『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

カテゴリ: 心に思うこと


昨日お電話くださったお客様。

"ひこうき雲グラスが欲しい"と。

彫刻と絵付まで済んでいるのは2個だけで、お気に召すかどうか、、、

とお返事して今日の9時に来る約束を。

9時ぴったりに見えた春日部ナンバーのお客様は、数年前にも突然いらっしゃって、色々買ってくださったそうで、

「その時おミカンをいっぱい頂いて、、、」

あぁ!では冬にいらっしゃったのですね!

「あの後、今度はひこうき雲グラスが欲しくて、1度検索すると、頻繁にスマホに出てくるので、もうずっと欲しくて、、、

そこへ主人が神奈川に単身赴任が決まって、昨日から引越しで、『どこか行きたいところある?』って聞かれて、もう、すぐ、"ここ!!!"って頼んで、、、(˶ᐢωᐢ˶)

そしたら今日は早く着きすぎちゃって、工房の前を通り過ぎて奥まで行って戻って黄金崎まで行って、、、と、朝は時間潰してました(笑)」

えー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
お電話下されば早く対応しましたのにー。
そんなに思っててくださって感激。
そして時間を無駄にさせてしまって申し訳なかったです。
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B品の夕陽グラスもお気に召して、当初のひこうき雲も、遠くから眺めたり掲げたりしながらやっと決めて嬉しそうにお帰りになりました。

今度は主人のじゃがいもを差し上げました。

雨も止んで一瞬空も青くなり、朝からとってもいい気持ちでした。

本当にありがとうございました。

#お客様とのご縁に感謝 
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期限のある仕事を、いくつも同時に進めています。

いつもそうなってしまうのは、私のスケジュール管理能力の無さと毎回思うけど、過ぎちゃうと忘れてしまう、、、( ̄▽ ̄;)

昨日は、午前中は西伊豆硝子舎の定例会。

一昨年代表ヒーヒー終わらせたばかりなのに、また今年度代表に(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

辻さんが今年は無理だということで、順番変わりました。

ま、頑張ります。

夜は、かも風鈴とキャンドルホルダーのデザインコンテストの入選作品につけるパーツ作り。

プラ板工作です。

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最近の応募作品には、風鈴の鳴る部分にまで凝ったデザインが多いのですが、ここがガラスだと、重くて風に吹かれても鳴らない風鈴になります。

賢ちゃんのように全てガラスで作る人は尊敬するけど、私はあくまで風鈴本体だけでいいと思うので、鳴る部分が複雑な作品はプラ板にしてます。

楽しすぎてるかな?

でも、考案した方のデザイン画そのままを再現できるのは利点かと。

さて、プラ板工作。
色鉛筆で着彩してます。

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この色鉛筆、ガラスの学校へ入ってすぐ、授業で使うから用意するよう先生に言われて奮発して買ったもの。

20歳だった。

学費も生活費も全て自分で用意して家を出たので、授業が進む度、細々と材料費や道具にお金が必要でいちいち辛かったな、、、

頑張ってるね。
今は不安でいっぱいだろうけど、ちゃんとガラスで食べていけるようになれるよ!

と、当時の自分に言ってあげたいなと、色鉛筆削りながら思った夜でした。

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4月10日。
新たな学びの場に幸運にも席を置けることになり、下田の上原美術館さんへ。

2015年のクリスマス、こちらで当時小学生だった次男が2日間のデッサン講座を受講しました。
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その時の先生が大変丁寧な指導で、私はとても感銘を受けました。
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次男もとても楽しかったと喜んでいましたし、実際とても上手にリンゴを描いていました。

そのあとすぐ、その先生からご自分の作品がプリントされた年賀状が次男に届きました。

受講生みんなに送られているんだろうなと、とても感心したのですが、その年賀状は翌年も届き、今年も届きました。

次男は一昨年家を出て独立したのに申し訳ないなと思いながら、9年間ずっと送り続けてくださる先生のことがずっと胸に残っていました。

昨年偶然ネットで、上原美術館さんの教室の生徒さん達の発表会の記事を見て、日本画や仏像彫刻など美術講座がいくつもあることを知りました。

そこに、次男を教えてくださったあの先生のデッサン講座が!

すぐに問い合わせをしたら募集は1月からで、応募者多数の場合は抽選だと教えて頂き、すぐ応募してみましたが、上原美術館さんが好きでよく行くという弓友曰く

「毎年人気で狭き門らしいですよ〜」

と聞き、半ば諦めていたところ当選の通知が届きました!!

開講初日にアトリエに集まった1年生は、私を含め6人。

え!これだけ???
本当に狭き門だったんだ。

自己紹介で、5回も6回も落選して今年やっと入れたとおっしゃった方も(⊙⊙)!!

美大受験に失敗し、絵を描く資格が無いと拒絶されたように感じて筆を折った私が、もう一度静物や石膏像のデッサンを学ぶのです。
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35年ぶりの新しい画材。
知らない画材もあり、ワクワクします。

先生は次男の時と同じように、鉛筆の削り方、練り消しの練り方まで教えてくださいました。

そして、1人のとりこぼしもないよう、悩みがあったら遠慮なく伝えて欲しいと。

そうなんです。
この講座は3年間!!!!

感覚だけで適当に描いている今の自分に足らない

・対象物の見方
・正確な形のとらえかた

その目と技術を鍛えたいと思います。

絵も編み物も、自分がやりたいと思った途端、道が勝手に開いている気がします。

「きっとそういう時期なんだろうね。
そのうちポックリ死んじゃったりして???」

と主人に半分呆れたように言われたので、

「私は明日死んでも後悔しないよ、今」

と答えました。

「それはいろいろ困る」

と言ってましたが、明日死ぬかのように生き、永遠に生きるように学ぶのです。

#学び
#デッサン
#上原美術館デッサン教室 

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暑いぞ!!


コカ・コーラをコカ・コーラグラスで飲んでます。

機械が作ったグラス、安定して使いやすく均等に薄くてすごいなぁ。

大量生産の工業製品のガラスを使うことは、自分がモタモタと、有限な資源を使って

「食えん食えん」

とボヤきながらガラス吹いてていいのかな?と感じ、自分がどうガラスと向き合えばいいのか考える機会になります。

#コカ・コーラ
#cocacola 

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(↑↑↑先月、島根一人旅で撮った米子駅前の銀河鉄道です。)

2024年が明けました。
旧年中のご愛顧に心から感謝いたします。
祝辞は控えさせて頂きます。

能登島で4年半過ごした私達は、昨日の大地震のニュースに戦慄しました。

数時間後にガラス学校の同期のグループLINEで、能登島ガラス工房の皆さんの無事が分かりましたが、建物やガラス作品に甚大な被害があったはずです。

長男も、春まで上越の大学で過ごしていたので、知人や後輩たちを心配しています。

被災地に何か助けが出来ないか……とジリジリしているだけで無力さを痛感しています。

きっと寒く辛い思いをされていることでしょう。
少しでも早く皆様が平穏な生活に戻れる事を祈るばかりです。

一方、地震の影響のない私たちは、変わらぬ日常を送りつつ、被災地を支えるためにも社会を回して行かなくてはとも思います。
↑↑↑私のガラスが社会のためになっているかどうかは疑問ですが、、、( ̄▽ ̄;)

どうぞ皆様、健やかにお過ごしください。
本年もよろしくお願いいたします。

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