『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2015年11月



清水に着きました。

フェリー出て欲しくて、乗れて有難かったけど、
酔い止めが効かないほどの高波でした、、、

もう、ヤバかった、、、(*_*)

珍しく、メチャクチャ綺麗な富士山だったのに、
写真も撮れず、、、( ̄(工) ̄)


酔い酔いですが、早速賢ちゃんの図面通り
並べました。

フェルケールさん、駐車場メチャクチャ広くなってました!

お車でも大丈夫ですよー(≧∇≦)





いやー、いきなり冬が来た感がありますね。

今日の西伊豆は、冷たい西風がビュンビュン吹いてました。(O_O)

大嫌いな冬です、、、

昨日、さすがに工房のストーブ点けました。



工場長も、待ってました!と嬉しそうでした。

こんな風の中で、ヤギーズは呑気に反芻してました。



さすがに寒いらしく、顔の毛がプウっと、
膨らんでました。


さて、相変わらずバタバタと忙しい私、、、ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

日付が変わって、今夜の話ですが、この間告知した、
清水フェルケール博物館さんでキャンドルナイトを開催します。

http://fglass.i-ra.jp/e893873.html

私達、西伊豆町在住ガラス作家の会の仕事なのに、
認知されておらず、いつもお客様の口から

「ほら、西伊豆のあの美術館がやってるのよ!」

って、聞くのがガッカリで、、、( ̄(工) ̄)

だから今年は、もっと認知度を上げよう!と、
パネルを作ることにしました。



今まで日本中と書くと大袈裟だけど、でも各地で
開催してきた展覧会のDMをスキャンして、
会の成り立ち、キャンドルナイトを始めたきっかけ
などなど、説明文と作家の紹介。
後は、今までのキャンドルナイトのデザインの変遷。

それをまた、ボードにコラージュしなくてはならなかった
のですが、私は冬至の日のキャンドルナイトの
ポスターの制作も抱えていて、もういっぱいいっぱい。

そこへ、光箱の未乃ちゃんが、助太刀してくれてやってくれる
ことになったので、私はようやく、冬至の日のポスターを
間に合わせることができました。



で、さっきまで、新作のキャンドルホルダーを作ってました。




灯台を作るつもりが、1個作ったらどえらい大変だとわかり、
ツリーに変わりました、、、(笑)

んで、星を作ったら流れ星のようにしたくて、もうひとつ
水色でピューっとしたものを、、、

背が高いのは、灯りが目立たないですね、、、( ̄(工) ̄)

あ、灯台は、屋根があるから、LEDを使うことにしました。

販売分のガラス作品を梱包し、リストを書いてさっき、
全部車に詰め込み、今は明日男どもが食べる
晩御飯
の仕込みしてます。

と言っても、おでんなので、ストーブ任せです。

明日もこの風だったら、フェリー欠航で陸路です。
来週も、息子の柔道で藤枝です、、、
頼むから、フェリー出て欲しい、、、( ̄(工) ̄)

キャンドルナイトも、本当の炎で開催したいです。

ということで、お風呂入って寝ます。

ではまた、今宵、、、


前回まで
http://fglass.i-ra.jp/e910098.html


能登島での民宿は、さとみさんにしました。

http://www.notojima.org/inn/4535.html

晩御飯は、キジとかカモとか期待してたけど、
まさかのイノシシでした。



西伊豆でも食べてるーーー(笑)

あれ?イノシシなんか居ましたっけ?と聞いたら、
居なかったのにいつの間にか出没するようになったそう。

いまに、鹿が現れて、島の農作物を荒らすのかな、、、
今の伊豆とオーバーラップして考えてしまいました。

小鉢を見て、ほら!サザエに棘がないでしょう?

って二人に教えたら、ホントだー!ってビックリしてました。(笑)
内海で穏やかなので、棘出す必要ないんです。

味噌仕立てのイノシシ鍋美味しかったし、朝食に
アオリイカの一夜干しがでてて、それが絶品でした。
あと、名物のナマコね!(≧∇≦)


翌朝は、美術館へ行きました。

http://nanao-af.jp/glass/




GGGの明ちゃんは、能登島が初めてです。
光箱の未乃ちゃんは、工房でチフリーとかが来て
ワークショップやった時、学生で見にきてたんだって!

おお!じゃあ、私と23年前に会ってたのかもね!( ゚д゚)
なんて、出会って20年くらいになるのに今頃気づいた、、、


受付の方々が、「西村さん!」って私のことを
覚えていてくれてビックリと同時に嬉しくて、、、

手前の一番印象的な丸いホールは、ショップとカフェだったんだけど、
閉鎖されて数年経ちます。
活用されてなくて、すごく残念。

明ちゃんに一番見せたかった、池田満寿夫作のおっぱいから
水が飛び出るビーナス像
も、まさかの撤去でショックでした、、、

でも、乾隆ガラスのコレクション見たがってた明ちゃんも
満足そうでした。
私も久々に、ムラノ島の職人らしい作品を堪能できました。

3人で感心してしまったのは、館内で放映されていた
ガラス工業の解説ビデオでした。
すっごく面白かった。

屋外には、ガラスの彫刻作品がいっぱいです。




海に浮かぶ2つの小島、、、

主人とおべんと持って、カヌー漕いでよく行ったなーとか、
夏に美術館の駐車場に寝転んで、流星群を眺めた夜の
背中に感じたアスファルトの熱を思い出していました。


美術館から下ると、芝生の広場があります。



ここに、昔の能登島ガラス工房と、私達スタッフの寮である
レトロな木造の廃校がありました。
今の季節なら、真っ赤な蔦がビッシリと見えたでしょう。

私の部屋から見えた中庭の大きな桜もありません。

ここは入り口の辺りだな、、、
ここが工房の裏口で、、、


などと、もう何もないのに、心に透明な建物を浮かべて
楽しかった日々を懐かしみました。
ああ、素晴らしい4年半だったのだと、改めて感じました。


平日の工房では、昨日と違って、講座生の若者達が卒業制作を
頑張っていました。

菊池くんは、干支の猿を。



経営と運営のことで大変そうだったけど、両手を
真っ黒にして汗かいてる姿は、生き生きとしていました。

腕利きの女性スタッフは、とても丁寧に確実に
耐熱のカップを吹き、丸い取っ手を付けていて
そのヤットコの細工に感心したり、、、

周りで、上手くできなくて苦しんでいる講座生の姿は、
25年前の私の姿です。

入社後、私も多くの講座生を教えましたが、あの頃は
生意気で怖い先生だったなと反省することが多いです。

普段、自分の工房の中だけで完結してしまう日々を
送っている私達は、こんな風に他の作家さん達の
製作を見る機会がないので、とても刺激的でした。

菊池君とお昼を一緒に食べて、工房を後にしました。

丘を降りて行って、寄りたかった案山子窯さんへ。

http://www.kakasigama.com

山田さんは、元は工房の小学校の講堂から繋がる
中学校の廃校で製作されていました。
だから25年前からの知り合いで、私のことを当時の皆が
呼んだように、タンタンと呼んでくれます。

轆轤を回していた手を休めて、コーヒーで歓待してくれました。



海辺に自分で素敵な工房を建てて、お子さんも3人
立派に育て上げて暮らしています。
私の理想像です。(≧∇≦)



招き猫のルリちゃんは、2月22日の猫の日に
アニマルプラネットかな?TVに出るんですって!(≧∇≦)



イルカも見える日があるって教えてもらいました。

明ちゃんも、未乃ちゃんもとっても喜んでくれた場所でした。

もう一人会いたかった郵便局長は、不在で会えず、
書き置きとお土産を置いていよいよ能登島を後にし、
夕方金沢へ戻りました。




ご無沙汰しております。

毎日グルグル忙しいです。
町の保険委員の会合でたり、PTAの行事やら事務仕事。
8日間のうちに3回も家から2時間ほど離れた場所へ
息子たちの柔道の試合に行ってたのは今月の初め。

それも一段落し、ひさびさに柔道の試合がなくなった
先週の日曜日、西伊豆町在住ガラス作家の会
研修旅行で、能登島と金沢へ行ってきました。

作家の会は、すでに13年ほど活動していますが、
純粋に研修で旅行へ行くのは初めてです。

そして今回は、女将3人旅!(笑)

ほぼ同い年のおばちゃん3人での旅行は
初っ端から、珍道中になる予感が、、、

雨の朝7時に、GGGの明ちゃんの運転で大仁駅まで。
そこから伊豆箱根で三島駅まで。

三島駅のみどりの窓口で衝撃の事実

北陸新幹線は、全席指定でしかも、事前に売り切れるほどで、
すでに1席しかないと、、、

えーーーー!乗れないの?

次のにしたら、今度は金沢から先のサンダーバードが
指定が売り切れで行けないと、、、( ̄◇ ̄;)

グリーンが空いてるけど、プラス1人5000円近く!!(◎_◎;)

どうしよう、、、

悩んでいるうちに、1席の指定が売り切れ、駅員さんが
「これで立席券が発行できます。」と教えてくれた。




指定が売り切れたときに発券される立席券は、
文字通り、東京から金沢まで立ってる券。( ̄(工) ̄)

それでいいです!

と、飛び乗る私たち。(笑)

タラップで、スーツケースに腰掛けていたけど、
しばらくしたら、ちょうど3席空いてると
車掌さんが教えてくれて、座ることができました。

思った以上に時間が長かったので、座れて良かったです。



やっと金沢に着いたら、人身事故で50分遅れるとアナウンス、、、

鈍行で行こうかどうしようかとオロオロしたけど、
結果的には遅れたサンダーバードが鈍行を
追い抜くと聞いて、待つことにしました。

約束通り、50分遅れでサンダーバードは発車。



ああ!和倉駅、19年前と変わってないーーー!
駅前に、「はいだるい」があるーーーーー!(≧∇≦)

ここで、15時。
実に8時間が過ぎていました、、、( ̄◇ ̄;)

レンタカー借りるのが、あんなに面倒だと知らなかった
けど、何とか借りて、私がおぼろげな記憶を元に
私の運転で懐かしの能登島へいざ出発!

おおーーーーー!橋渡るのに料金所が無い!
島民でも出入りするたびお金払ってたんだよねー。

能登島大橋を渡り、走っていてもどこも変わらない。
穏やかでいい場所だったと改めて気づく。

民宿に荷物を置いて、能登島ガラス工房さんへ。



振り向くと、美術館の懐かしい建物が出迎えてくれました。

私と主人が4年半暮らし、働いていた能登島。
能登島ガラス工房さんは、建物が新しくなり、
長年働いていた大先輩が退職して、私達の同級生の
菊池君が采配を振るっています。

311の震災で、自分の工房の溶解炉が壊れ、岩手を後にした彼が
元気に新天地で頑張ってガラスを触っている姿を見るのは
本当に嬉しいことでした。

私の姿を見つけて、嬉しそうに迎えてくれて、
工房の中を案内してくれました。







私たちの旅の目的は、現在使っている灯油の溶解炉が
すでに耐用年数を大きく超えていて、次回築炉する場合は
別の窯、、、電気溶解炉を考慮に入れていたから。

能登島ガラス工房さんは、電気溶解炉を使って運営
されています。



実物を拝見し、実際に使われている様子や使用感を詳しく
伺うことができて、大変参考になりました。

そのうちに、終業時刻となり、我々は晩御飯を食べに
一旦宿に戻り、再び工房を訪れました。

菊池君達スタッフと講座生が、歓迎会を開いてくれました。

今の工房の話、昔の工房の話、講座生の製作の話を聞いたり、
私たちは西伊豆町のパンフレットを配りながら、
個人工房の話をしたり、西伊豆での暮らしを紹介したり、、、

19年前は、ここにいたんだなーと、不思議な気持ちで
能登島の夜がふけていきました。

続く、、、

http://fglass.i-ra.jp/e910102.html





毎年恒例になってきました、清水港側、
フェルケール博物館さんでの、キャンドルナイト!

2012年はこんな
http://fglass.i-ra.jp/e625133.html

2013年は2回行いました。
http://fglass.i-ra.jp/e678385.html

2014年は雨で大騒ぎ
http://fglass.i-ra.jp/e824021.html

そして今年は11月28日(土)に開催されます。

私たち西伊豆町在住ガラス作家の会は、
準備に夏から動き出しています。

キャンドルの灯りで、中庭に図柄を表現をするのも
恒例となってきました。

8月の会合で、今年のイメージは「船」で行こう!と決まり、デザインを
いつもお願いしているGGGの賢ちゃんにお願いしました。

翌月、9月の会合では、賢ちゃんが様々な船の図案を
たくさん描いてきてくれて、提示してくれました。




話し合って貨物船にすることにしました。

清水港といったら、コンテナを積んだ貨物船と
クレーンだよね!


と、、、^_^

で、先月、更に賢ちゃんが細かい図面を描いてきて
くれました。



中庭の、どの辺りから、何色のキャンドルホルダーを
何個置くか、、、

本当に細かく、手間のかかる作業を、有難いなあと
感謝しながら見ていました。

あとは、それぞれの工房で、新たなキャンドルホルダーを
製作します。

風や熱で毎年割れるので、補充を兼ねて、フェルケールさんの展示に
沿うようなイメージの作品を増やしています。

私もこっそり新作、いや大作を製作中

楽しみに待っていてくださいね。

同時開催で、黄金崎クリスタルパークさんの体験教室
ありますので、ぜひお出かけください。^_^

http://www.suzuyo.co.jp/suzuyo/verkehr/event/index.html#151128c

■日程
2015年11月28日(土)17:00~21:00
※雨天・強風の場合は博物館内でLEDキャンドルを点灯いたします
■会場
フェルケール博物館
■参加費
★見学料は入館料に含まれます。
大人:400円 ⁄ 高校生:300円
※当日は小・中学生は無料です
■主催・協力
【主催】フェルケール博物館
【協力】西伊豆町在住ガラス作家の会・黄金崎クリスタルパーク・西伊豆町
■お問い合わせ
フェルケール博物館さん
TEL 054-352-8060
Mail ver-m-szy@po2.across.or.jp
〒424-0943
静岡市清水区港町2-8-11
※駐車場に限りがございます。できる限り公共の交通機関をご利用ください。

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