昨日、岐阜から“妹”一家がフェリーに乗ってやってきました。
いつもは、私が岐阜の展示会に出向いて会えますが、
今回やっと西伊豆へ来てくれました。
“妹”と言っても、私には弟しかいないので、心の中での妹分です。(^-^)
能登島のガラス工房で、彼女が生徒、私はスタッフとして出会いました。
私はまだ若かったし、たくさんの生徒を相手に先生をするのは本当に大変で、
まだまだ習いたいのはこっちの方なのに、、、と、不本意だったり、
私たちの寮に、講座生も一緒に暮らすことになるので、特に夏場なんかは
遊びに来ている人と、仕事で疲れている私達とのギャップもあって、
とにかく手厳しい先生として、生徒には恐れられていました。(笑)
そんな私に、彼女はそれでも付いてきて、なぜだかずっと大切に想い合う仲になりました。
そんな彼女が、彼女のご主人と、子ども達3人が、吹きガラス体験をしに来たのです。
4歳の末っ子は、私が能登島で飼っていた猫と同じ名前。
家へ入ってきたとき、
『たらいま、、、』
とにっこりしていました。(//∀//)
すぐに吹きガラス体験をしに、工房へ。
4歳、5歳、8歳が、全く動じず、楽しそうにガラスを吹いたり、
触ったりしている様子を見て、私は感慨深い思いでした。
わたしがかつて、ガラスを教えた女の子の子ども達に、
今ガラスを教えているんですから、、、
彼女もおんなじ思いだったと、後から話してくれました。
彼女は、ガラス作家となりましたが、今は主婦業に専念しています。
せっかくだから、彼女には一人で吹いてもらいました。
『10年ぶりで緊張するー!』
と騒ぎながらも、丁寧に記憶を呼び起こしながら、ガラスを吹いていました。
ご主人も、彼女がガラスを教えたことがあるということだったので、
私がガラスだけ巻いてきて、後は自分で仕上げてもらいました。
彼女は、本当に久しぶりのガラスに心から喜んで幸せそうでした。
そんなふうに、いつかまたガラスを触って欲しい人が、私の友達に何人かいます。
家庭に入ってしまうと、なかなか吹きガラスを続けるのは難しいけど、
いつかきっとまた再開してほしいなと思うのです。