『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記

2016年05月

今日は、中学校の参観日でした。
5キロマラソンの旗振りの担当でしたが、開始前に急ぎ郵便局へ、、、

先日の、「言い値でイイね!ガーデンセール」で集まった
義援金96754円を、やっと送金してきました。

ずっと、何日も考えました。

どこに、どれだけの額を送ったら一番ベストか?


最初は、ニュースでよく聞いていた町に送るつもりでした。
でも、いろいろ考えるうちに、一番辛いのは、心から
安心して住めるお家が無くなった方じゃないかな?
って思ったのです。

調べると、内閣府から被害状況が出されていることがわかりました。

当初は、全壊の数が多いところ、、、って選んだのですが、
半壊だって、はっきりいって住めないよね?って。

それで、全半壊で計算すると、かなりの市町が甚大な
被害を受けていることがわかりました。

そこで再び、どの市町に義援金を送ればいいか悩んでしまいました。

考え抜いた挙句、全壊が100軒を超えている市町で、
半壊が多い市町を抽出しました。

9687軒の熊本市、
7001軒の益城町、
1431軒の西原村、、、

そこからは1000軒前後になっていきます。
400軒の南阿蘇村は、全壊が150軒と多かったこと。
逆に全壊が100軒だけど、半壊が600〜700軒の大津町や甲佐町も
選びました。

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熊本市、益城町、西原村、宇城市、宇土市、御船町、
嘉島町、大津町、甲佐町、南阿蘇村、、、

以上の10市町に義援金を送りました。

大分県は、すでに対策本部などが解散しているので、
後は国に任せようと思いました。

それから、Facebookで知った、RQ九州の活動に共感
したので、支援金を送りました。

https://www.facebook.com/rqkyushu/


そして、東日本大震災で親を亡くした子どもたちに
大学進学の夢を繋いでくれる、みちのく未来基金にも
募金しました。

http://michinoku-mirai.org/s/greeting.html

みなさんから預かった96754円に、FAROから数千円
出させていただきました。
静岡銀行へ行く時間が取れなかったので、振込手数料が
余計に発生しましたが、被災地に10万円を義援金、
支援金として振り込みをいたしました。

当初は、自分が吹いたガラスの代金を、全額寄付するの
だから、どこへ送ろうが断る必要はないと思っていました。

けれど、初日の一番最初のお客様、美知子さんが
ご自身のご家族も被災されているのに、ガラスの
代金以上のお金を義援金箱に入れるのを見て、
自分の考え方を改めました。

中には、ガラスはいらないけど募金はしたいと思って、
仕方なくガラスを持ち帰った方がいたかもしれない、、、

ガラスが安価に手に入る、、、

というのではなく、ボランティア精神から、ガラスを
持って行かれたのだとしたら、そのお気持ちに
全身全霊で応えないといけないと思ったのでした。

私のお金の使い方、正しかったかどうかわかりませんが、
神様がいるとしたら、後はその想いお任せするだけだと
思うのです。

お賽銭だって、後でどんな使われ方してるかわからないのに、
みなさん気にしませんよね!
募金も同じだと思うのです。
悪い人に使われたとしても、困っている人を助けたい!
という、純粋な心は、誰にも汚されないはずです。
その心は、確かに存在するのです。
誰にも盗まれたりしません。

以前、ブログにも書きました。

http://faro.i-ra.jp/e170117.html

今もその想いは変わりません。

みなさんの想いが、その通りにきっと届くはずです。^_^


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ガッツだぜ!ニッポン!




この間、最後の原料袋を開けました、、、

と記事に書いたのですが、結局もう一袋必要になり、
注文して、今度こそ最後の原料袋です。



いつものようにスルスルと糸を抜き、白い原料を溶解炉に入れます。

日曜日から、無色透明のガラスではなく、若干色つきの
ガラスになっています。

なぜかというと、棹元と呼ぶ、吹き棹に付いていた部分の
ガラスや色が付いたガラス片を入れているから。




棹はステンレス製なのですが、1個吹くたびに、当然
棹元にガラスが残ります。
そのガラスには、ステンレスの黒いサビが付着します。
それを溶解炉に入れると、化学変化でガラスが緑色に
着色されるのです。

普段は入れないように注意している部分ですが、今週は
色が濃いものを吹くように計画しているので、ガラスが
緑っぽくても大丈夫なのです。

こうして、うまく活用していかないと、全て
産業廃棄物となり、宜しくありません。

まあ、以前経費削減で、グレードの低い原料を買って溶かしたら
今のような色だったので、そのガラスを普段使っている工房の
方には、全く問題ないガラスの状態でしょうけどね。


そんなわけで月曜からずっと、色の濃いシリーズの「かも風鈴」を吹いています。
170個近い注文ですが、今年の風鈴の注文はこれで最後だと思うので
頑張って制作しています。

とはいえ、昨日は午後から町の保健委員の会議で3時間近く拘束され、
夜はかも風鈴のデザインコンテスト作品の展示作業、、、

今日は一日中吹けましたが、夜は次男の柔道の稽古に同行。

明日は次男の参観日で、5キロマラソンの旗振りと
部活の懇談会があります。
夜は、長男の高校で弓の稽古です。

明後日あたりは、そろそろ田植えかなー( ̄(工) ̄)

そんなわけで、いつも通りバタバタな私ですが、
毎日精一杯生きております。

風鈴は週末には終わると思うので、その後はガラスを
もっと濃いブルーか何かにして、何か作品を吹いて、
今週中には窯の火を消す予定です。

コバルト色のガラスで、どんなもの吹けば
良いでしょうね〜 工場長、、、




ヒヤッ!
暑さで白目剥いてはる!






必死に朝から梱包作業、、、

ネット通販は、今のFAROにおいて、大きな位置を占めるほどの存在になりました。





取引数も、3年ほどでトータル1000個を超えています。
よく作ったし、よく送ったよね?私、、、( ̄(工) ̄)

価格帯は、1000〜4000円が主流だけど、時々4個セットで。
なんて注文もあるので、お一人で1万円以上購入される方もあります。

対面でないだけに、トラブルが起きないよう、できるだけ
応対は丁寧に注意しているので、疲れることもあります。

けれど、私の作品を「買ってやってるんだから!」という態度の
お客様には毅然として対応させていただいております。
もちろん、口調は丁寧に、、、

あーしろこーしろと、ブツブツ言われる方には、
お求めいただかなくて結構。
本当に求めてくださる方だけに、命がけで作ってるガラスを
届けたいってそう思うのです。

命がけ、、、って、大げさですかね?

ガラスって、溶かすときに発生するガス、原料自体も吸い込むと
身体に悪いし、第一死にそうに暑い工房の中で、
熱中症で頭ガンガンしてるの我慢してガラス吹くんです、
一日中、、、
左目は、炎を見すぎて悪くなっていて、仕事頑張るほど、
サーファーのように黒目が茶色がかってくるんです。

これって、本当“身を削ってる”よね?って、思うんです。

そんなわけで、クレーマーやエナジーバンパイアには近寄らず、
残りの人生は気持ちが良いこと、良いものを周りに
はべらせながら過ごしたいと思っているわけです。




君は気ままで良いよね、、、( ̄(工) ̄)



ガラスが少なくなったら、ガラス溶解炉の坩堝から
ガラスをかい出し、原料とカレットを投入して
溶融して、、、という工程を2、3日程度で繰り返して
仕事をしています。

とうとう、最後の原料袋を開けました。
今回の火入れから5ヶ月、火を絶やさず
ガラスを溶かし続けてきましたが、そろそろ
坩堝の消耗が激しいので、休業にする予定です。

少し休んだら、また再開しないといけないのですが、
これは主人の気分次第なので、どうなるか私には
サッパリわかりません。
田んぼもありますしね、、、

ということで、今は注文分の製作を急ピッチで
進めているところです。

かも風鈴と私のオリジナルの風鈴に注文が
入っていて、あとは通販のお客様の分。

これらが済んだら、火を消します。




サザエグラスに注文が入ったので、作りました。

そうそう!
今年から、サザエグラスには
地元産のガラス原料である珪石を
使ってできた賀茂ガラスを入れている
んですよ!

西伊豆らしさがパワーアップされました。(≧∇≦)

母の日は過ぎましたが、父の日のプレゼントに
サザエグラスやサザエぐいのみをよく選ばれます。

大切な贈り物に選んでいただけて嬉しく思います。

あと数日で火を消していると思いますので、父の日の
プレゼントにとお考えだった方は、早めにご注文
くださいね。

お待ちしております。




4月の搬入後、バタバタの日々が続き、アップしないまま
気づいたら明日15日が最終日でした、、、( ̄(工) ̄)

27日の朝は、サカエパンさんで、念願のチケット
10枚を200円として使ってさらにパンを買いました。




お隣で、息子たちに鮎太郎をゲット。
今年もおまけの和菓子を貰って、アクティブGへ、、、



去年、私の桜の箸置きを買われたとおっしゃる女性が
話しかけてきました。

桜子さんという方へ、贈り物をずっと探していて、
私の箸置きを見つけ、贈ったところとっても喜ばれたと。

葉っぱの箸置きも、息子夫婦に贈ったところ
喜ばれたそうで、

「あなたの気持ちが入っているのがわかる」

とおっしゃいました。

今年は、未乃ちゃんの葉っぱをたくさん買われて
嬉しそうにお帰りになられました。



声優の立花慎之介さんが、賢ちゃんの馬を買って
ブログに載せた時から、うららかさんには全国のファンが集まって、
こぞって馬を買い求めるそうですが、今回は台湾から!
お客様が来日され、賢ちゃんと嬉しいご対面を果たしていました。
























うららかさんで、以前から夕陽グラスをお求めいただいて、
結婚式の引き出物もご依頼頂いたI様ご夫婦が、今年も
お土産を持って来てくださったので、私も用意してきた
伊豆のポテチと、浜松のあげ潮をプレゼントしました。

ご主人は、未乃ちゃんの渋い酒器をたいそう気に入って、
けれど手持ちが足らない!とつぶやくと、奥様が

じゃあ!隣の十六銀行行ってくる!

と、引き出しに走っていました。

未乃ちゃんともご縁ができて良かったです。^_^






岐阜新聞さんから、若い男性記者が取材にこられましたが、
かなり面白い質問のオンパレードで、悶絶しました。笑

その時、写真を載せたいので、、、と一緒に写ったのは、
私の心の妹、シモでした。

毎年欠かさず見に来てくれて、一緒にランチをするのが
1年1度の楽しみです。

今年は、私がずっと行きたいと願っていた、ロザリエッタさんへ
車で連れて行ってくれました!

ロザリエッタさんは、先ほどのI様の引き出物がご縁で、
Facebookで知り合ってから、ガラスを買ってくださったり、
逆にこちらがお料理を通販で求めたりしています。

美味しそうなお料理の写真を眺めながら、岐阜へは
鉄道での旅なので、ずっと行けないと思っていました。

道すがら、シモの近況を聞き、頑張った彼女の
一年間を聞きながら、笑ったり笑ったり笑ったり、、、

彼女が元気でいてくれることが、本当に嬉しい。



40分しゃべり倒して念願のお店へ。



これ!うまっ!

と、何度も叫び、



ずっと食べたかった、奥様のスイーツも堪能。

お仕事中で、話は控えめにしましたが、毎日Facebookで
会っているようなものなので、初対面には思えないほど
すんなりお話ができました。

本当に、美味しい優しいお昼ご飯を、大切な人と
食べられたことが嬉しかったです。

戻って、未乃ちゃんと賢ちゃんを伊豆へ送り出し、接客するべく
17時頃までいましたが、平日ということもあり、お客様は
もういらっしゃらない様子で、私も帰ることにしました。

ヘトヘトだったせいか、名古屋へ行くのに、大垣行きに乗って
しまいしかも特別快速だったので、ずっと先で降りまた岐阜を
通過して名古屋から新幹線に乗りました。(@_@)

大好きな岐阜。
また来年行けることを楽しみにしています。

そんな私たちの展覧会、明日までです。
ぜひ、お出かけください。


◆2016年4月27日から5月15日まで  
「西伊豆ガラス作家展」

器の店 うららかさん

10:00-19:00(最終日17:00まで)

http://www.uraraka-select.com

〒500-8856 岐阜市橋本町1-10-1 ACTIVE G307
TEL:058-269-3150

共催:西伊豆町 後援:静岡県



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