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今夜はガラス原料を投入し、窯番しながら電気炉でひこうき雲グラスの絵付を焼き付けながら、個展の作品の構想を練っていました。

再開からまだ1ヶ月ほどしか経っていませんが
溶解炉の老朽化が著しく、あちこちから雨漏りのように灯油が漏れだし、温度は設定通りに上がらず、日々の制作にとても苦慮しています。

一方、加工場では平らに削る平版として使っていた中古ろくろが壊れたうおうで、負荷をかけると回転が止まってしまう、、、
慌てて別の中古を2万円ほどで落札。

電気炉もこの間スイッチが入らず、(これはまずい)と青くなりました。
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過去の経験から、ブレーカーかリレーの故障と想像して、とりあえず安い方のブレーカーを交換したら、ちゃんと動くようになってホッとしました。

溶解炉も電気炉も、壊れたら私に買い換える余力は残っていません。

そう考えると、毎日当たり前に使っている機械設備が壊れたら、もう私はガラスで食べていけないんだなと、改めて考えさせられました。

そんなわけで毎日、

今日も頑張ってくれてるね。
ありがとう。

と声をかけています。

溶解炉の温度が1度でも上がるよう、心を砕いてあれこれ試してくれている主人にも感謝です。

無色透明のガラスを溶かすのは、これがこの冬最後になります。
明後日はブリキ色ガラスを1度溶かして、それでメンテナンス休業に入ります。

長い間、この溶解炉を維持していることで

ガラスが綺麗に溶けない

とか、

来週の燃料費どうしよう、、、

とか、いつもストレスを抱えて生きてきたけど

「所有しない」世界線

も考えるようになりました。

燃料や資材の価格も独立当時の想像以上に上がりました。
年齢も重ねて、身体のあちこちに痛みを感じます。


そもそも息子にお金借りないと運営できないなんて終わってるよね。
しがみつく必要があるのかな?
もう手放す時期なのかな?

そんなことも考えています。