2013年10月24日 虹ばっかでしつこいけど、、、 虹ばっかでしつこいけど、7色の花器、やっと揃いました〜(-ω-) もー、腕が痛すぎる。 でも、続けて吹かないと、記憶力の悪いわたしは、作り方をすぐに忘れるから、一気にやっつけたかった。 まだまだ気に入らないものがあって、やり直したい気持ちですが、とりあえず一段落つけないと、腕がダメになりそうなので、、、 あと1〜2作品、12月までに作らないといけませんが、今度は虹ではなく、星空の作品を構想中です。(^-^)
2013年10月22日 かんなみ仏の里美術館さんへ ここのところ、本当にお仕事がんばっていて、 夜はへとへとでパソコンの前で寝落ちしてしまい、 記事アップまで行けない日々が続いております。 クリスタルパークさんでの企画展に向けて、大物の制作をしています。 いろんな色の大きな花器を7色並べてみたいと思って、、、 それがなかなか大変で、青と緑は2回も失敗。 赤も1回失敗していて、今やっと5本できましたが、 すでに8本も吹いてる、、、泣 とにかく重くて、長くて、ずっと回していなくてはならないので、 今は両腕の肘と手首が腱鞘炎で辛いです。 そんなお疲れモードのわたしですが、金曜日に 『かんなみ仏の里美術館』さんへ行くことができました!! http://www.kannami-museum.jp/ ガラス作家の会の視察で行くことになったのですが、 ず~~~~っと行きたかったので、すごくうれしかったです!!! 展示室へ入る前、ガラスの向こうに見える仏像群が見えた時、 ものすごい鳥肌が立ちました。 一木造りの薬師如来坐像と、その背後で守る十二神将立像を前に座り、 しばしの魂の交歓は、素晴らしい時間でした。 そして、左側から見守る阿弥陀如来と侍立像は、まるで金属で できているかのような重厚さとなめらかさが美しく、見惚れました。 十二神将立像は、皆頭に干支の彫りものが乗っていて、お顔の 憤怒の形相とにつかわしくなくて、本当に可愛く、 そのギャップが面白かったです。 特にうさぎなんかは、まるで雪に葉っぱを挿して作ったウサギみたいで、 めちゃくちゃ可愛い~ 美術館ができた時、みなさん、手が取れてなかったそうですが、 (サイトをみていただくと、手が無いのがわかります) 最近、元々安置されていた薬師堂の奥のリンゴ箱の中から、 昭和11年の新聞にくるまれて手が発見されたそうで、 すこしずつ修復しながら展示されているそうです。 すごい話ですね~ 仏様それぞれの、そこかしこにいちいち感心してしまう私でした。 本当に癒しの空間です。 まだ、行かれたことが無い方は、ぜひぜひお出かけください。 あ、美術館さんは、しずおか景観優秀賞も受賞されているんですよ。 ちかくに、隠れキリシタンが守ってきた『マリア観音』様がいらっしゃると 展示で知ったので、今度はそちらに伺いたいな~と思いました。 http://kannami13.sakura.ne.jp/culture-maria.html 最近、行きたいと願った場所に次々行く機会ができて、幸せな気分です。 帰りは、「ナマステ」でカレーランチしてきました~ 夕御飯まで、胃がもたれました~ つかれてるんですね~笑 タグ :#かんなみ仏の里さん#キャンドルナイト#仏像#函南町#西伊豆町在住ガラス作家の会
2013年10月13日 ガラスとお米 今年の初め、主人が何気なくつぶやいた 「たんぼやってみたいな~」 という言葉を聞き逃さなかった農業委員の方が、 ソッコーで、田んぼを辞めるという方と話をつけ、 「空いた田んぼがあるから、やってみないか? わからないことは、皆教えるから!」 と、気付いたら田んぼをやらざるを得ない状況に、、、 冬の間から、地主さんと耕したり、肥料を入れたり一緒に準備していました。 春になり、もう一度土を起こして、肥料をやり、籾を買って、 培養度に撒いて、育て始めました。 そんな時突然、主人の妹さんが余命わずかだとの連絡。 主人は全てを投げ捨てて、千葉に飛んで行ってしまいました。 戻ってきても、毎週のように千葉へ介護に帰りました。 私は、ひとりで家を守り、いよいよ田んぼに水を入れました。 ところが、上手く入れることができず、入った水は毎日モグラのせいで空に、、、 隣のおじさんの畑が、毎日のように洪水になっていて、 そのたび嫌味を言われて泣きたくなりました。 (今日は、叱られませんように) と、祈る気持ちで、毎朝、毎昼、毎夕、田んぼを見に行きました。 水が何とか入るように師匠達が手伝ってくれて、苗も何とか育てました。 アルバイトもしていました。だって、窯が壊れたままでしたから。 主人の気持ちは、すっかりガラスから離れてしまっていました。 (ああ、もうこのまま、ガラスは終わりかな~) そんな風に思いながら、いよいよ代かきの日になりました。 一人ではとてもできないよと、師匠達がトラクターで駆けつけてくれました。 私は後ろから、トンボを使ってへとへとになりながら、均していきました。 そこへ、主人から 「今、眠るように亡くなった。」 と、電話がありました。 「たんぼのことは、もうどうでもいいから、 そのまま放っておけ。」 そう言われたけど、私は悔しくて、そのまま続けることにしました。 田植えを目前にして、告別式の為、家族で斎場に向かいました。 「嵐が来る前に今日田植えしておいたからね。 ゆっくりしておいで!」 と、師匠から電話がありました。 師匠達が田植えをしてくれたのです。 帰ってきて、苗がず~っと続いている様子を見て、本当に感激しました。 主人の気持ちはなかなかガラスに向かいませんでしたが、 3か月ほど経って、突然窯を直してくれました。 田んぼも、私に代わって世話してくれるようになりました。 モグラとの戦いは壮絶でしたが、へこたれずに頑張っていました。 7月の水害では、砂礫で水路が詰まり、田んぼに水が来なくなってしまいました。 こんなに頑張ってきたのに、、、と、悔しかったけど、 自然には勝てないし、なるようにしかならないと思っていました。 しかしそのころは、ちょうど『中干し』といって、少し地を固くするために 水を止める時期に当たるそうで、1週間ほど止まっても大丈夫!と、 師匠達が元気づけてくれました。 水路が復旧し、再び水が入った田んぼは、ものすごいひび割れで 悲惨でしたが、それでも稲はちゃんと育ってくれました。 先月、クラフトフェアから帰ったら、今年一度もガラスを吹かなかった主人が、 グラスを吹いていて、びっくりしました。 黄金色のグラスを、、、 先日、子どもたちと家族四人で稲刈りをしました。 田んぼの稲は、日を浴びて本当に眩しいくらいに輝いています。 お米の籾の周りには、キラキラと輝く透明の毛がいっぱいでした。 イネ科の植物には、”プラント・オパール”と呼ばれる、植物性のシリカが 含まれていて、それでお米が透明に輝いていたり、葉っぱが ギザギザして手が切れたりするんだそうです。 ガラスの主原料である珪砂も、シリカから成ります。 以前、 ”ヤギのウンチを集めて溶かすとガラスになるらしい、、、” と、試していらっしゃったヤギ飼い仲間さんがいて、本当にガラス質の物質ができていました。 ヤギもイネ科の植物が大好きで、ウンチにはいっぱいシリカが含まれているんです。 ガラスとお米、、、 思いがけず、共通項があるとわかり、不思議だな~って思うのです。 そして、お米を作ることができたという経験は、私に不思議な自信をもたらしました。 『生きて行くために必要なお米を、私は作ることができる』 主人も、深い悲しみから立ち直ろうとしています。 田んぼからは、本当にたくさんのことを学び、感じさせられました。 助けてくださった、全ての方にも感謝の気持ちが溢れてきます。 大変だったけど、素晴らしい経験でした。 大変だったから、来年やるかどうかは別としてー(笑) あとは、新米をいつ食べられるのかな~ 米はいいから、藁くださ~~~~い!!! タグ :#たんぼ#西伊豆ガラス工房FARO
2013年10月12日 虹の気球完成~ ええっと、、、 この間、苦労してできた気球はこんな感じになりました~ 夕方の逆光だったので、トーンが暗いですが、 美術館でライトが当たれば、 また全然違った色になると思います。 とりあえず、1点完成してホッとしてます~ ところで、先日、クラフト作品販売サイト「Creema」さんで インタヴューを受け、只今掲載中です~ http://creema.tumblr.com/post/63714973977/faro タグ :#Creemaさん#ガラスの気球#虹の気球#西伊豆ガラス工房FARO