そうそう。
表札と言えば、昨年も製作したのでした。

息子の保育園のお友達のママからのご依頼。

お知り合いの方のお祝事には、いつも私の
夕陽グラス宵のグラスを贈ってくださいました。

数年前に、ご主人の就職で神奈川県へ引っ越してしまい、
昨年茅ケ崎に一戸建てを建てたそうで、オリジナルの
表札を、ぜひ夕陽グラスのカラーで作って欲しい
という
ご注文でした。


この夕陽グラスのカラーリングが、お皿にすると、赤い部分が
少なくなる傾向があり、ましてや表札ですから、お皿自体の
厚みも倍以上にしなくてはならず、とにかく色の幅が狭くなる
要素たっぷりで、何度もやり直し、3枚製作しました。

いよいよ私が悲鳴をあげて、外周に紫を入れて色の幅を
太くする案を提示して了承していただき、4枚目を吹いて、
やっとこさっとこ完成~~

で、文字をどうするか???

サンドブラストで彫刻しても、文字は白いので、あまり目立ちません。
ガラス棒で描いてく、、、という案も出ましたが、お皿にしてからは
ガラス棒で描いている間に割れてしまいます。

私がフリーハンドで描いたとしても、その文字を彼女たちが
気に入るかどうかも心配でした。

何度もやりとりして、文字は本人にペイントしてもらうという
方法をとりました。

絵具とお皿を、茅ケ崎に送り、乾かしてから送り返してもらって、
電気炉で温度を加えました。




エナメル絵付けではないので、いつかはげたり、色が褪せたり
するかもしれないことは了承していただきました。

もしもそうなったら、また書きなおそうということに。




送り返された表札には、思いがけず彼女の故郷の
大田子海岸から見える夕陽が
描かれていました。

さすが、郷土愛の強い彼女です。
とっても上手!!!

春先は、この『ゴジラ岩』の目のあたりに、夕陽が落ちていくんですよ!


世界でたったひとつのオリジナル表札
彼女たちの生活を彩ってくれていると思います。