『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2015年01月

色のついた作品を吹いた時、棹の先に、たくさん色が
残ってしまうことがあります。

ガラスの色は、ドイツから直輸入することが多いのですが、
高価なものなので、捨ててしまうのは忍びない、、、

時間がかかりますが、焼いてグラスナゲットにしたりします。

もっと大量に残っている時は、そのままもう一度
透明なガラスを巻いて、小鳥を作ることにしています。

昔、こんなご注文いただきましたね。
http://fglass.i-ra.jp/e635513.html


で、いくつかネットのクラフトサイトに出品中です。



モザイクグラスを作るのに、黄色のパーツが必要で
その時の色。

これはすぐに売れました。




こちらは、金で発色させる赤色。
だから、金赤色はガラスの中でも一番高価なんですよ。

けど、まだ売れてない、、、




これはグリーンの花器を作った時のものだったかな?




これはアクアブルーとグリーンの色が混ざっています。




下に少し泡を入れました。

これもすぐに売れてしまったのですが、購入者の方からの感想に

『こんなモチーフでこんな色合いのものがないかなあ、
と探していたそのままのイメージの作品で、
とても嬉しいです。』


と、書かれていました。

そんなこともあるんですね、、、







最近、石文の注文が多いです。

主人も、バイト先の方が、うちのブログかFacebookを
見ているらしく、

「ハートのガラス、欲しいって言われた、、、
好きな言葉を彫ってくれるのか?って。」


と、不思議そうに帰って来ました。

ハートのガラスの何が良いのかと、、、笑

そろそろ、バレンタインのだからじゃない?

って言ったら、「ああ、それでか!」
と、合点がいったらしく、スッキリしてました。(笑)

ということで、よく作るようになったせいか、
さらにハートの形が綺麗にできるようになってきました!(≧∇≦)

自画自賛、、、(笑)

さて、そんな石文を欲しいと友達から注文。

バレンタインのプレゼントではなく、この春、
未知の世界へ踏み出すお子さんたちへのエールとして。

彼女のお子さんたち、とっても感受性が高い子達で、
頑張りすぎて疲れて頑張れなくなっちゃうタイプ。
その度、子供達の不調や愚痴を、彼女が一身に受け止めて
支えてきました。

好不調を繰り返しながらも、ついに上の子はこの春就職。
下の子は、高校へ。

そんな彼らに、「だいじょうぶ」を贈りたい、、、と。



グリーンが好きな上のお子さんのために、グリーンで
作ってもらいたいということだったので、特別に
作りました。

裏には、更に彼女からのメッセージを彫りました。

それとは別に、もうひとつピンクの石文を、
退職する同僚に、「からだ大切に」と彫って欲しいと言われ、
合計3個、昨日発送しました。

私としては、本当は一番頑張ってる彼女に、
だいじょうぶって言葉、贈りたいな〜って思ってます。



日曜日、6名の団体で吹きガラスの予約が入っていました。

時間前に、ゾロゾロやって来たのは、まだ若い男女のグループ。
ご予約の際に、あらかじめ全員が「風鈴」を作ります
依頼されていました。

1月に風鈴、、、?

とりあえず、最初の方から順番に、選んでいただいた色で
吹き始めました。

みなさんとても仲が良い様子だったので、同級生か何か
ですか?と尋ねたら、社会人のバスケットクラブのメンバーだそう。
午前中は、伊豆高原でそば打ち体験を楽しんで、
午後は西伊豆で吹きガラス、、、というレクレーションだと。

下田にも、そば打ち体験やってるところあるのに、、、

って言ったら、えぇーーーー!って、(笑)

なんで風鈴なのか?って問いには
ある子が「風鈴作る!」って言ったら、んじゃ、みんなでやろう!
ってことになったそうです。(笑)

あーでもない、こーでもないと、みんなで騒ぎながら
みなさん完成〜(≧∇≦)

泊まり?って聞いたら
「沼津だし、これから帰ります〜(≧∇≦)」
って、帰って行きました。

三島で展示会やると、

西伊豆は泊まりじゃないと行けないわ〜

って、言われます。
私達は、買い物って言ったら、沼津三島まで出るんだけど、
向こうの方は西伊豆は遠いみたい、、、( ̄(工) ̄)

だから彼らみたいに、皆さんが軽やかに西伊豆まで来てくれたら
嬉しいなーって思います。

彼らが帰ってから、それぞれ選んで行かれた色の
輪っかを作りました。



翌日、窯から出たてをすぐにお送りいたしました。

年齢聞いたら、21歳だって。
彼らの親ごさんと同じだろうなー私の歳、、、( ̄◇ ̄;)

『雪山』『雲水』『サザエ』に続き、、、

いよいよ最後の酒器です。

本当はもう一つ作ったんだけど、ちょっとえげつなかったので、
却下しました。

一昨年、作ってみたんだけど、もうちょっと考え直してから
作りなおそうと思っていた酒器です。

http://fglass.i-ra.jp/e726400.html

こちらの作品をもとに考えました。

子どもたちと、星空を眺める時間が大好きです。
西伊豆は、天体観測には最適な土地だと思っています。



そんな夜空をイメージしました。




口元には、惑星のイメージで泡をぐるりと配置。




以上4点のぐい飲みと酒受け皿を、直接お送りしました。


その模様は、こちらの2015年1月10日のOAの最後の方で少し、、、

https://itunes.apple.com/jp/podcast/futurescape-podcast/id153305847?mt=2

お気に召したかどうかは定かではありませんが、、、汗


けれど、ご依頼いただいたMさんが、とっても喜んでくださいました。
私はそれが一番うれしいです。





『雪山』『雲水』に続き、、、


FAROでも人気のサザエグラス、、、

実は元々主人が作っていた貝の形のぐい飲み
私が色や足をつけて、口元をぎざぎざにして、、、と
リメイクしたのがヒットしたのでした。

サザエのぐい飲みを作ろう、、、

そう思ったときに、主人が作っていたスタイルを
思い出しました。



足を取ってしまいました。

雪山と一緒で、これも飲み干さないと置けません




でも、置いたら、おつまみがすでにそこにあるみたいで
結構可笑しいんです。




こちらも、酒受け皿に載せていただけたらと思います。

続く、、、

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