「西伊豆ガラス作家展」

https://faroglass.blog.jp/archives/34741565.html

初日の今日は、光箱の辻さんがお当番です。

私は今回やっとできた新作を展示しました。
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宝石のプレートです。

2年前の今頃、川崎までパウダーフュージング @powderfusing  の勉強に通っていた時、先生にアイデアを伝えてプロセスをご指導頂き、ガラス板に焼いてもらいました。

板のまま持ち帰って、秋に教えていただいたように自力で型を作り、ガラス板を焼成して器にしました。

https://faroglass.blog.jp/archives/29818508.html

窯から綺麗に出てきて

(できた!)

とても嬉しかったけど、その後1人で板ガラスを作っても、素が空いてしまったり、色あいが気に入らなかったりで失敗作ばかりが増えていきました。

何時間も何日もかけて、窯を開けたらガッカリが続くと、正直病みます(T^T)

短時間で結果が出る吹きガラスとは違い、手間暇かけてようやく全貌が分かる電気炉の作業は、作業効率やコストを考えないと作品がどんどん高価になっていきます。

あまりに高価では、日常気楽に使いづらいですよね?

かと言って、無理して安価に販売して、もしも注文が沢山来たら、気に入った作品でも作るのが嫌になってしまいます。

どうしたら自分が納得できる仕上がりで、お求めやすくできるか?

トライアンドエラーの2年でしたが、この間ふとアイデアが浮かんで試したところ、上手くできなかった作業を以前より綺麗に終えることができるようになりました。
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とはいえ、手間が減った訳では無く、

板ガラスを作るのに5時間焼成→徐冷一晩
ラインを焼きつけるので4時間焼成→徐冷一晩
器にするのに4時間焼成→徐冷一晩

と、最短で3日もかかります。
サビが出ちゃったとか、ラインが途切れちゃったとかだと、修正するのにまた数日、、、

いやー大変です、コールドワークの作家さん達は、、、
いやはや恐れいります。
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でも、吹きガラスとは違う表情の、めんどくさい(笑)ガラス達は、新鮮で可愛いなぁと思います。

というわけで、まずは三島でお披露目中です。(˶ᐢωᐢ˶)

売れるかどうかは、今後の私のセンス次第でしょうが、生まれたばかりの赤ちゃんです。
どうぞよろしくお願いいたします。

#パウダーフュージング
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