そうそう!
修理といえば、昨年も1件あったのでした。

預かった大切なトロフィーを壊してしまって大変困っているのだが、
直せるかどうか?というご依頼。

メールの画像でははっきり分からなかったので、あいまいな返事しか
できなかったのですが、やはりとっても大事なもので、
どうしても見てほしいから、今すぐ伺います!
と、東京から車を飛ばしてお越しになりました。




世界的に権威あるサッカーの表彰を、日本の少年が受けた時にもらった
トロフィーだそうで、預かっているうちにこちらの会社の方がうまく
梱包していなかったらしく、開けたら首が折れていたそうです。

世界で1人しかもらえないトロフィーなのに壊してしまって、その子にも
お詫びのしようがなくて、どこか直してくれるところはないかと、
探しまくってやっとFAROを見つけたそうです。

本当に大変お困りの様子。

けれど、私どもではサッカーボールを吹くことはできないので、
折れてしまった部分を接着するしか手がありませんでした。

それでもいいから、何とか直して欲しいとおっしゃって、
けれどすぐに返さなくてはならないから!と、お急ぎでした。

細かな破片は致し方ないですが、残った破片をパズルのように
うまく合わせ、ガラス用の接着剤で慎重に張り合わせました。




幸い、亀裂は下半分でしたので、正面や上部から眺めるのなら
十分耐える仕上がりまで回復できました。




ご連絡したら、夜の8時ごろ大急ぎでまた東京から引き取りに見えました。

修復箇所は、お客様が驚くほどの仕上がりだったようで、

『本当に助かりました!』

と、大喜びでお帰りになりました。