『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2023年10月


ガラスのクラゲ🪼
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久しぶりすぎて、前回全く思うように作れず、本当に私はポンコツになっちゃったのか?と焦った焦った(꒪ω꒪υ)

昨日リベンジしてみた。

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結果、ちゃんとできた(笑)

クラゲを作るのに適したガラスの作業温度じゃなかったのと、汚すぎたのが原因。

原料を入れた翌日だったので、柔らかく、綺麗だった。
泡凄かったけど、、、( ̄▽ ̄;)

他、ちょっとしたコツも思い出したので、今度こそ忘れぬようこと細かくメモを書き足した。

とはいえ、ものすごく制作時間がかかる。
1個作るのに1時間近くかかったりする。

それにかなり個体差が出るので、今回お問い合わせのお客様のご要望に応えにくい。

そのご要望とは、通販サイトに出ていた形。

ガラスがクラゲの上から覆い被さるようにトロンと垂れているスタイル。

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これはそもそも難しい。
色んな工夫をしていかないと、最終的に狙った形にならず、クラゲが押しつぶされたように変形してしまう、、、( ̄▽ ̄;)

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そして、格安だった頃の価格がご希望のようで(⇐あぁなんで非表示にしておかなかったか!)、ならばサイズを小さめにしようと思ったのだけど、大きかろうが小さかろうが、工程は変わらないし、なんなら小さい方が手間がかかって大変だった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

いろいろ作ったのでご覧いただくけど、果たしてお値段とイメージが合致するかどうか( ߹꒳​߹ )
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残りで綺麗にできたものは近々通販サイトにアップしますね。

あ、お高かったらごめんなさい( ߹꒳​߹ )

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死ぬほど忙しかったヨーヨーぐい呑みの制作のさなか、もうひとつ大きな注文を抱えていました。

上の弟からの注文でした。

コロナが発生する少し前にインドネシアへ派遣され、コロナ禍で2年帰国できず、春は健康診断で帰ってくるけど隔離措置があったりで、この3年国内で動くことは叶いませんでした。

で、5類になって隔離が無くなり、この春の健康診断で戻ってきた際に伊豆まで来てくれました。

土砂降りの中、お互いの無事を喜び(彼は2回もコロナに罹患してる)、お互いの子供たちの話などして帰りしな、

「はい、コレ」

と封筒を手渡してきました。
すぐにお札だとわかりました。

「色々、今大変でしょ?」

いやいやーーーー!!!
受け取れないよ!(( 'ω' 三 'ω' ))

と押し戻すと、

「今年きっと帰任できる予定なんだけど、その時現地スタッフや会社に贈り物をしたいから、小鳥とか諸々これで見繕って作ってよ(˶ᐢωᐢ˶)」

と。

FAROのことをいつも心配してくれていて、春は長男の就職トラブルもあって物入りで困っていたのを気遣ってくれたのでした。

姉のくせに弟に心配かけてすみません、、、( ߹꒳​߹ )

では精一杯制作させて貰うね!

と有難く受け取って、火を消すギリギリまで小鳥を40羽作っておきました。

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で、その後は展示会で大忙し。
他悲しい出来事や、硝子舎の活動もあり、記憶にないほど必死に過ごしていました。

さて、ガラス作ったらセットでやってくるあれ、私が大嫌いな「加工」がまだだったんですよ奥さん。(꒪⌓꒪)
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秋を迎え、弟から

「帰任が決まったから、そろそろガラスをうちへ送って欲しい」

と。

ヤバー( ;꒪⌓꒪;)

ということで、ヨーヨーのぐい呑みと小鳥の研磨地獄が重なり、死ぬほど忙しかったわけです。(笑)
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「適当に見繕って」の作品どうしようか悩んでいたら、"サザエのお皿"と指定があり、探したらいくつかありました。
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何年も前にふるさと納税向けに作ったのですが、ちょっと嫌なことがあり撤退してしまったので、デッドストックで残っていました。

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あとは、フルーツカラーのプレートと、ブルーパープルのフラワーベースも。

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在庫が残っているものを敢えて買い取ってくれる気遣いです。

私のことを心配ばかりしていた父に変わって、弟がいつも気にしてくれています。

本当にありがとうございます。

ガラスは、お嫁ちゃんの梱包で無事インドネシアへ届いた模様。

私の小鳥はインドネシアへと渡ったわけです。

そんなふうに弟からの支援があって、この秋の火入れができました。

本当にありがとう。

行く時は中高生だった子どもたちが、2人も働く大人になっていて、浦島太郎状態のようですが、帰ってきたら家族団欒を取り戻して欲しいです。

ほんと、インドネシアでコロナが凄かった時は、もう会えないかもしれないと絶望していました。

本当によかった。

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数億年ぶりに、クラゲにお問い合わせがあって、記憶を辿りながら作ってみたけど、ガラスが汚いし、自分も作り方忘れてる部分があって、ほんと全然できなかった。

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私って、こんなにポンコツだった?(  -᷄ω-᷅ )

って凹むほど。

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もうちょっと頑張ろうか、、、

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am1:00過ぎました。

夕方原料投入したので、頃合いを見てガラスを攪拌します。

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地獄の釜の中はこんな感じかな〜と思いながら、いつもグリグリかき混ぜます。(笑)

粉体だった原料は、1400℃近い温度で数時間加熱されると溶融しガラスになります。

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今はまだ泡吹いていてブクブクです。

これをあと数時間かけてゆっくり温度を下げていく過程で、泡も切れていきます。

が、私たちの手作り溶解炉は、綺麗なガラスがなかなか溶けません( ̄▽ ̄;)

昨日も立ち上がりは泡だらけ。
お昼に収まるけど今度は、上手く溶融できていないと発生する脈理という引っかき傷のようなものと、その固体のブツが湧いてきて、私を泣かせます(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

そんな非効率なFAROの手仕事です。

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今日の夜なべも終わりました。

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コッペちゃん、お付き合いありがとう。


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