
8月に受けた、ガラスのお位牌2点です。
とても長生きした、ワンちゃんのお位牌です。
わざわざ東京からお越しいただいたので、まさかペットの
お位牌を依頼されるとは思っていませんでした。
でも、たぶん兄弟と思われる男性2人が、
『ルイは女の子だったから、ピンクが良いよね』とか、
細かいことまで相談していらっしゃる姿を見て、
やはりペットは家族なんだな〜と、納得しました。
しかも、命日をお伺いしたら、2年も前のことでした。
ずっと忘れずに、お位牌を探していらしたんだなと感心しました。

そうして、こちらは男の子の赤ちゃんのお位牌です。
妊娠6か月で、おなかの中でひっそり亡くなっていたそうです。
こちらもパパとママが工房までお越しくださって、
デザインを考えていかれました。
私のリンゴと、洋ナシの色がとても気に入ったということで、
そのデザインで作ることになりました。
お位牌自体は、すでにおじいちゃんが『黒塗りのものを』と
決められてしまったそうで、でも自分たちだけで守る
かわいいお位牌が欲しいとのことでした。
同時に一緒に悲しみを共有した方へ、命日だけ彫った
同じ卵を贈るということで、2つ同じものをオーダーされました。
ママは、今でも苦しんでいます。
届いたメールには、彼女の悲しみと、絶望があふれかえっていました。

いつかきっと、ママの心が穏やかに、安らぎますよう祈っています。



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