『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2009年11月

その1
その2
その3
その4
その5に続き、、、

沼津御用邸さんへお越しになるツアー客は多く、
近くの沼津港でおいしい魚を食べて、その後に
組み込まれているようで、とにかくひっきりなし
団体さんがいらっしゃいました。

お客様は、何の催しものかわからずに、私達の
作品を目にします。

したがって、
立っている私たちに、館内の説明を求めます。

あまりに説明を求められるので、お父ちゃんと私は
パンフレットを隅々まで読み、職員の方に、いろいろを
聞いて回って、知識を深めました。(笑)




この、歪みの入ったガラス

説明をサラっと聞き流すと、まるでアンティークの
ドイツ製のガラスに聞こえますが、よく説明を聞くと、
これが平成6年の修復の時に、オーダーしたものだと
わかります。

大正天皇が使っていたころのガラスは、奥の
白いパテが塗り込められているガラス
です。
日本の板ガラスだそうですよ。


お父ちゃんの作品を並べた廊下は、皇族方が歩く
場所で、その一つ窓側に、侍従達が歩く廊下があります。

皇族方が歩く畳は、目が倍多くて、しっかりしている
そうで、頭上のランプも、直撃しないように、センターには
吊るされていません。

こはるさんと、畳の目をしげしげと眺めたのですが
違いはわかりませんでした、、、

障子も、煉瓦貼りと言って、わざわざ難しい貼り方を
して、格を違えたそうです。




で、この欄間のぽっち

なんだかすごく気になって、お父ちゃんと尋ねましたところ、
両方を同時に引っ張ると開く、カギだそうです。




多くのお客様が、「トイレは水洗なのね!」
がっかりした様子で声を上げました。

確かに本物はその横の、漆塗りのおまるです。
引出しを開けて
陛下の健康チェックがされていたそうです。

今の皇太子殿下が小さい時に、お越しになる際に
水洗便所にしたそうです。




もうひとつ、「お風呂に湯船がないわ!」と言う声。

昔の殿様と一緒で、なにかあったらすぐに動ける
ようにか、人目に肌を出さないようにか、薄衣をまとって
かけ湯のみだったそうです。

それで、玄関の外に湯沸かし所というところがあるのですが、
そこで沸かされた湯を、廊下の下の秘密の通路から
運んできて、かけたそうです。




私達が展覧会をさせていただいたスペースは、
御所から移築した御殿です。

もとあった、貴族の別荘につなげたのですが、
そのつなぎから1段上がっています。

そこから皇族の方のスペースだということでした。
だから、1段下がると、侍従のスペースなわけです。




私と、井田さんが展示していた女官室

お客様が、ニヤニヤ笑って、

「”にょかん”だって、、、」

と言うと、後ろの人たちも二ヤ〜っといやらしい笑い
浮かべます。

「大奥だな」

と、ぼそりと言う人も、、、

大奥って、将軍の話でないかい??




隣の女儒室

ここでも、多くのおっさん(いや、失敬)が同じような
いやらしい笑いを浮かべて、

にょじゅしつ、、、ムフフ、、、」


と、笑うのです。

え??何で???

何がそんなにおかしいの??
このたった漢字3文字に、
一体どんな淫らな想像
掻き立てられているのか??

わからん、、、




まあ、そんな方々は1割くらいで、5割ほどの方は
ガラス展とは知らずに連れてこられたようでも、
熱心に見てくださいました。

井田さんの小物

すごく欲しがるおじいさんがいらっしゃって、
工房の連絡先をお教えしました。

最後に

ついでに、あなたの住所も書いといて」

と、おっしゃってましたがー(笑)




私の展示したビリヤード場

この部屋の本当の名前は「御玉突き所」

この札を見て、またニヤニヤ笑ったり、
大声で連呼したりするおじさん、おばさん方。

ハイハイ、、、と思っていたら、、、

若いお姉さん方まで、

「ヤーネェ〜 おん”たま”つきしょだってぇ〜〜」

と、キャピキャピ騒いだので、ビックリしました。

16時近くになると、だんだんとお客様も少なくなり、
御殿が静寂に包まれていきます。

窓の向こうの海に、夕陽が輝いていました。
美しい空気の色だな〜と思いました。


この日、3人で近所の讃岐うどん店に行って、おいしい
うどんを安く食べて、写真も撮ってきたのですが、
事故直後に、全てもどして大変辛かったのが
トラウマ
になって今は食べられません

残念です。



さて、多くのブロガーさんもお越しいただいた、
この「西伊豆ガラス作家展」も、残すところ
あと5日です。

27日の当番に行けるかどうか、わかりませんが
最終日の搬出には向かいます。

この日は、15時半から撤収が始まるので、
お早めにお出かけくださいね。

今年も、この子たちの季節になりました。

去年も、ご紹介しましたが、

http://faro.i-ra.jp/e62276.html

今年はニューバージョン

ピンクの子も、新たに仲間入りしました。

それから、大きい子は、マフラーがグリーンに。




ぞろぞろと、出番を待っています。

で、この子たちが向かった先は、、、




伊豆高原のギャラリーZEROさん。

http://azabu-zero.mo-blog.jp/info/


ZEROさんとは、去年ブログの神様が、またまた
トンデモナイ引き合わせ方
をしてくださいました。

http://faro.i-ra.jp/e45556.html

本当に、驚いた出来事でした。


それが御縁で、今回声をかけていただきました。
19日から、クリスマスまでグループ展です。

「森のクリスマス展」




みなさん、とても可愛い作品を出品されるようです。




素材も様々で、おもしろそうです。
私も、ぜひ見に行ってみたいです。




私ももう少し作品を送るつもりにしていたのですが、
事故のことで、ちょっと遅れています。




森のクリスマス展

2009年11月19日(木)〜12月26日(土)

火曜、水曜定休

12:30〜17:00

413-0232

伊東市伊豆高原別荘地1次98

TEL 0557-54-0117




お近くへお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。

小さくて素敵なギャラリーです。





もうすぐ12時45分ごろから、沼津コーストFMさんで
沼津御用邸さんで収録された取材の様子が
放送されます。

ネットでもお聞きいただけるそうなので、
ぜひ合わせてみてください。

http://www.coast-fm.com/cyobi_tv_se.html


今聞いてみたのですが、かなり音が悪いですね。
パソコンによって違うのかな?

私の声、もともといいものではないので、
更にひどい状態かも〜

ちなみに、著作権の関係で音楽の時間は
ネットでは無声になるそうです

その1
その2
その3
その4に続き、、、




この間写真を撮り損ねた、光箱の辻さんの作品です。


素敵な水指ねぇ〜〜


と、ため息をつきながら、お客様が通り過ぎます。

黒く見えるけど、本当はとても素敵な紫色が
下地になっているんですよ。




こちらは、アメリカ留学中の作品。

今から25年近く前のものになるのだと思います。
さっきの水指とは、全然違いますよね。

中央にある、球体のガラスがまるで浮かんでいるようで、
それが不思議だと、皆さん驚きながらご覧になります。




西付属邸を出て、松並木を抜けると、そこは

すごい!こんな景色が広がっているなんて知らなかった!

富士見のスポットもあったので、富士山が見られる日も
あるんだ!

絶景です。




ウィンドサーフィンやってる!

フェンスの外側は、海に沿って遊歩道になっていて、
それは素敵な散歩コースになっていました。

いいな〜
海岸線をず〜〜〜っと歩けるっていいな〜〜


キラキラと輝く海は、西伊豆とはまた違う
海の顔を見せてくれました。




一方、この間の当番の日は、主馬(しゅめ)と呼ばれる、
馬を扱う人の屋敷を使った喫茶室で、焼きおにぎり
食べました。

400円です。

「漬物が上品だ。」とお父ちゃんが唸っていました。




この間、ジャミラーズもここで、ソフトクリームを
食べました。

私は栗ぜんざい
小豆が大きく、縁の近くまで入れてあって、
白玉も3個のっていて、すごくおいしかったです。

付いていた、漬けものに男3人が群がる、、、
そのあと、お茶頂戴と言われ、お兄ちゃんに飲ませると、

「おいしい!これなんて言うの?」


ほうじ茶だよと教えると、うなづいて、次にコンビニで
お茶買う時に、ほうじ茶を選んでいました。


とてもいい日和で、光がグラスに注いで
影がきれいだと、ジャミラーズが喜んでいました。




グラスをクルクル回したり、並べたりして
輝きを楽しんでいました。

そんなのんびりとした時間が流れる御用邸さんでした。

さて、明日は私の3回目の当番です。

一昨日は、katochanさんがお越しくださったそうです。

当番だった、井田さんが
「なんか?”たんたんさん”って言っていたよ」
と教えてくれました。(笑)

ブログを見ていない人には、ブログ名で呼び合う姿
一種異様かもしれませんね〜


続く

おんじが一生懸命野菜を作っている畑は、
ボクんちの前にある。



この間、おんじが出かけている間に、先に帰ってきた
おばあちゃんが、
ボクが畑に入っているのを見て、
悲鳴を上げた。




つい、、、


食べちゃった。
ブロッコリーとカリフラワー、、、


柵に隙間があって、入れたんだ。

帰ってきたおんじは、
それはそれはガッカリしていた。


この間来たやまめさんの奥さんも、
「これは可哀想、、、」って、言ってた、、、






ごめんねおんじ、、、

反省しています。

おんじは優しいから、ボクのこと怒らなかったね。

ありがとう。おんじ、、、
ごめんなさい。

ごめんね、、、

本当に、、、





ダメだこりゃ、、、

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