『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2014年01月



この間、クラフトサイトにアップしたペンダントが、
まだ一つも売れていませんが、
今日更に作ったので、またアップいたしました。

今回は、モチーフのボリュームがあるので、
チェーンの長さを長くして、胸元に輝くようにしました。


休業4カ月目になろうとしているのに、
まだ溶解炉の修理がなされていないFAROです。

燃料費が高止まりが続き、内心(火が着いていなくて本当に良かった)
と、思うこの冬です。

体験やお位牌のご依頼のお電話はいただきますが、
火が付いていないので、お断りしております。
それも数える程度です。

当然収入がないので、ガラスを溶かさなくてはなりませんが、火を着けたら
最後、支払いに苦しむのが目に見えていて怖い、、、

そんな中、夏のデパートでの売り上げを未だ払っていただけてない
ブローカーの画商さんに電話したら出ない、、、
出ても無言、、、
携帯に電話してもシカトされて、、、

もしかして、トンズラ???

嫌な予感がします。
今回は金額が大きいです。
3か月分の百貨店の催事の売り上げですから。

どうしよう、、、

そんな不安いっぱいな私ですが、できることからコツコツと~~~
アクセサリーをネットショップにアップしています。



只今、4つのサイトでそれぞれ販売中です。

iichiさん
creemaさん
tetoteさん
minneさん




こんな、透明なクリアケースに入れて販売中です。
台紙も可愛いでしょう?

これが売れない、、、、笑

今日は、企画展から帰ってきたガラスが割れていて、それもがっかり。
その上、信頼していたあのギャラリーに代金踏み倒されでもしたら、
立ち直れないかもーーーー

先週、町内の幼稚園保育園からのご依頼で、
保育士の先生方を対象に出張ガラス体験教室を開きました。

自分で吹いた板ガラスをいっぱい持って、、、

フュージングという技法なのですが、ガラスの破片や自由に切ったガラスを
お好みで構成してもらい、アクセサリーを作っていただきました。

説明しても、電気炉で焼くとどんなふうになるのか?皆さん全く
想像ができないので、一つ目はかなり不安げにとりかかっていました。

やはり保育士さんだけに、自分でガラスを切ってみたい!
思われる方が多く、カッターで傷を付けるのに、かなり苦労しながら
思い思いに制作されていました。

初めはおっかなびっくりだった皆さんも、3つ目を作るころには慣れて、
なかなか素敵な構成になっていました。




普段から、手先を使って絵や工作をされているからか
カラフルで、色づかいが上手です。

持ち帰り、それらを電気炉で800度近くまで5時間かけて熱上げし
焼成しました。




ほぼ同じアングルからの、焼成後です。
とろりと焼けて、様子が変わったのがお分かりになりますか?

可愛い作品がいっぱいですね~~~

あとは、皆さんが希望されたアクセサリーの金具を付けて行きます。

ブローチや、ペンダント、ストラップやヘアゴム、帯どめ、、、

あれ?指輪を選んだ方が一人もいないですね!

と言ったら、

預かっているお子さんを傷つけないように、

仕事の時は指輪をしない

から、
普段でもあまり付けないそうです。

なるほど~~~





今日は、三島市佐野美術館さんで開催中の

『兜 戦国アバンギャルドとその昇華』

を観てきました。

数日前、ウェポンマニアの次男(小4)が行きたがるかも?と、

『ねぇねぇ、今佐野美術館で“兜”の展覧会
やってるんだって!行ってみる?』


と話しかけていたのを聞いていた、中1の長男が

『それって、外国のやつも“来る”の?』

と聞くので、

『は?“兜”だよ?
外国のやつって、どーいう意味?(?_?)』


と私達が聞くと、長男が真面目な顔で

『いや、外国の“ヘラクレス”とか
“サンボンヅノ”とかさ、、、』



・・・(゜Д゜)・・・


ブッハッハッハ!(≧▼≦)
カブトムシぢゃねーよー!!


と、私達は泣くほど笑わせていただきました。

そんな超天然のお兄ちゃんも一緒に行ってきました。


さて、入り口で甘酒サービスがあり、飲み干した次男のカップの裏に
あら?青いシールが、、、?

『おめでとうございます!
ミュージアムショップの1割引き券が当たりました!(^-^)』


と、プレゼントを当ててました。(≧▼≦)

貴重な兜の展示だけでなく、刀もたくさん展示されていましたが、
とにかくどれもこれも、その造形、細工に舌を巻き、
全て見おわるのにかなり時間がかかりました。

長男は早く見終わって暇そうでしたが、次男は興味津々で、
それぞれの細かな細工の意味を考えながら鑑賞していました。

兜は滑稽なほど奇抜で、

(これじゃ、抵抗がかかって前に進めんやろ?)

と笑ったものもありましたが、洗練されたモダンデザインのものもあり、
感心させられました。

特に山内豊房の柏の葉を用いた兜と、田安家に伝わるサザエの兜が
素晴らしかったです。

しかし、今回の展覧会では、刀の外装のきめこまやかな装飾に圧倒されました。

目に見えないほどに細く細かな金の象眼や、本物のような質感のナメクジ、
珊瑚を採る小さな小さな人を、刀のつばに見つけた時の感動と言ったら!

また、さやには、なんと!鶴の足の皮を使ったものまであり、
本当に驚かされました。

とにかく素晴らしく、帰宅しても、子ども達と、図録を見ながら
あれこれ印象に残った作品の話をしました。

興味のある方、ぜひぜひお出かけくださいね。(^-^)

佐野美術館さん
http://www.sanobi.or.jp/tenrankai_current/

戦国アバンギャルドとその昇華
兜 KABUTO


平成26年1月7日(火)~平成26年2月11日(火)

入 館 料 一般・大学生1,000円 小・中・高校生500円
※毎週土曜日は小中学生無料
※15名以上の団体は各2割引
開館時間 10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
休 館 日 木曜休館
主  催 佐野美術館、三島市、三島市教育委員会、静岡第一テレビ
後  援 静岡県教育委員会
助  成 三島信用金庫
協  賛 伊豆箱根鉄道株式会社

〒411-0838 静岡県三島市中田町1-43 
TEL 055-975-7278 FAX 055-973-1790

昨年末、分別ごみ収集の当番で拾った、ステンドガラス用の板。

確定申告の為、1年分の経費を入力することから逃避するため、
寒い工房でシコシコ作っていた窓ガラスがようやく全て完成~

元々、台風で壊れたドアを、主人が鉄鋼でつくりかえ、
窓ガラスも、自分でロンデル(丸い板状のガラス)を吹いて
裁断し、はめ込んだのですが、真ん中の大きな部分は
なかなか吹けずに、数年間放置、、、

その間、アナグマやムクドリ、のら猫が出入り自由、、、
ポスター貼ったり、紐を通したりいろいろしましたが、出入り自由、、、笑




で、その部分を、拾ったガラスで埋めろ!
という、主人からのミッション。

どんなデザインが良いのかということよりも、拾ったガラスの中から
黄色の!ドアに合うガラスを選ぶのがまず大変、、、

やはり、黄色っぽいものや白っぽいものしか使えませんでした。

1枚、ただ切ってはめればいいのでしょうが、やはり面白くしたかったので
あれこれ考えて、水玉模様にしました。

最初に恐る恐る作ったのはこちら。



水玉の部分は、私が吹いたガラスを切って入れました。




次はこの間ご紹介した、夕だるまをへたらせたもの。
上下のピンクも、私が吹いたガラス。




で、3枚目が白い板ガラスを使って、間に入れた虹色は
この間お越しいただいた尾木ママ用に作ったけど
ボツになったガラスをもったいないから使いました。

上下のガラスは、以前失敗した虹の風鈴を溶かしたものです。




そして最後は、メインにしたかったので、中央のコバルト色の
ガラスに、工房のマークを彫りました。

あ、この窓だけは水玉は拾ったガラスを入れましたよ!
でも逆に、周りの透明のガラスは、主人が以前吹いていたロンデルを使いました。
昔の板ガラスのように、味わいがあります。




影もなかなか綺麗です。


FAROには、ステンドグラスを作る時の必需品である、
ルーターと呼ばれる、ピースを削る機械がないので、
削る作業が大変でした。

直角が出せないので、はんだが入っていくスペースがガタガタになり、
ラインが笑っちゃうほど太かったり細かったり曲がっていたり、、、

まあ、それはそれ。
こんな風に、ステンドグラスの作品作るのは、学生の時以来だったので
楽しかったです。

これでもう、ケモノ達は入ってこないでしょう、、、

あ、工場長『入れニャイ!』って怒ってましたが、、、



気付いてないか、、、笑

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