『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2012年01月


今日の西伊豆は、雨というよりは荒れ模様、、、

みぞれに近い冷たい雨が、台風のように窓に叩きつけます。


先日知り合った、函南のyuuさんのお誘いを受け、来週の土曜日、28日に横浜の都筑区で開かれるクラフトフェアに出店させていただくことになりました。

生まれて初めての、クラフトイベントの参加です。

yuuさんが、本当に親身になってあれこれ気遣ってくださり、有り難く頼もしく思っています。


売れるかどうかすごく不安ですが、このイベントで何か判ることがありそうな予感がします。


もしもこれで駄目なら、ガラスを諦めたほうが良いと言う、神様の意思表示だと思うことにしようと、内心決めています。


冷えきった工房で、冷たい水を流しながらガラス達を加工しています。

指先の感覚が無くなって、うっかりガラスを回転する円盤の上ですっ飛ばしてしまいました、、、(T_T)


yuuさんも、制作頑張っていらっしゃいます。

私も根性で頑張ります!o(^-^)o



今日は、風一つない穏やかな朝でした。

初めての射会でした。


江南弓道会の会員で参加したのは7名。

古くからの会員の方の奥様方4人が、甘酒やお吸い物や豚汁、おしるこや漬物などなど、、、

大変なごちそうをすでに仕込んであって、本当に感激しました。

はじめましてと挨拶し、できることをすることにしました。


神社で祝詞をあげて、玉串を捧げ、全員で献杯して神事は終わりました。




その後、隣の弓道場へ神主さん達は移り、的へもお祓いをしていました。


新聞やテレビの取材がたくさん来ていました。




総勢、45名の参加者の中には山梨県や神奈川県からも来ていらっしゃる方がありました。


皆さん、一本づつ矢を出して、それをおみくじのように引いて立ち順を決めるのだそうです。


私は右も左もわからないのでお手伝いだけのつもりが、『あんたも出なさい!』と言われて、思いがけずデビュー戦と相成りました、、、(笑)





立ち順が決まったら、江南弓道会会長の“矢渡し”



それが終わると“花的”と呼ばれる、15センチ角位の色つきの板を的にしての競技から始まりました。


中ると、場内から歓声が上がりました。


次は“色的”で8射。

ダーツやアーチェリーのように、中った場所で点数が決まります。


それでやっと、普段どおりの白黒の“かすみ的”


ここまで9射していましたが、私はかなり緊張していている上に、どんどん冷えてきて寒気なのか武者ぶるいなのかガタガタ震えていました、、、(T_T)


そんな私は、途中まで隣の人の的を狙っていたりして!Σ( ̄□ ̄;)、一本も中てられませんでした、、、

13射目で、ようやく一中、、、(*_*)

でも、その後の4射も外しました。


皆さん顔見知りで仲良く、楽しそうに野次ったり茶化したり、アドバイスしあっり、、、


隣では、干物や肉のバーベキューを焼いて食べまくり、普段の弓道とは全く逆の賑やかさに、私は面食らいました。


あ、でも、『まつり』なんだった、、、と思い直し、、、(笑)


私は、黒板に皆さんの得点を書き込む当番になり、ボーリングのような得点の書き方を教わりました。


それが忙しくて、干物やおしるこには有り付けなかったのが大変残念でしたが、皆さんの楽しそうな様子を見て嬉しかったです。


最後に“金的”と呼ばれる少し大きい茶筒の蓋位の丸い筒に金紙が貼ってある、小さな的を狙います。


誰か中ったら、そこで競技は終了です。


私は的の余りの小ささに驚きながら弓を引きましたが、20人ほどが引いた頃、

『パーン!』


と、見事に中る音がして、拍手と大歓声。


始終、こんな感じてワイワイ楽しい場内でした。


本当に皆さん、弓を楽しんでいらっしゃるのがわかって、私もその雰囲気に包まれているのは楽しかったです。(^-^)


競技終了後、隣の公民館に移り、昨日用意した景品が入賞者に渡されました。


中には、


ちょっとしたお店ができるんじゃない?


と思えるくらい、大量のトイレットペーパーやら食料品をゲットしている猛者もいました。(笑)


ほんの2、300円の景品を、皆さん外野に冷やかされながら、とても嬉しそうに受け取っていました。


そんな中、おしるこを配っていた私の名前が突然呼ばれ、たった1中のみの私が、他の方の得点が良かったお陰で


『団体6位』


をいただけるというので、びっくり!




トイレットペーパー頂きました!(≧▼≦)


周りから、


『今日はデビュー戦だったんだよね?

良かったね!これからも頑張ってね!』

と、あちこちから声をかけて頂き、恥ずかしかったけど嬉しかったです。


皆さん『また来るよ!ヾ(=^▽^=)ノ』と、笑顔で帰っていきました。


片付けが終わったのは、16時。

寒かったのと慣れないことばかりで緊張して、すごく疲れましたが、また素敵な出会いが広がったのがわかり、とても楽しい1日でした。




昨日は、1か月ぶりに弓道の御稽古へ行きました。

とても寒い日で、どんどん冷え込んでいって
最後はつま先の感覚がなくなるほどでしたが、
本当に素晴らしい時間でした。

厭なこと、悩んでいること、心が動揺するようなことも
まっすぐ的へ気持ちが行く時、
それらすべてが遠くへ消えていきます。


この御稽古、、、

毎回たった100円をお支払いするだけなんです。

それだけで、最高の先生や先輩方、仲間と共に
清々しい時間を持てるなんて、去年の
今頃は知りませんでした。

本当に出会いは、素晴らしいです。


弓道の真髄は『真・善・美』であると、教本に書かれています。

柔道の『精力善用、自他共栄』も大好きな言葉ですが、
この『真・善・美』も、本当に素晴らしい目標だと思います。


真:偽りのない射はどのようにあるべきかと思い求めること。
善:心を鎮め、平常心を保つこと。
美:人間として、心を清らかにし、礼を重んじて弓に向かい合うこと。


これらが全て揃ったときに、的に矢が中ると
言われています。


これは、生き方にも通じていると思います。


”自分や人を偽らず、心穏やかであることが美しい。”

これができたら、神様と同じだと思いますが、
そんな人になれるように、努力したいと思っています。




この度は大変お騒がせ、ご心配をおかけいたしました。
心からお詫び申し上げます。

心温まるメール、コメント、実際にお会いしての励まし。
本当に有難く、感激しました。

また、下の弟や母親からまでコメント書いてもらって、
心強かったです。

昨日届いた、上の弟からのメールは本当に心が
揺さぶられる感動を覚えました。

「心無い人に『家族ごっこ』ってチャチャ入れられるのが
厭だからメールにするよ」



って書いてあって、そこまで配慮してもらって悪いなと
思ったり、、、

面と向かってはそっけない家族ですが、こんな時の家族の
応援は、本当に心強く、有難いと改めて知りました。

家族でいてくれて、本当にありがとう。




僕らも最近、出番が少ないよね??

弓道場、、、


おかあさんのこと、、、

これからも”どうじょう”よろしく、、、


庭のミモザに、小さな黄色のつぼみが付き始めました。

花が咲いたら、真っ先にある方へ花束にして送ろうと、わくわくしながらずっと待っていました。

昨年、記事に書いた

“ミモザさん”

へ、、、


http://faroglass.blog.jp/archives/1467492.html


昨年、庭のミモザが台風でひどく折れてから、ずっと心配していました。

ミモザのことも、彼女の体調も、、、


ずっとずっと、胸の奥がザワザワして、だけど2、3回ほどお会いしただけのお客様に、こちらからプライベートなことを尋ねるのも失礼かなと躊躇していました。


ミモザが咲いたら、花束を送ってそれとなく様子を伺うつもりでいたのですが、胸騒ぎがなかなか取れないので、思い切って年賀状を送ってみました。


そして今日、メールが届きました。


『長野のミモザの○○○です』


と書かれていたので、(あぁ、元気になられたのか!)と喜んで読み進めました。


数行で、ご主人からだと悟りました。


『3月にそちらに伺ってから、だんだん痛みが酷くなり、緩和療法に入りましたが11月7日に亡くなりました、、、』


体がカッと熱くなるのが分かりました。


『頂いたカエル、入院するときや家を離れる時には、“戻ってくるからね!”と、声をかけて出かけて行きました、、、』


その文字を見た途端、涙が溢れて嗚咽を洩らすほど泣いてしまいました。


彼女の笑顔、話し方、昨年のガラス体験の楽しげな様子、そして私達2人で


『大丈夫!』


って泣いたこと、、、


全てが思い出され、そしてまだ幼い息子さん達は、素敵な彼女の笑顔や声を忘れてしまうだろうと思ったら、悲しくて涙が今も流れます。


彼女の痛み、苦しみ、そして悲しみは私には計り知れないものですが、彼女が確かにこの世に生きて、輝いていたことを想いだせる証人であることを誇りに思います。


生きていて欲しい、、、


と願う人が亡くなるのは、本当に辛いことです。


だって、とっても若いんです。

フレンドリーで明るくて、ご主人も友達同士みたいな素敵なご夫婦で、子ども達はまだ幼児で、、、


逝くには本当に早すぎます。

残念で残念でなりません。

ご主人とお友達が、この3月に、昨年と同じコースを辿る旅をされるそうです。

ほんの数時間しかお会いしたことのなかった彼女のこと、もっと教えていただけたら良いなと思います。


本当に悲しくてたまりませんが、ミモザが咲いたらすぐに送って、仏前にお供えしていただこうと思います。


安らかにお休みください。
お会いできたことに、心から感謝しております。
ありがとうございました。

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