『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2020年03月

土曜日、最後の吹きガラス体験に見えたお客様が、今日作品を取りに来てくださいました。

グラスをお渡しすると、

「あの、、、これを。」

と、缶コーヒーが入った袋を手渡されました。

「教えていただいた場所、行ってみました。
とても良かったです。

無計画で来たので、本当に教えていただいて良かったです。(^-^)」

と。

あの日、お2人で当面吹きガラス体験は休止するとお話させていただき、このあとはどこへ?と尋ねたら、下田に行かれるとおっしゃったので、では松崎町のお花畑と、下田の爪木崎はぜひ行ってみてください!とオススメしたのです。

まだお若いカップルでしたが、彼はとても丁寧な敬語を使う方で感心したのでした。

お見送り後、袋を覗いたら小さな手紙が入っていました。

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モデルのように可愛くて背が高い彼女が灯台やお花畑の絵をたくさん描いてくれたようです。

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子どもの頃、友達に貰ったような小さく折ったお手紙が可愛くて、そしてあたたかい言葉に涙が出てきました。

志村けんさんの訃報で、朝から涙が止まらない50歳です。
今日は涙脆くてイカンです。

#吹きガラス体験

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今朝、庭の桜は五分咲きくらいかなーと思っていたら、お昼にはボンッと咲きそろいました(⊙ω⊙)

 以前からご予約頂いていた本日のお客様を最後に、コロナが収束するまで吹きガラス体験を休止することに決めました。

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消費税増税から売上が落ち込み、今年はコロナ危機で更に落ち込んだと同時に、決まっていた企画展がキャンセルになったりと大変厳しい状況で、吹きガラス体験までなくなったら、どうやって灯油代を稼げばいいのか分かりませんが、苦渋の選択です。

やむを得ません。

観光客の方がどこにお住いであれ、感染しているかもしれないし、今は誰が感染者かわかりません。

おまけに周りには、「東京の大学に進学する息子の引越しに行かなくては行けない。」とか、「就職内定先の研修で、東京へ行かなくてはいけない」という地元の人達がいます。

県内一の高齢化率。
限界集落である地元が、最悪の状況にならないよう、今は我慢すべき時だと思っております。

このまま灯油代が捻出できず休業を余儀なくされるかもしれませんが、今は行けるところまで行こうと思います。

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皆様におかれましては、どうかお気を付けてお健やかにお過ごしください。

弓道の他支部の女性から風鈴を頼まれました。 

「こんな青い色のまん丸の風鈴作れない?もうほんと、青一色でいいんだ。一切余分なものは要らない。」 

彼女が見せてくれたのは、北海道で買ったトンボ玉のチョーカー。

小樽で?と聞いたら

「いや、もっと奥の、、、どこだったかな〜?」

 ああ!もしかしてアイヌ玉に見立てたお土産かな? 

「そうそう!アイヌの所だった!」

 ということで、その青に似た色を選んで作って、彼女と仲のいい先生に先週預けました。

で、今日、その方からメールが届きました。

「思っていた通りの色だった。
とりあえず提げて、ニヤニヤしてる。」

と、写真もつけてくれました。

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それを見て、私もニヤニヤしています。

#風鈴
#ガラスの風鈴
#オーダーメイド
#青
#blue
#windbell

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