『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2008年02月


ねえ、ご飯食べに連れてってぇ

ねえってばぁ!










あっ!おばあちゃんと遊んでたら、おんじが先に行っちゃった!

おんじ〜待ってぇぇ〜ダッシュ










ちょっと!私をおいていかないでよ!!  












おっぱいがジャマで、走りづらいんだからっ!











あんたは、写真1枚で駆け抜けたのに、なんでこんなに枚数必要なの??アタシ











ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!











おんじ〜待ってぇ〜











今日もいっぱい食べるわよ〜

ところでなんであたし達、うれしいとおしり丸見えになっちゃうのかしら??




今日は、先日作っておいた、西伊豆町生まれの赤ちゃん達のガラス手形を、本体に接着しました。flog 01

西伊豆町では、赤ちゃんが生まれた家庭には、お誕生祝いに地元ガラス工房製作の 「ガラスの手形」 が、プレゼントされます。icon27

  

11年前私達が、ガラス工房を建てさせてくださいとお願いしたとき、行政側から「逆に、あなた達は何をしてくれますか?」と問われ、思いついたのがこの手形でした。

手形をプレゼントする行政はその当時珍しくなく、どこでも見られたものでしたが、私達は地元のガラス原料を使うことにこだわりました。

その後ガラス作家の方達が、私達の移住を例に次々ガラス工房を経て、手形も製作を始めましたが、地元の砂を使っているのはうちだけです。

〜なんで西伊豆でガラスなの?という方にちょこっとメモ〜

西伊豆宇久須では、ガラスの主原料『珪石』が盛んに採掘されていた。
昭和30年代には国内の窓板ガラスの原料の、
80パーセントのシェアを誇っていた。
その後衰退し、現在は建築用の断熱材として使われている。

というワケです。

年に2回、お母さんと赤ちゃんを集めて、目の前で各工房が自分の作品をアピールします。
ステンドグラスや、プレート型、折りたたみの写真立て型など、よりどりみどりです。
その後、お母さんが好きな工房のスタッフの前に集まり、手型をとります。

粘土で型をとるのは、うちぐらいで、他の工房さんはインクで赤ちゃんの手形のスタンプを取ります。

この場面が、実はつらいところで、、、
最悪の場合、だれも来てくれない という事態が生じます。顔11
私も1度経験がありますが、あんなに惨め なことはありません、、、(泣)icon10

当初はFAROだけだったので、独占状態だったのですが(今思えば、あのころが一番暮らしが楽だったなあ、、、はぁ、、、)今では4件に増えました。

でも、お母さん方にとっては、これだけの種類の中から好きなものが選べるって言うのは、良いことですよね。

どこの手形も同じ価格なんですが、結構なお値段です。
いつも、( 来年は予算がつかない かもしれない)と担当の課の方からボソッと言われ、内心ビクビクしていますが、それでもなくならないですっと続いているのはすごいことだと思います。

西伊豆町に本当に感謝したいと思います。

さて、これはイーラブロガー、yu-miさんとこのイナバウアーちゃん の手形。

まだ、ガラスに起こしていません。(待っててね。)

ちっちゃくてかわいい手形を粘土で取って、このように石膏の原型を作ります。
あらかじめ珪石を砕いて砂にしたものを詰めた砂場を作っておき、そこへ先ほどの原型を押し込んでへこんだところに1300度のガラスを一気に流し込んで、手形は完成。

一昼夜冷ました後、フォトプレートや、FAROオリジナルの台を(これもチョイスできる)接着して、お名前や誕生日、身長体重、製作日を彫刻して完成。

後日、西伊豆町の木『椿』の苗木と共に、行政から贈られます。

全国的にも誇れる事業だと思います。
ずっと続いて欲しい仕事です。


ママにおっぱいもらいます!

ママと大きさが変わらない位になっちゃって、おっぱい吸うときにママがよろけるぐらいだけど、とってもおいしいので、まだまだもらいたいですっ!heart 08 

でも、もうママのおっぱい、小さくなってきちゃった、、、がっかりicon11






ペコちゃんの舌って、どっち向きだったっけ?

こっち??










草も食べて、お腹いっぱいになったら、ネムネムです!










うつらうつらします。

この瞬間が、気持ちいいんだよねえ、、、












つむじがかゆいので、こすってみたりします。

何だか安心します。












あぁ、、、気持ちいいっ!heart 02













ついに撃沈です、、、

おやすみなさい。





 
現在、宇久須の黄金崎クリスタルパークさんで、私たち始め、西伊豆在住のガラス作家の展覧会が開かれています。

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黄金崎クリスタルパーク開館10周年記念IV

 「西伊豆ガラス作家」展

2007.12.21Fri.〜2008.4.9Wed.(会期中無休)
会場/黄金崎クリスタルパーク・ガラスミュージアム

■主催  黄金崎クリスタルパーク/西伊豆町
■協賛  旭硝子株式会社

開館時間:9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)

入 館 料 :大人800円  中学生以下400円  乳幼児無料
      ※現代ガラスの常設展示もあわせてご覧いただけます
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前回は、賀茂村最後ということで開いてもらいました。
そのときは、大きな美術館で初めての企画展ということで、気負いすぎて(ああしてやろうこうしてやろう)と自分を大きく見せようとして、嫌な作品ばかり出品してしまいました。

今回は、もっと楽しんで今の自分をありのままに出そうとがんばりました。
すると不思議なことに、自分でも気に入った作品がいくつも浮かんで製作することができました。

画像は、3点出品している中の1点です。





主人はいつもマイペース。

私とは全く逆で、自己顕示欲のない人。
人が何て言おうが気にしない。
自分の信ずる道をただひたすら突き進むタイプです。

人の目や言葉を気にしてばかりの私には、うらやましい限りです。

 

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