『灯台もと暮らし 』西伊豆ガラス工房FARO徒然日記


以前からご要望のあった、サイズが小さめのものを作ってみました。


手のひらサイズ、、、
可愛いです。(≧▼≦)


これからは、このサイズをメインで制作しようと思います。


新しい『ほほえみカエル君』をよろしくお願いいたします。(^-^)

高校時代からの友人が先日家族で体験に来てくれました。

にこぐさの庭のアーキウェルワークスさんです。

高校を出てから再び会うことが無かった彼女と
またこうして交流できるようになったのは
彼女が私のブログを見つけてくれたことでした!

http://faro.i-ra.jp/e45035.html

すごいでしょう??


ご主人と、小さなお子さん2人と、みんなでそれぞれ
グラスや風鈴を作っていってくれました。

http://matsu0725.hamazo.tv/e3543021.html


彼女は去年の磐田市新造形創造館さんでのグループ展にも
来てくれて、その時連れてこられた息子さんが、
その場に売られていたガラスのゴマフアザラシ
欲しい!とせがんでいたので、

『それなら、おばちゃんとこで作らせてあげる!』

って安請け合いしたのでした。

ちゃんとその時、携帯で写真を撮って保存しておきました。


小さい子はすぐに忘れるかもなあ、、、

と思っていたら、やはり彼はちゃんと忘れずに覚えていて
私に作ってほしいというのでした。

けど、この間上野動物園で見た、
パンダがいいというのです。

お姉ちゃんが、アザラシがほしいというので、
まず、そちらを先に作ってみました。


作り方はわからなかったけど、携帯の写真が功を奏し(笑)、
作り方が想像がついたので
なんとなく似たものが作れました。

しかし、パンダはどうしよう、、、

耳を主人に持ってきてもらうのを頼むとしても、
目の周りの黒をどうしようか、、、

しばらく悩んで、パウダーで付けて見ることにしました。

目の前でなんとなく形になっていくパンダちゃん。
すでに飽き始めている息子さんは、
あまり関心ない様子。笑

一方で、アークウェルワークスさんの方が、

『可愛い~~~』

と、大喜びしてくれていました。笑




ちょっと涙目になってしまったのは、ご愛敬~~


他にも、サンキャッチャーを大切な結婚記念日の
記念品として買って下さいました。

http://matsu0725.hamazo.tv/e3543116.html


とっても楽しい、嬉しい訪問でした。

来てくれて、本当にありがとう!!
また会おうね!

1月につぼみができた、庭のミモザ。

いつ咲くかな〜と心待ちにしていました。

ミモザさんに贈るために、、、

http://fglass.i-ra.jp/e442403.html


3月の初めに、ご主人と彼女の忘れ形見の
息子さんたちが来ることになっていました。

その前に、お宅へ送る予定でした。

しかし、いつまでたっても咲く気配がありませんでした。

これはひょっとして、3人が来るのを待っているのかも、、、

と、思うようになっていました。


約束通り3人が訪れるころ、ようやくミモザが咲き始めました。




車から降りたご主人は、私と目を合わそうとしませんでした。

続いて、小さなボク達が降りてきました。

お兄ちゃんは多分まだ保育園でしょう。
弟君は、2歳くらい。

ちょうど1年前は、ママが一緒だったんだ。

そう思うと、本当に寂しくなりました。


彼女が私に病気のことを打ち明けたあの日、、、
あれから8カ月もしないうちに、天国へ行ってしまったのでした。


彼女のこと、何も知らなかった私は、今日ご主人が
みえたら、いろいろ伺おうと思っていました。

けれど、全く彼女のことを切り出すことができませんでした。
同じようにご主人も、一切触れません。

いつもどおり、何となく世間話をして、お子さんが危なっかしいので
追いかけたりナンだカンだとしているうちに、時間は過ぎました。


小さな風鈴を選んで、お買いあげくださったら、ご主人が

『さあ!行こう!、また来ます!』

と、さらっと言って車に向かったので、私はあらかじめ
花束にしておいた、ミモザの花を別れに手渡しました。


車を見送り、私はお悔やみの言葉も何にもかけられなかったのを、
それでよかったのか自問自答していました。

翌日メールが届きました。

あの後、3人でミモザさんと廻った同じ場所をたどったのだそうです。

車から降りることができず、車内で合掌しただけの
場所もあったそうです。


そんなご主人に、ある場所では、お兄ちゃんが

『ここ、おかあさんと来たね!』

と、声をかけたのだそうです。

子どもの方がしっかりしていると、励まされたような
気持ちだったというような内容でした。


崩れてしまいそうで、私ともちゃんと向き合って
話せなかったのだと、、、


『いつも通りに接してくれて助かりました。』

と、結んでありました。

彼女のことを切り出さなくて、それで良かったのだと
思いました。


『先生が、“今スグには死なないから、大丈夫!”っていうんで、
来ちゃいました!あはは!』

と、笑顔で言った、彼女の声がまだ私の耳に残っています。


最期の旅に伊豆を選んでくれてありがとうございました。

出会ってくださって、本当にありがとうございました。


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