『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

タグ:ガラスの位牌


可愛がっていた鳥を亡くされた方から、お位牌替わりにとブルーパープルの小鳥をご注文くださいました。

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尾羽の辺りに鳥さんの名前を彫りました。

綺麗だと喜んでくださいました。

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同じ日に、ヨーヨーグラスと虹色のリングホルダーをそれぞれお送り致しました。

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吹きガラス体験のご予約と共に、赤ちゃんのお位牌も検討したいとおっしゃるカップル。

虹色のお位牌をご希望だったので、いくつか作ってお待ちしていました。

虹色は、制作中、それが一体どのような色合いなのか?真っ赤で全くわからず、冷めてから、ああこんな色合いだったのかとわかります。

なので、「これと同じ色合いでサイズ違いで、、、」とお願いされても、再現が難しいので、こうして実物をお選びいただくのがベストです。

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10点ほどの中からこの卵を選ばれました。

お名前は無いので、お誕生日だけ彫ることになりました。

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長い長いお休みをいただいております。

遊んでいるわけではないのですが、はたから見ると、
遊んでいるように見えるでしょうね!(笑)

まもなく火を着けると思うのですが、如何せん、主人の
裁量に任されているので、私がとやかく言って
ヘソ曲げられたら一大事なので、それとなく
お仕事溜まってるよと、伝えている毎日です。

随分と、ステンドグラスに浸っており、

このままステンドグラスでやって行こうかな、、、

と、血迷うこともしばしば。

いや、実際、私にはステンドグラスの才能が皆無ですから、
土台無理な妄想ですが、ランニングコストが一切かからない
技法を、心底羨ましく思うのです。


さてさて、遊んでいるわけではないのなら何してるんだ?と
問われれば
この現状を打破して、新たに開発した商品で
攻めてく
ことを、日夜考えているところです。

また妄想かい!o(`ω´ )o

と、叱られそうですが、企業診断士の先生とお話して、
ボンヤリとしていたものが、ハッキリ見えてきました。

ペットのお位牌、仏具を、もうちょっと頑張っていくと。

それで、新たな商品を毎日考えていまして、いろんな
アイデアが浮かぶわけですが、さっきお風呂に入っていて
降りてきたものはこれ。↓




お位牌や仏具は、すでに何度か作っていますが、
それらを置くを作ろうかと、、、

FAROのお位牌をご依頼くださった方の半分くらいは
お仏壇でなく、チェストの上などに、祭壇のような
コーナーを設けて飾っていらっしゃるようです。

ガラスの台に乗せたら、ひときわ凛として見えるなあと。
それに、ガラスの上にガラスなら、お位牌が倒れないように、
粘着剤などで着けても、取る時綺麗に剥がれます。

そしたら、台をステンドグラスの薄い綺麗な箱にして、
そこに、生前ワンちゃんや猫ちゃん達が使っていた首輪や
毛布、遺髪など、しまっておけるようにしたらどうかしら?

なんて、考えていました。
天板には、遺してあれば本人の足跡とか彫刻したりして?

みなさん、どう思われますか?

主人は、亡くなったカンジの首輪を取ってあって、
匂いをかいでいたりしました。

http://faro.i-ra.jp/e416755.html

そんな風に、懐かしいものを収める宝箱です。

体調もだいぶ良くなり、気持ちが塞ぎこむことも、涙が止まらなくなることも
かなり減って、毎日元気にガラスを吹いています。

いや、じっとしていると、おかしくなりそうだったので、わざと忙しく
していたのが本音ですが、仕事があって本当に有難いな~って
思いながら過ごしていました。

そして、主人や温かい友達に、そっと優しく接してもらい、
ゆっくり癒された20日間です。

ただ、自分が果報者であることを、感謝しています。
皆さまにも、大変ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。


泣いている間も、お位牌のご依頼がいくつか入り、同じように悲しみを
お客様とシエアできるようになったことが、私の別れの意味だったのだと
認識できるようになったのも、立ち直るきっかけになったかもしれません。

そんな中、ちょっと不思議なシンクロニシティを体験したので、そのお話。

5か月で死産されたママとパパとお兄ちゃんになるはずだったボクが、
私を訪ねて茅ケ崎からお越しくださいました。

事前にお電話でお問い合わせがあり、いろいろお話をして、
お位牌のデザインなどをすり合わせていたのですが、
次の日に電話で、「やっぱり伺います!」と、、、

何だか急に、切羽詰まったような感じで西伊豆までお越しになる様子
だったので、ファロへ来なくても製作できますよと私の方が引くくらい。

『吹きガラス体験もしてみたいので、、、』

とおっしゃるので、ご予約を承り、当日は一通り、吹きガラス体験をして
いただきました。

その後家の坊主たちに、お兄ちゃんの世話を任せて、いよいよお位牌の
話しあいを始めました。


『あの、虹色のサンプルを見せてください』

パパは初めにそうおっしゃいました。

(ああ、確か電話口でそんな話、出したっけな。)

と、奥から休業中にお位牌の依頼があった時の為に、あらかじめ
作っておいた予備のお位牌のいくつかを持ってきて、お見せしました。

『ああ!綺麗!』

と、パパとママが声を上げました。

『実は、妻が死産した日の夜、私が見た夢に綺麗な虹が出てきたのです。

お電話したとき、いきなり『虹色のお位牌とかもありますよ』と言われたので、
もうびっくりして。

(え??何でそれを知っているの??)

それで居ても立っても居られなくなって、来ることに決めたんです!
普段はこんな風に行動的じゃないんです。
本当に、何かもう(行かなくちゃ!)って思って、、、

お話をうかがっていて、以前、小さなお子さんを残して病気で亡くなった
娘さんの為にと、お母様から依頼されたお位牌の事を思い出しました。

あのときも、お母様と話をしていて、頭の中に”蓮の花”が浮かんできて
『蓮の花を入れたらどうでしょうか?』とご提案して制作したことがあります。

後日、お母様が

『娘が亡くなる前に、二人で蓮の花の綺麗な池に行ったことが
思い出深かったので、いきなり”蓮”と言われた時、ドキッとしました。』

と、おっしゃったのでした。


なんでしょうか?不思議な偶然の一致なのか、必然なのか、、、

そうして出来上がったのがこちらのお位牌です。



泡がなかなか綺麗に入らなくて、これは3つ目でした、、、

更に長くなってしまうので、続きはHPで、、、
http://www.f-faro.com/IHAI78.html


お礼のお手紙に使われていたシールの言葉に、
私はグッときてしまいました。







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