ここ1カ月ほど、やり直して、やり直して、、、

とうとう形になった「富士山」


初めは、卸業者さんが「富士山で何か作れませんかね?」
おっしゃって、窯が壊れた今は
箸置き程度しか作れないかな~
と返事して。

材料を探したら、奇跡的にというか、
(え?この日が来ること予知してた???)
と、不思議に思うくらいのドンピシシャな板ガラスを吹いてあったのを
発掘し、それをまず山形にカットして、、、

で、雪を彫刻して、やーできたできた!そこまでは良いとして。

で???って思ってしまった。

はしおき、、、って簡単そうでいて、実は、箸を留める仕組みが必要で、
更にくぼみなり歪みなりを加工しなければならない。

そんな加工をしていたら、箸置きの値段はどんどん高くなってしまう。
高価な箸置き、皆さん使わないですよね?

それからはもうグルグル悩んでばかり。

ブローチが初めに浮かんで、それからネクタイピンと思ったけど、
ただ富士山だけでは芸がないなとまた悩み、、、

顔を描いてみたり、金彩で「223」とか「3776」とか
「√5」とか描いてみて焼いてみたけど、幼すぎるなと。

エナメル絵付けで、雪を描いたら、表面がコバルト発色になっているので、
化学変化をおこしてすごく変な色になってしまうし、もうめちゃくちゃ。

電気炉で5回くらい描いては焼き、またと、、、試作しました。




結局、雲流模様と、ハートマークで落ち着いちゃった。
子どもなら、顔とかでも可愛いけど、自分がそのブローチ、
付けてみたいかな
って考えたら、嫌だなと思ったのです。




金具、付けてみました。

まだまだ改良の余地ありだけど、最初の試作からすれば、
かなり良い感触です。
これからまた、どんどん成長できるかもしれません。

手始めに、週末のフェルケール博物館さんでのキャンドルナイトで
販売予定です。