
御存じな方でびっくりしたんです!」


宿は、修善寺の新井旅館さんだそうですが、こちらで以前
展覧会をさせていただいたことがあり、その後ショップで販売して
いただいたり、お食事で出すグラスを、サザエグラスにしていただいたり、
風鈴をお求めくださったり、、、そんなご縁があるんです。

お昼御飯は、戸田の丸吉食堂さんだと。
丸吉さんは、仲良しのサムソンさんの御贔屓だし、
ブログやフェイスブックでも時々拝見することがあります。

それぞれが、知り合いだなんて面白いですね!

で、彼女は私と同じ名前、歳も一つしか違わないママで、
雰囲気もサバサバ男らしくて、まるで私みたい!

不思議な親近感があって、話は盛り上がり、取材をお受けしたのですが、
彼女は、次のロケハンの赤沢まで行くと、すっとばして夜の道を
走って行きました。

後に残された三脚発見!!!!

慌てて追いかけ、後ろにつけ、何度もパッシングしたり、クラクションを
鳴らしたりしたのですが、全く気付かず、
かえって速度を上げられる始末、、、

10キロほど走って、もう諦めようか、、、と思いながらも、室内灯をつけて
手を振る作戦に、、、

すると、やっと気付いてくれて、渡すことができました!!!
ああ、夕御飯時の往復40分の旅でした。汗

で、この間の撮影の日も、シャーペン忘れて行きました。

今日来た時に、「今度は忘れものしても
追いかけませんからね!」
と釘を刺しておきました。笑

撮影当日は、ブローチを作っていただくことになっていました。

私は知りませんでしたが、尾木先生は、いつも違うブローチを
おめしになるほどのブローチ好きなんだそうです。

実際、思っていた以上になかなか大変でした。
先生が手作りでなにかを作るということはあまりされたことがないと
言う話だったので、単純なものになると想定していたのです。

難しいと思われた場合に備えて、簡単にできるように、
虹色の板ガラスも焼いて用意しておきました。




が、実際は、かなり手の込んだ虹色の作品を作ることを望まれて、
それに沿うように、一緒に悩んで考えて、完成させました。

『大変!これは大変だわ~』

と、すごく苦労された様子だったので、後で『嫌な体験だった』と
言われていないか心配だったのですが、楽しかったとおっしゃって
いたそうで、ホッとしました。

テレビで拝見する、そのままのとってもいい方でした。
息子たちと一緒に写真を撮っていただきました。

ということで、ブローチ代、2500円いただきました。
後は割れないで出てきてくれれば、送るだけです。


どんな作品になっているか、ご覧になりたい方は、
12月21日 朝日テレビ系列 
朝8時からの『朝だ!生です 旅サラダ』

是非ご覧くださいませ~


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