『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

カテゴリ: 西伊豆元気製作所の仕事


昨日は、近くの宇久須神社でイベントの準備をしました。

2022年は、国連が定めた「国際ガラス年」なのだそうです。

それで、ガラス原料の採掘で大いに貢献した「ガラスのふるさと」でもある西伊豆町も何かやらねば!

と、町が予算を出して下さり、アイデアはガラス作家に、、、と。

みんなで悩んで、やはり風鈴かなとなったのですが、場所をどうする?と。

野ざらしでは破損や騒音、盗難の危険があるし、安全面でも問題があります。

一旦持ち帰って考えよう、、、

と会議が煮詰まった時、ふと宇久須神社のことを思い出しました。

その数日前、たまたまネットでいつも何気なく通っていた覆屋に素晴らしい彫刻があると知った私。

すぐさま駆けつけ、

「すげー!
今まで気づかんかった!!」

と感動。

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作者は、私が所属する松崎江南弓道会の船寄神社がある松崎町江奈の出身の石田半兵衛という名工だそう。

https://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/docs/2019010500026/

山梨や神奈川にも作品が残されているそうです。

私が撮影していたら、権禰宜の清野さんが見えて、

「この間も脚立持って撮影に来てた人があってさぁ。

その人、石田半兵衛の作品がある神社を日本中回ってるだってさ。

おらぁ、今まで竹箒ですす払ってたけんど、それっから気をつけてそっとやってるよォ、、、(笑)」

と仰ってて、やっぱりすごい作品なんだ、と。

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そんなわけで、本殿の前に扉が閉められる拝殿があるのを思い出し、宇久須神社でどう?と提案したところ、みんなそこしかない!ということで、風鈴240個を展示したわけです。

その写真はまた後で。

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昨日は黄金崎クリスタルパークさんへ「かも風鈴」の納品に行きました。
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今年度最後の納品になります。

「だるま夕陽」
「カーネーション」
「工房オリジナル」
そして2020年の新作「森」です。

昨年開催の「かも風鈴デザインコンテスト」の入賞作品の中から、商品化できそうなデザインを選びました。

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かも風鈴は、3工房で制作しているので、同じタイトルの風鈴でも三者三様の風鈴ができあがって楽しいですよ。

http://www.kuripa.co.jp/shop/shop-kamofuurin.htm

デザインコンテストも開催中。

http://www.kuripa.co.jp/kamofuurin_contest/design_contest.htm

入賞者には、描いた風鈴そっくりのガラス風鈴がプレゼントされます。

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今夜は、西伊豆元気製作所の会議。

今回で14年目になる、かも風鈴のデザインコンテストの選考会でした。

今年もたくさんのデザインの中からえらびましたが、年を経るごとに既に作ったデザインが重複してしまい、選択肢は減るのが悩みです。

みんなで厳正に審査させていただきました。

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今回は、スウェーデンからの応募もあったんですよ!(@_@)
だんだん、インターナショナルなコンテストになってきましたねー。


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そういえば、先月の東京国際フォーラムでのイベントで出会った静岡県庁の方が、

「うちの娘もコンテストで選ばれて、風鈴をもらったことがあるんですよ」

とおっしゃるので驚きました。 

「なんだか、色がボヤッと入っていて、、、」


とおっしゃるので、多分私が作ったものだとお伝えしました。

3工房で、得意分野を分担するのですが、大概ボヤッとした色の風鈴は私にお鉢が回ってくるのです、、、(笑)

そのまま忘れていたのですが、数日後にその方からメールが来ました。

確認したら、FAROの判子が押してあった!と、写真も一緒に。

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割ったら大変だからしまっておいて、時々出して鳴らしているそうです。( ̄▽ ̄;) 

そんなふうに思っててくださってとても嬉しく、光栄に思いました。

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私も、以前の写真を探してみました。
2011年の作品でした。

東京で、まさか自分が作った風鈴の持ち主と出会うなんて!すごいですよねー。

昨年秋より開催していた「西伊豆ガラス作家展」が、本日23日で終了しました。

始まったときは長い会期だなと思っていたのですが、終わってみればあっという間でした。

時間をかけて展示したのに、撤収もあっという間。

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さて、持ち帰った作品群をどこにしまおうか、悩ましい、、、( ̄▽ ̄;)

「愛を継ぐ装置」の体験では、トータル130個のガラス玉が日本中に渡ったと学芸員さんに教えていただきました。

皆様ありがとうございました。(^-^)

搬出が終わったら、私たちの作品と共に飾ってあった「暦風鈴」を、かも風鈴の展示場所に戻す作業をしました。

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26日から、また無料でご覧いただけます。



今年の"かも風鈴"の新作は、「goldfish」
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横にすると金魚に見えるかな?

去年公募したデザインコンテストの受賞作品から、今年の新作に選ばれました。

といっても、商品化は3工房に丸投げなので、私が受賞デザインから感じるものを表現しています。

これには、かも風鈴の定価に納まるようコストも抑える必要があります。

ということで、こちらの新作も、工房によって違うニュアンスに仕上がっていますので、楽しみにしてください。

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