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灯台に使われたガラス製のレンズ。

1800年代、フランスの内気なオタク"フレネル"さんが、苦労の末に編み出したプリズム。

光を集め、真っ直ぐに遠くまで光を届けることができる世界初の発明でした。

一方で、それを作るガラス工場が大変だっただろうなと、、、(笑)

うちの泡や脈りやブツが頻繁に発生する炉では、到底フレネルさんの及第点は貰えなかったはず。( ̄▽ ̄;)

綺麗なガラスを溶かすこと自体が困難な時代に、あの大きさのサイズのガラスの塊を作って正確に曇りなく磨けとは、とんでもないオーダーだったでしょう。

そんな当時に想いを馳せながら、百数十年後の飴色や水色のプリズムを(可愛いなぁ)と眺めました。

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こんなにも濃い水色でいいんだ、、、

とちょっと驚き。

水色はさすがに第一等閃光レンズにはなれないのかな、、、

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昨年登った、出雲日御碕灯台のレンズは、皆さんがキッチンでお使いのコーニング社のパイレックスなのね。

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日本で作ったプリズムのレンズと、アメリカ製の鋳物で鋳造したレンズが並んで置かれていました。

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手で作られた細いレンズがびっしり並んだ右側は、クリアな光が眩しい。

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一方左側は、なんだかプラスチックのように半分曇って見えて鈍い。

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右側の日本製のレンズの下には、

『 海上保安庁工場』

と鋳造されたプレートが誇らしげに付いていました。

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