『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2015年12月



クリスマスの日に、ずいぶん待たされた熱電対が来ました。
8日に注文したのに、、、

たぶん、忘れられているんだろうなって感じで、
いつ届くか?問い合わせしたら、数日後慌てて
わざわざ2時間近くかけて直接持ってきてくれました。

この、髪の毛のように細い細い50センチの線が、
50000円です、、、( ̄(工) ̄)


もっと早く来ると思っていたので、年内に火入れして、、、
と思っていたのですが、これで流れました。

坩堝も注文してからなかなか届かず、電話したら、
やっぱり忘れられていたそう、、、( ̄(工) ̄)

そうこうしているうちに、原料を注文していなかったことに気付き、
慌てて注文したら、もう20日には年内の配送の受付は締め切ったと、、、( ̄(工) ̄)

今年中に、赤ちゃんの手形やお位牌、溜まっているふるさと納税の
サザエグラスセット作りたかったんだけどな、、、

火入れは、来年4日頃になりそうです。
そこから順調にいけば、10日頃には再開できると思います。

ご迷惑をおかけしておりますが、もうしばらくお待ちくださいませ。



およそ、真冬とは思えないほどの陽気の冬至を迎えました。

西伊豆町在住ガラス作家の会主催の、キャンドルナイトの日でした。




15時に、それぞれ自作のキャンドルホルダーと、ストーブやらやカンやら、
備品も持ち寄って、粛々と作業を始めました。

去年は大風で初めての中止。
リベンジのホワイトデーは、風と雨に泣かされた記憶から、
いやー今日は本当に良い日だ!と、何度もみんなの
口から漏れました。笑




今年は、お客様が写真撮れるところ作ろうよ!

と、賢ちゃんの提案で、大きなハートを作りました。




手前の植木の島を海に見立てて、賢ちゃんの鈴与シリーズや
ふじっぴー、未乃ちゃんの富士山を配置し、みんなの青い
作品を並べました。



私はまだ、休業中でステンドグラスを使って毎日
なにがしか作っているのですが、吊り下げ型の
お家を新たに作ってみました。

屋根が熱で割れたら嫌なので、1個だけの試験点灯です。




そのうち、空が赤く染まり出して、ああ、今頃黄金崎は
素晴らしい夕陽が見えてるだろうなーと悔しく思いました。

向かいの山が真っ赤に燃えるようになりました。

イカンイカン!
今日はメンバー4人で展示だから、間に合わん!
夕陽が落ちたら真っ暗だ!!(◎_◎;)




そこへ、学校から直接歩いて長男が助っ人に到着。

朝、子どもたちに頼んでおいたのです。

いつも手伝っているので、いっぱしに使える人材に育っています。笑



暗くなった頃、今度は次男も来てくれました。

彼はおにぎりの販売もバリバリこなして、お釣りも出してくれました。














豚汁とおにぎりを、まきばさんに頼み、松崎の紫苑さんにパンやお菓子の販売を依頼。




他、個人的にギターとピアノのライブもレストランで開催されました。




NHKのNEWS WEBという番組からのオファーで、「冬至」というキーワードの写真を

探しているので送ってほしいと連絡があり、急ぎ撮影してメールしたところ、

0時近くの番組内でその写真が全国放映されたそうです。




時々小雨が降り、撤収時には箱が飛んで行くほどの強風で、大変でした、、、

けれど、お客様には暖かな時間をお届できました。


撤収手伝ってくれた、カネジョウさん、まきばさん、

準備からずっと手伝ってくださった役場の山本さん、

会場を貸してくださった黄金崎クリスタルパークさん、本当にありがとうございました。



穏やかで無風状態の昨日は、私が所属する、
松崎町江南弓道会の月例射会でした。

人と競うために弓を引いているわけではないので、
私は射会にはほとんど出ません。

自分の所属する弓道会なのに、月例射会は初めてでした。

実はこの月例射会、1年半ぶりの開催でした。
一年半前の射会の直後、会長が倒れたのです。

ギリギリのメンバーで行っていたのに会長不在となり、
それから開催できなくなりました。

江南弓道会はこの春から、松崎高校で練習できるようになり、
本来稽古するべき舟寄神社では、ほとんど弓が引かれなくなりました。

安土もガチガチに荒れてしまっていたそうです。

久しぶりに神社に行った代表の高橋さんがそれを憂いて、
掃除や整備方々、射会を復活させないか?と提案され、
私もそれならばと、今回参加しました。

そこへ、松崎高校弓道部の部員もたくさん参加してくれて、
総勢14名の賑やかな大会になりました。




高校生はバンバンあててきて、おばちゃんの出る幕じゃ
なかった
のですが、息子世代と、同じ的に向かって
弓を引くのは楽しかったです。




全員が、何がしかの生活用品をゲットし、差し入れの
ケーキや蒸あんパンを頬張りながら、和気あいあいと
終了しました。

会長は、先月再度倒れられたそうです。
見にこられたら、とっても喜んだろうになと、
残念に思うのです。

以前のように、毎月開催できるように頑張るつもりです。
会長が元気になるように、、、



暖かい冬だと思ったら、急に寒くなったり
また暖かくなったり、、、

今年は季節がおかしい、、、

って言われ続けて何年だろう?って思います。




紅葉も遅かったけど、一気に色づいて




そしてこの間の大嵐でほとんど散りました、、、( ̄(工) ̄)




工場長は、うちのストーブに張り付き、
眉毛を焦がしながら、ときどき息子の勉強を
見てくれています。(テレパシーで、、、)




早く窯直せよ!

って、ドヤ顔ですが、6万円の熱電対がまだ届きません。

3万円近い坩堝も買ってあります。

灯油は安くなってきたようですね?
今後どうなるか知らんけど、、、

今月中に火が入れば良いかな〜




先日、ネットでこんな記事を見つけました。

http://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/191035.html

ミカンが足らない?


実はここ3年ほど、近所のおじいちゃんのミカン畑
主人が世話をしてきました。

90歳の割にはかくしゃくとして、セニアカーを駆使して遠くまでフラフラと
出歩いて?いましたが、腰が悪いから農業ができないと、
デイサービスでバイトする主人に頼んできたのです。

その代わり、おじいちゃんの持っている倉庫の空きスペースに
田んぼで使う農耕機を置かせてもらっていました。

梅雨の時期の消毒や、夏の盛りの草刈りなど、
周りの人が「お金貰いな!」って言われたけど、
倉庫のレンタル料だと思って主人がやり続けてきました。

ときどき、おじいちゃんの作った野菜も頂いたりして
それで十分でした。

けれど、最近おじいちゃんは、娘さんの住む関東へ
引き取られて行ってしまいました。

別れ際、

「畑とミカン、頼むな。
食べて良いから、、、

また戻ってくるから、、、」


って、寂しそうに言い残していきました。

娘さんは、空き家になった母屋の倉庫や、裏の畑も、
私たちが使って良いと言ってくださいました。

とりあえず、今まで置かせてもらっていた工場から、
農耕機を移しました。

んで、たくさんのミカン、、、

親戚がたくさんいらっしゃるので、皆さんも自由に
採って食べますが、いかんせん多すぎる、、、

丹精込めて育ててきたミカンをダメにしちゃうのも
と、主人も私も、知り合いや実家に配ったのですが
まだあって、どうしようと思っていたところでした。

すぐに静岡県ボランティア協会に電話して申し込みしました。




おじいちゃんのミカン、すっごく甘くてびっくりするほどです。
差し上げた方は、もっと欲しいって、またもらいに来ます。

だけど、見た目が悪い、、、
皮がザラザラして、かさぶたのようになっている部分があるんです。

県ボラの方に相談したのですが、

「ときどき、皮が破れたようなものも送られてくるので、
被災された方にお渡しできないようなものはちょっと、、、」


っておっしゃってて、微妙だなーって。

でも、本当に美味しいんです。

見た目の悪いものを選別したら、40キロのミカンが
20キロにしかならなかったけど、今日宅急便で
静岡に送ります。

本当は直接持ち込みしようと思ってたけど、
20キロなら、高速料金やガソリン代とどっこいかな?


西伊豆を愛したおじいちゃんのミカン。
岩手県の皆さんを、元気付けられたら良いなって思います。



準備風景はこちら
http://fglass.i-ra.jp/e912604.html



暗くなるころ、点灯を始めました。

私が必死に作ってきた灯台は、LEDを使います。






賢ちゃんのクレーンも、夜間の作業に入った雰囲気

伊豆半島から夜、清水を見ると、こんな灯りが見えます。




賢ちゃんと明ちゃんのウサギが、
未乃ちゃんのティーセットでお茶会。






全くの無風で、大きく口が開いたキャンドルホルダーでも
全く問題ありませんでした。

ひどい時は、すぐに消えてしまうのです。

そんな年もありました。




3工房がそれぞれ作ってきたキャンドルホルダーなのに、
統一感があるのはなぜでしょうね?






ばかでかい富士山を作ってきたのは、未乃ちゃん。

能登島から戻って、光箱さんに行った時、

「上手く富士山の形にならなかったから
ボツにしようかと思ってるんだけど、、、」


って未乃ちゃんから相談を受けました。

「もう1個、吹いたんだけど、、、」

と、もっと綺麗な富士山を見せられたのですが、
先に圧倒的にでかい方を見せられたら、
絶対こっちがいい!!って言ったんです。

雪の部分をギザギザに彫刻したら、きっと富士山らしく
見えるよ!
とアドバイスしたのですが、

「言われた通りにして良かった!」

って、未乃ちゃんが喜んでいました。

大きい作品は、本当に思い通りにならないのです。
その苦労をわかるからこそ、何とか生かしてあげたいなって
思ったので、ちゃんと生かされて良かったです。




そんな未乃ちゃんのお家シリーズは、水に映って綺麗です。




さあ!いよいよコンテナ船。

ちゃんとコンテナが色違いになってて良かったです。




キャンドルホルダー並べて、こっちにも富士山描きました。




今年は、661名の来場者で、昨年よりも50名ほど多く、
招待客ではなく、入館料を支払ってご覧いただいた方が
52名と、大幅に増えたそうで、フェルケール博物館さんも、
喜んでくださいました。




翌朝、撤収作業を終え、フェリーに乗って帰りました。

昨日、満足に見られなかった富士山もちゃんと見えました。

海は、鉄板のように真っ平らで、昨日がうそのよう!




特別席には私達だけだったので、一番前の列
皆で陣取って、平らな波の無い海を進んで良い気持ち。

が、疲れ果てていた私達は、あっという間に寝たようで、
到着のアナウンスで起こされるほど爆睡でした。


本当に大変ですが、皆で楽しくなるように工夫して
より良いイベントになってきています。

そして、地元の方が毎年楽しみにされているのを
snsなどで調べると出てくるのが嬉しかったです。



たくさんの写真がまだまだあります。
こちらでご覧ください。

https://www.facebook.com/media/set/?set=a.783219618470548.1073741855.100003475514889&type=1&l=02d0d4900d













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