明日火を消すと決めてから、何を作って置くべきか?書き出して順番に作っていました。
今日も手の平も爪の中も真っ黒にしてガラスを吹きました。
ついでに火傷も、、、( ̄▽ ̄;)
1350℃のガラスは、濡らした新聞を素手で持って成形します。

「紙リン」と言います。
形状はそれぞれ違いますが、木でできているのは「木リン」、鉄でできているのは「鉄リン」と言います。

紙リンを上手く使えると、等高線のように綺麗な模様ができます。(^-^)
今回は綺麗な模様。
さて、リストアップした作業計画通りに進めたくても、消耗した窯の中のガラスは綺麗には溶けてない( ߹꒳߹ )
ガラスの表面を梳くようにして良くない部分を取る「スキミング」を、1個吹くごとに行っていました。
正常ならば、朝と午後1回くらいで良い作業。
高い燃料費払って使えないガラス溶かすなんて本末転倒です。
でも脈理と呼ばれるスジが入ったものはA品にはなりません。
おまけに脈理は吹き始めてから目に見えます。
当然ゴミ決定なので、それが続くとメンタルやられます。( ߹꒳߹ )
スキミしたガラスは水の中へ入れて冷まし、水揚げカレットに。

こうすると粉砕されたように細かくなります。
いっぺん粉々にすれば、脈理もバラバラになるから、新しい原料と共に溶かして新しいガラスにできるので、捨てる訳ではありません。

カレットは、休業に入ったら再開しようと思っているパウダーフュージング技法の材料でもあります。
吹きガラスを続けることが年々難しくなってきて悩んでいた時に閃いたパウダーフュージング教室の受講。
これで売れる作品ができたら、大好きなガラスにまだまだ触って暮らしていけます。
33年のガラス人生の第2章が始まります。
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