『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

カテゴリ: FAROの仕事あれこれ


8月の終わり

「支所のガラスの看板の濁点が取れて

"カラス"

になってしまってるので、1度見て貰えないか?」

と役場から電話があった。

国道沿いの交差点に立つ看板。
普段見慣れているんだけど、見に行ったらホントだ。

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「日本一のカラス文化の里」になってる(゚ ∑ ゚)

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ってか、ガラス違うやん!
アクリル板と発泡スチロールやん!Σ(゚д゚;)

「ガラスと違いますよ〜」と電話すると

「それって五木田さん直せませんかねぇ?」

え〜( -᷄ ω -᷅ )

やれって言われればやるけど、、、
と、渋々引き受けた。

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見上げるほど高い場所だったから、どんなサイズの濁点だったか想像でしかないけど、太字の方のサイズを測ったり観察したり。

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濁点よりも、土台のモルタルが剥がれ落ちてビー玉取れてる方が気になる。

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分厚いアクリル板の本体も、長年の紫外線のせいか黄変と気泡でみすぼらしい。(T_T)

ちょうどこの頃、私は神戸の展示会の制作で死にそうに忙しかったので、そのまま手付かずで居た。

続く、、、

#看板修理
#リペア
#repair
#ガラスの町
#西伊豆町


「生放送中に使いたいから。」

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と、フルーツカラープレートと虹色のグラスを一昨日テレビ局へお送りしました。

7月のある日、展示会2つ、通販の注文が殺到しているとんでもない忙しい時に、テレビの取材の依頼が来ました。

ご都合を、、、と一応聞かれますが、大体既にロケの日は決まっていて数日後のことが多い。( ̄▽ ̄;)

この状況では本当に勘弁してほしい、、、けど町の宣伝になるので引き受けなくては。

ということで引き受けたテレビ番組、今日25日放映です。
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ピーコさんと蓮見アナウンサーさんがお越しになり、レポートしてくださいました。

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その日、吹きガラス再開したばかりでかも風鈴作るのも3ヶ月ぶり。
作り方すっかり忘れ、見事に大失敗となりました。
放送見て笑ってください。( ̄▽ ̄;)

この25年、さんざん取材は受けてきたけど、西伊豆へ移住する前のこと詳しく聞かれたのは今回初めてかもです。

我が家は地上波引いてないのでリアルには見られませんが、静岡県の皆様、是非ご覧ください。

テレビ静岡「ただいまテレビ」
"しずおかヒトモノコト"
16:40〜19:00

#ピーコ
#ピーコさん
#テレビ静岡
#かも風鈴
#西伊豆町
#田舎暮らし
#移住
#静岡県
#五木田淳子
#ただいまテレビ

17年前、市民劇団を主催されている方が訪ねてきて、「溶けたボトルを吹いて欲しい」と依頼されました。

(溶けたボトル?)

「『父と暮らせば』という芝居に使うのです。広島の原爆で溶けたボトルを小道具で使いたいのです。」

原爆の熱線で溶けた一升瓶、、、

大きなボトルを作るのも大変ですが、それをひしゃげるような溶かし方、、、
主人は苦労していましたが、3点納品しました。
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ガラスが溶け始めるのは600度以上から。

今改めて、原爆資料館などの画像を検索すると、似たような状態のものと共に、もう一升瓶であったかどうかもわからない、塊になったものもありました。

600度以上から、、、と書きましたが、ガラスを歪ませていくには時間がかかります。

原爆は一瞬でした。

一瞬で、あのような塊になったのです。

先程、黙祷を終えました。
被爆された方はどんなに熱かったでしょう。

市長のメッセージに促され、被爆者の方へ敬意を評し拍手しました。
涙が溢れました。

#長崎原爆の日
#父と暮らせば

22年前、私たちが西伊豆へ移住した時から仲良くしてくれた方が、5月に息子さんとお嫁さん、初孫の赤ちゃんを連れて来てくれました。

お孫さんの手型を作って欲しいと。 

「自分に孫ができたら、FAROで手形作ってもらおうってずっと思ってた」

って帰りに言ってくださって、本当に嬉しかった。

通常は既製品のフォトフレームに貼り付けるのですが、お嫁さんがうちの猫の手型を見て、「こういうのがいい」とおっしゃって言ったので、かなり悩んでしまいました、、、 

半年近くかかって、お待たせしてしまい申し訳なかったのですが、今日やっとお渡しできました。

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じいじとばあばは喜んでくれたけど、お嫁さんはどうかな?*゚Д゚)ドキドキ


昨日は半年に一度の、赤ちゃんの手形とりの日。

西伊豆町は、赤ちゃんが生まれた記念品にガラスの手形を贈っています。
この半年で生まれた11人の赤ちゃんが集まりました。

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22年前、私と主人が移住するにあたって提出した企画を、村が実現してくれてから続いている事業です。

工房を作って、最初に作った手形の赤ちゃんは平成9年生まれ。
彼らはもう成人したってことです。(@_@)

3工房が集まったパパやママにプレゼンし、希望のデザインの作品を選んでもらいます。

今回FAROの手形を選んでくれたのは5人。

うち2人のママは「FAROの手形はこれで3個目です」っておっしゃってました。
とっても嬉しかったです。

粘土で採った手形に、石膏を流して原型を作りました。

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メンテナンスが終わったら、宇久須産の硅砂に押して、ガラスの手形にします。(^-^)

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